幸先詣に節分にお参り・コロナ禍の初詣の方法

2020年は新型コロナウィルスの影響で社会に大きな影響がでました。人が集まるところに行くのは避けたいですよね。

では初詣はどうすればいいのでしょうか?神社仏閣では「参拝時期を分散させて欲しい」と呼びかけています。

1月1日より前に参拝する「幸先詣」や2月3日の節分までなら初詣と考えるところもあります。

今回はコロナ禍での初詣の仕方を紹介します。

目次

コロナ禍での初詣

幸先詣(さいさきもうで)

幸先参り(さいさきまいり)ともいいます。

年があけて1月1日に参拝に行くのではなく。年が明ける前に参拝を済ませる方法です。

”幸先”とは「物ごとが起こる前ぶれ」を意味します。でも。

幸先詣での場合は「(さいわ)いを先にいただく」という意味になります。ご利益や幸福を元旦よりも前にいただく。という意味です。

神社によっても違いますが。12月13日あたりから令和3年のお守り・破魔矢などを用意しているところもあります。早いところでは12月に入ったら幸先詣での用意をしているところもあります。

12月ならまだ人も少ないですので新年の混雑を避けるために12月にお参りするのもひとつの方法かもしれません。

節分までなら初詣と同じ

幸先参りとは逆に参拝時期を後ろにずらす方法もあります。

もともと新年の御札は12月に入れば準備しています。正月より早めに交換しても問題ありません。

とくに今年は神社仏閣の中には参拝期間をあとに伸ばして欲しい。と呼びかけているところもあります。

もともと1月15日までなら初詣と同じと考えるところも多いので無理に元旦や正月三ヶ日に行く必要はないのです。

2月3日の節分までなら初詣と同じ。と呼びかけている神社もあります。

新年に行かなくてもご利益はあるの?

はっきり言って。いつ行っても同じです。

初詣だからご利益があるとか、時期がずれているからご利益がない。なんてことはありません。

新年があけて初めて神社仏閣にいくことを「初詣」といいます。ところが いつまでが初詣なのか はとくに決まりはありません

今ではなんとなく初詣は1月15日までと考えられています。

江戸時代までは初詣の伝統はなかった

もともと初詣という伝統はありませんでした。初詣は明治以降から大正時代に始まった習慣です。

それ以前は正月に家にいて年神様が来るのを待っていました。年が明けて恵方参りをする人もいました。それでもとくに時期は決まっていません。関西では節分に恵方参りに行く習慣がありました。

だから節分に初詣に行くのは問題ないのです。

正月に飾る門松やしめ縄も神様を家にお迎えするための飾りです。むしろ神様がやって来るのに家の者がいないでは失礼ですよね。

正月三ヶ日に初詣に行くのは「レジャー」と同じ。交通機関が発達して人の移動が増えたのでレジャー感覚で神社仏閣巡りをしたのが始まりです。だから無理に正月にこだわる必要はありません。

「年始の休暇の間に参拝しておきたい」
「年末年始の家族や友人が集まっている時期に出かけたい」

という現代人の都合が正月三が日に初詣に行く理由なんですね。

だから神様としては無理に正月三ヶ日に来てもらわなくてもいいわけです。

でもどこかで神様に新年のご挨拶はしたいですよね。

そのときはその年に初めて行ったときがあなたにとっての「初詣」。無理のない時期に神社に行って神様にご挨拶しましょう。

コロナ禍での参拝に気をつけること

・三密を避ける。

・人の集まるところに長時間滞在しない。

・大声での会話は避ける。

・マスク着用。

という日頃から行っている感染対策は当たり前。

それに加えて神社仏閣ならではの感染対策を紹介します。

手水場の水は飲まない

手水をつかう

手を清めるために手水場・手水舎で手を洗います。そのとき口をすすぐ動作もありますね。こんなときはどうすればいいのでしょうか?

管理の行き届いている神社なら手水場の水は流れているのできれいだと思います。それでも気になるなら、唇につけるだけとか、口をあらう動作だけでもいいです。

神社によっては柄杓を撤去しているところもあります。そのときは流れる水で手を清めるだけでもいいです。

間違っても「手水場の水を飲んだりしないでください」。ウィルスの流行とは関係なく、手水場の水は飲むための水ではありません。

水が溜まっていて不衛生だな。と思ったらそこの手水場の水は使わないのも方法です。

こういうご時世ですから。神様も分かってくださいます。

撫物には触らない

子牛

神社仏閣には動物の像がいくつもあります。狛犬の他にも狐、牛、猪、兎、他にも石とか何かの形をしたものなど。狛犬とかは結界の役目をしているので触るものではありませんが。中には参拝者が触れるものもあります。触るとご利益があるといわれるオブジェが「撫でもの」です。

でも撫でものは大勢の人が触るものです。ウィルスが付いてる可能性もあります。むやみに触ると感染する可能性があるので、今年は撫でものには触らないようにしましょう。

ご利益があったとしても病気になってしまっては意味がありませんからね。

騒ぎがおさまってからまた触りに来るといいと思います。

 まとめ

新型コロナウィルスが流行っているなかでの初詣や参拝方法について紹介しました。

もともと「初詣」は大正時代に始まった新しい習慣です。正月に行ったからご利益が大きいとかは一切ありません。いつ行ってもいいのです。

混雑をさけて12月中に行ったり。節分の時期まで送らせたりすることも必要です。

御札や破魔矢など新年の分はいつから用意しているのか。行きたい神社のホームページで確認するのもよいですね。

人間の側が病気を広めておいて神頼み。では神様も助けてくれませんからね。私達ができることはやっておきましょう。

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