京都最強クラスのパワースポット鞍馬山。
鞍馬山の奥の院は魔王殿とも言います。
宇宙から来た神の降臨した場所だとか。
降り立った神は護法魔王尊(ごほうまおうそん)。
天狗の様な姿をしているといいます。
鞍馬に来たら是非神秘的な奥の院に行ってください。
道のりは険しいですが、それだけの価値はありますよ。
鞍馬寺にはたくさんの見所がありますが、今回は魔王殿とその周辺の見どころ紹介します。
自然の力があふれる大杉権現社
まずは本殿に参りましょう。
鞍馬山の本殿を過ぎて険しい道を進んできます。
木の根道をぬけると龍の頭のような大きな杉が見えます。
山道からはちょっと外れますが杉のほうへ歩いていきましょう。
まるで天に昇る龍の様に見えます。
護法魔王尊影向(ごほう まおうそん ようごう)の杉です。
樹齢1000年になるといわれる木ですが、
昭和25年の台風で上の方がなくなってしまいました。
杉の近くには小さなお堂が見えます。
大杉権現社です。
このあたり一帯は、
大杉苑瞑想道場といわれ、
護法魔王尊のエネルギーが高い場所なんですね。
このあたりで瞑想をする人もいます。
もとの道に戻って、進むとお堂が見えて来ました。
最澄の決意表明・不動堂
伝教大師・最澄が天台宗を起こす前に不動明王の像を彫って納めた場所です。
一刀三礼(いっとうさんらい)という彫り方で作られているといいます。
ノミを一回入れるたびに三回拝む方法です。
現代では「そのくらい気持ちを込めて行いなさい」という意味に使われることが多いです。
当時は修行や大きな目的を達成するための願掛けの様な意味合いをこめて仏像を彫ることがありました。一刀三礼というと本当に一ノミごとに三回拝んでいたそうです。
最澄も自分の目指す仏教の形を作るという決意を持ちながら像を彫りました。
そして天台宗という今に続く宗派を作ったのです。
義経の魂が戻る場所・義経堂
源義経は平氏打倒の目的は達成しましたが、兄・頼朝と考え方の相違から謀反人扱いされてしまいます。最後は平泉で非業の死をとげてしまいました。
鞍馬寺では義経の魂は少年時代をすごした鞍馬の地に戻ってきていると考えています。
現在では義経の魂を遮那王尊として祀っています。
このあたり一帯は、遮那王が修行をした僧正ガ谷という場所になります。
そしていよいよ、鞍馬の力の源といえる場所に到着です。
聖地・魔王殿(奥の院)は護法魔王尊の降臨した場所
魔王殿という物々しい名前の場所があります。
鞍馬寺の奥の院です。
魔王殿だけが奥の院ではありません。
大杉権現からこのあたりが奥の院なのです。
鞍馬寺最大の聖地とされています。
ここは岩山の上に建ってます。
この岩山は太古の昔、護法魔王尊が降り立った場所らしいです。
鞍馬寺に伝わる護法魔王尊の姿は鼻が高くて天狗の姿をしています。
でも、護法魔王尊=鞍馬天狗ではありません。
鞍馬山の鞍馬天狗は鞍馬山僧正坊という天狗界の最高位の存在です。
護法魔王尊はその鞍馬天狗を配下に従える存在。
天狗は精霊であり、魔王尊は神なんですね。
もちろん鞍馬山の天狗は時代劇の鞍馬天狗とは関係ありません。
鞍馬弘教では護法魔王尊は鞍馬寺の本尊である尊天の仮の姿。
大地の霊、力を象徴する神様となっています。
650万年前に金星から来たということです。
この魔王殿のあたりはパワースポットファンの間では、凄いパワーのある場所だと噂になってます。
でもぜんぜん怖いところじゃないですよ。
空気が済んでて静かでよいところです。
霊感の鈍い僕には特別な何かがあるのかはちょっと分からなかったけど。
レイキの修行をした後で来たら何か感じるかも。
順番が逆?
(レイキ(霊気療法)の創始者・臼井先生が鞍馬で治癒能力を得たといわれるから)
ちなみに僕はレイキをやろうと思ったことはありますが挫折しました。
だから駄目なのかな。
それはともかく。
パワースポットファン注目の場所なので一度は訪れてみてほしいです。
でも昔から護法魔王尊を信仰している人もいるので信仰の場所だという事も忘れないようにしましょう。
これはどこのパワースポットに行っても言えることです。
僕が行ったときも普通のおばあさんがお堂の中でお経をあげてました。
やはり何かがあるんでしょうね。
魔王堂を出たら後は山を下ります。
なかなか急な山道です。
これを上るとなると大変でしょう。
西門に出ました。
ここから貴船神社に行くことが出来ます。
100mくらいしか離れてません。
それにしても山道は大変でした。
これでも鞍馬山の全てを見たわけじゃないんですね。
見所も多いしスピリチュアルな部分だけでなく、自然や歴史に触れることもできるのでいい場所だと思います。
次は貴船側から登ってみたいですね。
鞍馬山の記事
アクセス
・電車
京阪電車 終点出町柳駅下車。
叡山電鉄に乗り換え 鞍馬駅下車。
徒歩。
・駐車場はありません。
Official Website
住所 京都市左京区鞍馬本町1074番地
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