新撰組ゆかりの寺として有名な壬生寺(みぶでら)。
ファンなら一度は行ってみたいところですよね。
だけどそれだけじゃもったいない。
壬生寺にはご利益のありそうな見どころもいっぱいです。
厄除け、開運、夜泣き、歯の病気まで。
せっかく行くなら、ご利益もいただいてかえりましょう。
お地蔵様のご利益
壬生寺のご本尊は延命地蔵菩薩。
お地蔵様です。
お地蔵様って道ばたにあるやつでしょとか罰あたりなこと言ってはいけません。
子供だけの守り神でもありません。大人もご利益をいただけるのです。
10のご利益のあるたいへんありがたい仏さまなのです。
その10のご利益を現代風に訳すとこうなります。
1.安産。
2.丈夫な体になる。
3.病気がなおる。
4.長生きできる。
5.知恵が付く。
6.金運アップ。
7.尊敬される人になれる。
8.作物が実る。
9.神様に守ってもらえる。
10. 極楽にいける。
とくに健康面のごりやくが大きいみたいですね。
平安時代には壬生寺は御所の裏鬼門になるので、毎年2月には節分厄除けの大法会が行われています。現在でも続いています。
庶民にも厄除けと開運の寺として親しまれて来ました。
壬生寺の由緒
壬生寺ができたのは平安時代の正暦2年(西暦991年)。
当時は 地蔵院 宝幢三昧寺といいました。
律宗という京都では珍しい宗派のお寺です。
総本山は奈良の唐招提寺。
壬生寺はいちど火事で焼けているので
今のご本尊・延命地蔵菩薩立像は唐招提寺から送られたものなんです。
重要文化財になってます。
壬生寺の見どころ
境内にはお地蔵様がいっぱい
ご本尊もお地蔵様ですが、他にも境内にはたくさんのお地蔵様がいます。
こちらのお地蔵様は子供の守り神。うしろには水子地蔵もいます。
水掛地蔵
こちらのお堂は水掛地蔵がいらっしゃいます。
中に入ってみると。
屋根があるのに水にぬれたお地蔵様が・・・
ひしゃくで水をかけながらお願いをすると。
ひとつだけ、願いをかなえてくれるそうです。
金運上昇・子孫繁栄の弁天堂
水掛地蔵堂の横には、弁天堂があります。
もともとは水の守り神だったのですが、金運と子孫繁栄の神としても信仰されています。
中の写真は取れませんでしたが、お堂の中には弁財天を中心に吒枳尼天(だきにてん)、稲荷明神が並んでます。どちらも狐を使い魔とする財運の神様ですね。
仏教系の稲荷では吒枳尼天が本尊で、神道系の稲荷では宇迦之御魂神がご祭神なんですけど。
両方がいるなんて珍しいです。
十一面観音
壬生寺はお地蔵様だけではありません。
観音様も祀ってます。
壬生寺中院といって、ご本尊は十一面観世音菩薩です。
観音様はこの世の苦しみを救ってくださる仏様です。
なにか困っていることがあったらお願いするのもいいと思います。
こちらは、洛陽三十三所観音巡礼の二十八番札所になってます。
いかがでしたか、意外と御利益のありそうなところがありましたね。
他にも壬生狂言や節分厄払いなど、みどころはあります。
京都市内の中心部である四条通りに近いので電車も走ってます。
行きやすいというのもありがたいですね。
以上、たかふみでした。
アクセス
・電車
阪急・京都線 大宮駅下車 徒歩6分
京福電車(嵐電)嵐山線 四条大宮駅下車 徒歩6分
・駐車場
お寺に駐車場はありません。
Official Website http://www.mibudera.com/
住所 京都市中京区壬生梛ノ宮町31
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