矢田寺・苦難を引き受けてくれる地獄で業火に包まれたお地蔵様

地獄絵馬

京都の観光客でにぎわう寺町三条通り。
商店街のなかにひっそりとたたずむお寺があります。
地獄の業火で焼かれるお地蔵様で有名な矢田寺です。

今回は矢田寺に行ってきました。

 

目次

矢田寺(矢田地蔵尊)

 

寺町三条通りの商店街。
お店の中に埋まるように矢田寺があります。

三条寺町通りの矢田寺

三条寺町通りの矢田寺

 

気が付かないで通り過ぎるかも。

矢田地蔵尊

矢田地蔵尊

由緒書き。

由緒書き

由緒書き

 

矢田寺の中に入ります

 

向かって右隣は交番です。

矢田寺入り口

矢田寺入り口

目印にすると分かりやすいです。

中に入るとお地蔵様がたくさん。

地蔵

入り口の地蔵さま

 

本堂でお参りします。

矢田寺本堂

矢田寺本堂

 

ご本尊は矢田地蔵尊。
炎に包まれた地蔵菩薩という珍しいお地蔵様です。
奥に安置されています。

矢田寺

矢田寺

 

業火の後にいるのがお地蔵様です。

yadadera

矢田地蔵尊

 

うまく写真が取れませでした・・・
ご自分の目で確かめてください。

「代受苦地蔵」とは矢田地蔵尊の別名。
代りに苦難を受けてくださる、有難いお地蔵様という意味です。

一般的な地蔵菩薩も祀られています。

地蔵菩薩

地蔵菩薩

 

大日如来が安置されてます。

大日如来

大日如来

 

地獄の様子が描かれた絵馬。

地獄絵馬

地獄絵馬

人々を救ってるお坊さんが地蔵菩薩。

小野篁(おののたかむら)は閻魔大王に仕えていました。
閻魔大王には悩みがありました。
小野篁が満慶上人を地獄に招いて、閻魔大王の相談にのることになりました。
そのとき、満慶上人は地獄で人々を救う僧侶に出会いました。
その僧侶は「地蔵菩薩」でした。
満慶上人はその様子に感動し、地上に戻って仏像を作りました。
その仏像を安置するため、満慶上人と小野篁が建てたのが矢田寺のはじまりと言われています。

地獄とは縁のなさそうな。
かわいい、地蔵さんもありました。

ぬいぐるみ地蔵

ぬいぐるみ地蔵

 

病を治す、べんつるさん

 

左側に妙にリアルなお坊さんの像があります。
「べんつるさん」といいます。

べんつるさん

べんつるさん

 

賓頭盧尊者(びんつるそんじゃ)といいます。
庶民には難しい名前なので「びんつるさん」という愛称がついています。

お釈迦様の弟子の中でも特に優れた16人を十六羅漢といいます。
十六羅漢のひとり。病を治す法力があるといわれます。

悪いところをなでるとご利益があるそうです。

寺町通りはその名のとおり。
もとはお寺がたくさんあったところです。
明治に新京極通りを作ったので、本堂だけ残して境内はなくなったお寺も多いです。

矢田寺は寺町商店街の三条寄りにあります。
観光客の多い商店街の中にあっても、一歩中に入ると独特の雰囲気をもった空間が広がります。

気軽に入れるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

矢田寺へのアクセス

京阪電鉄 神宮三条下車 徒歩約7分

住所 京都市寺町通三条上ル

[map addr=”京都府京都市中京区天性寺前町523″]

 

 

矢田寺周辺でホテルを探す

 

矢田寺に近いのは河原町です。
ホテルは少ないですが飲食店が多いです。
[ydkawara]

 

大宮・烏丸は電車でひと駅分離れます。
ビジネス街なのでホテルが多くあります。
[ydkarasuma]

 

京都駅周辺はホテル・飲食店の数が多く
バス、電車の出発点になるので旅の拠点に便利です。
[yadokyoto]

 

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次