ライオンズゲートの期間はスピリチュアルなエネルギーが高まります。この期間に宇宙のパワーが強くなって体調不良になったり、好転反応が出るといわれます。
なぜそんなことが起こると言われるのでしょうか？
本当なのでしょうか？
起きるとしたらいったいどんな症状が出るというのでしょうか？
嘘じゃないのでしょうか？
ライオンズゲートと体調・さまざまな症状。
その正体について紹介します。
ライオンズゲートの症状・体調不良？
ライオンズゲートの期間。つまり7月23日～8月22日のあいだ。ニューエイジ系では7月26日～8月12日の間。
どちらにしてもこの期間に様々な体調不良をうったえる人がいます。
眠い、お腹が空くといった軽いものから。
めまい、むくみ、体がだるい、しんどい、つらい、 しびれなどの未病や病気未満の症状。
さらには、下痢、お腹が痛い、頭が痛い、胸や喉が痛い、かゆみがひどくなる、生理不順などのものまで。
あなたもそうなのではないでしょうか？
もしライオンズゲートの期間にこんな症状がでたら「ライオンズゲートの影響かも？」と思うのも仕方ありません。
そんなときに「これは宇宙のエネルギーがあなたの体にに降り注いだので好転反応がおきているから」「エネルギーが強いから」とか。
「水を飲んで悪いものを出せば治りますよ」とか言われたら。
「そうなんだ」と思って納得するかもしれません。
でも
ライオンズゲートで好転反応は起きません。
ライオンズゲートで体調不良になることもありません。
その理由は。
ライオンズゲートはスピリチュアル（精神的）なものだからです。
ライオンズゲートで肉体に変化は起きません。
じゃあなぜ７月の終わりごろから８月の中ごろにさまざまな症状が出るのでしょうか？
それはズバリ。
夏バテ か風邪の可能性が高いです。
今なら新型肺炎の可能性もあります。もしそうならウイルスをばらまいて人に迷惑をかけることになるので、症状が出てるなら診察を受けるべきでしょう。
どうしてそうなるかというと。暑い日が続いたり季節の変わり目だからです。ライオンズゲートの前後の期間は夏の暑さがピークになる日。今まで暑さに我慢していても、そろそろ体力が限界に来て体調を崩しやすくなるころです。
また立秋（８月7日）をすぎると朝夕の気温が下ります。
立秋はライオンズゲートの起きる日はほぼ同じ。年によってはピッタリ一致します。
立秋を過ぎても昼間の暑さはそれまでとあまり変わりません。でも自然界では徐々に秋の準備に入っているので朝夕は気温が下がることがあります。
朝夕と昼の温度差が大きくなるので体調管理が難しくなるのです。
こんな理由が重なって８月上旬くらいから体調を崩す人が出てきます。無理をせず、栄養のあるものを食べて十分な休養をとるように心がけましょう。
眠気は暑さのせい
眠たい。ということは夜はぐっすり眠れていないということ。エアコンが強すぎたり低すぎたりしていないか調整して、適度に眠れる温度を見つけてみることをお勧めします。
日本では古来、8月上旬に「ねむり流し」という習慣があります。8月上旬は暑さのせいでぐっすりと眠ることができず。昼間に眠気が襲ってくることがあります。そのため人形（ひとがた）などの形代（かたしろ）に眠気を移して川や海に流すという行事がありました。とくに東日本で盛んです。ねむり流しが ねぶた（ねぷた）祭り や竿燈祭りの起源になったともいわれます。
このように古くからこの時期には体調が悪くなると信じられていました。ライオンズゲートは関係ありません。暑いから眠くなったり、様々な症状が出るのです。
他にも体調不良の原因はあると思います。
私は医療関係者ではないのでこれ以上詳しいことはわかりません。体の不調が疑われる場合は専門の方に診てもらってください。
占星術的な意味＝肉体の変化ではない
西洋占星術ではしし座は火の星座。ポジティブで向上心が強く目的意識がはっきりしています。でもその半面、興奮しやすい、冷静さを欠いてしまうというマイナス面もあります。
だから行動や生活には気をつけましょう。というのが占星術的な意味です。
占星術は予言や予知ではありませんし、肉体的変化が出ると決まってるわけではありません。こういう解釈ができるから生活の知恵として役立てようというものです。
ライオンズゲートで体調不良のネタバレ・ドッグデイズ
7月末から８月にかけては体調が悪くなることは昔から世界各地で知らてています。
ヨーロッパでは７月から８月中旬の暑い時期をドッグ・デイズまたはドッグ・デイズ・オブ・サマーといいます。
古代ギリシャ・ローマの夏負けしやすい季節
