観光客と買い物客で賑わう京都の四条通り。
その一画にひっそりとたたずむ神社があります。
その神社は冠者殿社(かんじゃでんしゃ)。
変わった名前の神社ですね。
誓文払いの神様として、商人に人気の神様です。
目立つ場所にあるにも関わらず、
訪れる人の少ない神社が京都のど真ん中にあるのです。
冠者殿社(かんじゃでんしゃ)
京都のメインストリート四条通と新京極通りの交差点の近くにあります。
ほとんどの人は神社があるとは分からないと思います。
当日は3月だというのに雪が舞っていました。寒い・・・
ビルに挟まれてひっそり。
みなさんスルーしてます。
由緒書き。
八坂神社の摂社なんですね。
ご祭神は素戔鳴尊(すさのおのみこと)の荒御魂。
祇園祭の時にはお神輿が立ち寄る場所になってます。
京都の商人から信仰を集める神様です。
商店の名前が入った提灯が並びます。
安置されている方々は随身(ずいしん)姿の守護神。
随身とは公家の護衛をする人のこと。
つまり神様の護衛役です。
お寺でいうと門の中にいる仁王様と同じ役目ですね。
御神体は見えません。
右側には、小さな祠が。
こちらにも、商店の名前が入った提灯がたくさん。
大売出しの起源
10月20日。誓文払いという祭りが行われます。
商売上ついてしまったうそを神様に許してもらうためです。
その前後の期間は市内の商店で大売出しが行われます。
ふだん儲けさせてもらってることへの感謝の意味を込めて、
お客さんに利益を還元するという意味が込められています。
これが大売出しの起源なんですね。
もちろん商売をやってない人の願いも聞いてくれます。
約束をやぶって後ろめたい思いをしてたら
神様に打ち明けてみてはいかがでしょうか。
冠者殿社へのアクセス
阪急電鉄 京都線 河原町下車 徒歩約3分
京阪電鉄 祇園四条下車 徒歩約7分
住所 京都市四条通寺町東入南側
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