猪が目印!足腰の神様、護王神社

京都市上京区にある護王神社は足腰の神様として有名です。「いのしし神社」ともいわれることもありますね。

若いと足腰は気にならないのですが、あるていどの年になると足腰は気になります。そこで護王神社に行ってきました。

京都市営地下鉄の丸太町駅で降りて北へ歩いていくと、立派な石の鳥居が見えてきました。

道路を挟んで反対側には京都御所があります。京都御所の蛤御門に向かい合うように建っています。

歩道に面していきなり鳥居が立っています。

護王神社鳥居

 

「狛猪がお出迎え」とテレビCM(京都在住でないと分からないかもしれない)でも言ってる通り、一対の猪が鳥居の前に立っています。

右側の猪は口を開いた「阿」の像。

狛猪

 

左側の像は口を閉じた「吽」の像。

狛猪

狛犬の並びと同じですね。

護王神社は猪が狛犬の代わりに神社を守っているんですね。

入り口にはなにやら石でできたものが立ってます。

足回復守護石

「足萎難儀回復御守護石」と書かれています。回すとご利益があるとか。

和気清麻呂が足萎えで困っていたら治ったという逸話がもとになってるのでしょうね。

こういうものはお寺で見かけます。神社にあるのは珍しいですね。

鳥居をくぐって中に入ると拝殿があります。

護王神社拝殿

やたらと神々しい写真になってますね。拝殿に神様がいるのでしょうか?

この神社は神社には珍しく東向きに建っています。おそらく皇居(京都御所)に面した形に建てられているので東向きになったのでしょう。夕方近くになると神社が西日を背にしたかっこうになるんですね。

拝殿の前にも一対の「霊猪」がいますよ。

 

幸運の猪

護王神社では手水舎にも猪がいます。

幸せの猪

ブロンズでできた猪像です。でもただの水がでる猪と思ってはいけません。

なんと「鼻をなでると幸せがおとずれる」といわれているのです。そのせいでしょうか?鼻のあたりがすり減っています。大勢の人が鼻をなでていったのでしょうね。

この猪像は近づく自動で水が出てきます。なんともハイテクな猪です。

御本殿をお参りします。見えているのは中門。本殿は中門の後ろにあります。参拝者はここでお参りします。

護王神社本殿

 

御祭神は和気清麻呂公命と和気広虫姫命です。

主祭神は和気清麻呂と和気広虫

護王神社は猪が有名なので猪が神様だと勘違いしてる人もいるようです。猪はあくまでも神様の使いです。でも護王神社の主祭神は和気清麻呂と和気広虫なんです。神話に出てくる神様ではないので知らない人もいるかも知れません。和気清麻呂と広虫を紹介します。

和気清麻呂

和気清麻呂(わけのきよまろ)とは

奈良時代から平安時代に活躍した公家。称徳天皇から桓武天皇に仕えました。

現在の岡山県和気市出身。地方豪族の出身ですが平城京(奈良県)に行って役人になりました。

藤原仲麻呂の反乱では孝謙天皇に味方して、反乱鎮圧に貢献しました。

弓削道鏡が天皇になろうとしていたのを阻止したり、平安京遷都を桓武天皇に進言しました。平安京建設の責任者にもなっています。

 

和気広虫(わけのひろむし)とは

広虫姫ともいいます。和気清麻呂の姉です。孝謙天皇に仕え誠実な人柄で天皇の信頼を得ました。戦争で孤児になった83人をひきとって育てました。

慈悲深く優しい人柄で歴代天皇に信頼され、身寄りのない子供を育てるなど福祉にも力を尽くしたことから子育ての神として崇拝されています。

和気清麻呂と猪のお話

護王神社の神使が猪の理由。それは猪が和気清麻呂を守ったという逸話があるからなのです。

あるとき和気清麻呂は怪我をして歩けなくなりました。そこで輿に乗って宇佐八幡に行きました。すると途中で300頭の猪がやってきて清麻呂の輿を守るように走ったあと山へ帰っていきました。

清麻呂は宇佐八幡への参拝を無事参拝を終えると不思議な事に足の痛みは治っていました。

宇佐八幡宮に向かう和気清麻呂を猪の大群が守ったということで、猪が神の使いとされているのです。

和気清麻呂と広虫について詳しい説明はこちらでも行っています。

和気清麻呂と和気広虫

飛翔親子猪

猪が和気清麻呂を守ったということで、境内には猪にちなんだ置物がたくさんあります。

本殿(中門)の左には、木彫りの猪の像があります。

護王神社

もともとはこの地に建っていた桂の木を利用して作った像です。この像はなんとチェーンソーで造ったそうです。見事ですね。

天に登るような猪の親子の像もありますね。縁起がよさそうです。

願掛け猪と座立亥串

本殿の前には招魂樹(おがたまのき)があります。

座立亥串

招魂樹の根本には願かけ猪の像があります。猪の像のまわりにはたくさんの串がたっていました。これは座立亥串(くらたていぐし)といって願いを書いて願かけ猪の前に立てて願かけをすると願いがかなうといいます。珍しい願かけ方法ですね。

 

足萎難儀回復の碑

護王神社といえば足腰の神様。

本殿の右側。招魂樹(おがたまのき)の近くには足萎難儀回復の碑があります。

足腰萎回復の碑

 

足腰の病気や怪我の回復にご利益があるそうです。足型の石の上に乗ったり、碑をさすったりするといいそうですよ。

伊勢神宮遥拝所

境内の東側には伊勢神宮遥拝所があります。

 

この方角に伊勢神宮があるのです。直接伊勢に行けない人はここから拝むことで伊勢神宮にお参りができますよ。

護王神社のお守り

護王神社といえば足腰の神様。ということで腰と足のお守りを授かってきました。

こちらは腰のお守り。腰痛やぎっくり腰にならないように。腰の不安がある人によいかもしれません。妻が腰が悪いので授かってきました。

護王神社のお守り

 

自分用には足腰のお守り。

護王神社のお守り

 

腰は不安ではないけど、足の衰えは気になるのでこちらにしました。

他にもぜんそくや、災難封じのお守りなど他の神社にはないようなお守りもありましたよ。

 

足腰の神様ということでやはり中高年の方の参拝が多かったですね。僕も若いつもりですが20代の頃に比べると足腰が衰えてきたかなと思うこともあったので健康を祈願してきました。

それに噂通りに猪づくしの神社でした。来年(2019年)は亥年。猪の年にはぴったりな神社ですね。あなたも行ってみてはいかがでしょうか。

 

神社の情報

ご祭神 :和気清麻呂公命、和気広虫姫命、藤原百川公命、路豊永卿命
参拝時間:午前6時~午後9時
住 所 :京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
電 話 :03-3361-4398

公式サイト:護王神社

アクセス

 

駐車場:数台分しかないので公共交通機関が無難

電車
京都市営地下鉄 烏丸線 丸太町駅 徒歩約3分

京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385