その起源はギリシャ・ローマ文明でヒライアカル・ライジングの後の期間に気温が高くなって病気が流行りやすかったから。
ヒライアカル・ライジングとはシリウスが太陽とともに東の空に現れる現象です。古代エジプトではヒライアカル・ライジングがおこる時期にナイル河の氾濫が起こっていました。だからシリウスは信仰の対象になりました。
ところがギリシャやローマではヒライアカル・ライジングが起こる時期は夏の暑さがやってくる時期に重なりました。夏の暑さで病気になりやすいのでヒライアカル・ライジングは不幸の前触れのように思われたのです。
ヒライアカルライジングは暑い時期の始まり
ヘレニズム占星術（古代エジプトや地中海沿岸で行われた占星術。ヨーロッパ占星術の元になったもの）では暑さ、干ばつ、突然の雷雨、無気力、発熱、狂犬、不運と関連があると考えられました。
現代のスピリチュアルな世界ではライオンズゲートとヒライアカル・ライジングは同じ時期に起こると考えられています。正確にはピッタリ一致はしませんが天文学的な正確さを気にする人はいないのでだいたい同じとされています。
つまり。
ライオンズゲート → ヒライアカルライジング → ドッグデイズの繋がりでライオンズゲートの期間は体調が悪くなりやすい。と言われるのです。
スピリチュアルの本場では体調不良は言わない
ドッグデイズがあったとしても現代では夏の暑さのせいで体調が悪くなることはわかっています。
欧米の人はそれを知ってますから欧米のスピリチュアルファンはライオンズゲートで体調が悪くなるとは言いません。
でもなぜか日本のスピリチュアル業界ではライオンズゲートの影響で症状が出ると言うのですね。不思議です。
ちなみにドッグデイズは日本の二十四節気でいうと大暑～立秋～処暑のころ。この季節は日本でも夏バテ、夏痩せしやすい、体力がおちて病気になりやすい、体の不調が出やすい時期と考えられています。
もうおわかりでしょう。ライオンズゲートの期間に起こるものでも、体調不良は純粋に気候が原因です。
ライオンズゲートのスピリチュアルなエネルギーで直接体調不良が起こることはありません。
ライオンズゲートに好転反応はない
暑い夏を無事過ごすために注意を促す期間があるのはどこの国でも同じようです。
今は新型コロナウィルスも関心が薄れ、マスクや手洗い、うがいなどの対策もおろそかになっているはず。でも決してなくなったわけではありません。油断していれば感染します。別の病気の可能性もあります。
熱が出るとか、喉や胸が痛いとか、風邪に似た症状が出るなら。医師に診てもらうのをお勧めします。症状が出てるのに軽いからといってウイルスなどをばらまいたら人に迷惑がかかります。
どうか安易にライオンズゲートと「好転反応」は結び付けないでください。
心身の不調が起きてもライオンズゲートのせいだからと安易な気休めはしないでください。十分な栄養補給と十分な休息、適度な冷房を心がけましょう。
霊感商法にだまされないで
ライオンズゲートには体調不良も好転反応もありません。
「病は気から」という言葉があるように。精神的なものが体に影響を与えることはあります。心は影響をうけやすいものです。
もしライオンズゲートで体調不良が起きるとしたら。
「ライオンズゲートは体調が崩れるよ。めまいがするよ。生理が乱れるよ。」と言われて不安になって心のバランスが崩れて。それで本当に体調不良になってしまう場合です。
つまりあなた自身が体に暗示をかけているのです。
あなたがあなたの体にストレスをかけてしまってる場合です。
そんな宇宙のエネルギーを安直に身体的な不調に結びつけるやり方は霊感商法的な危なさを感じます。
なにかのエネルギーを浴びて肉体に変化がおこるならそれはスピリチュアルなエネルギーではありません。肉体に変化が出るほど強力なエネルギーなら物理的・科学的なエネルギーです。もしそんなものが存在するなら危険です。
スピリチュアルは「心」「精神」の問題。
あなたの心がどう感じるかが問題。
体がどう反応するかは関係ありません。
だからライオンズゲートが体の不調に結びつくことはないんですよ。
あなたがライオンズゲートで不安に思ってるなら今すぐライオンズゲートで体調不良は起きないと心に言い聞かせましょう。今すぐです。起きるはずがないんです。
それでも体調不良が起きる場合は医学的に原因があるかもしれないので医療の専門家に相談してみてください。
体調については勝手な判断はしないほうがいいですよ。
ライオンズゲートの意味についてはこちら。
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