アゲハ蝶のスピリチュアル。幸運の使者が寄ってきたり、まとわりつく意味とは?

キアゲハの画像

こんにちは。たかふみ@開運日和 です。

鮮やかな羽を優雅に羽ばたかせて飛び回るアゲハ蝶。その美しい羽根には神秘的なメッセージが秘められているのをご存知ですか?

古くから幸運の象徴とされてきたアゲハ蝶は人生の転機や大切な人からのメッセージを伝えてくれる存在です。そのためスピリチュアルな世界では特別な存在として扱われています。

このブログ記事では、

アゲハ蝶が持つ様々なスピリチュアルな意味
色や状況別メッセージ
メッセージを受け取る方法
について詳しくご紹介していきます。

あなたもアゲハ蝶との出会いをとおしてステキな明日を見つけてみませんか?

タップできる目次

アゲハ蝶は幸運の象徴

アゲハの意味は「上げ羽」

アゲハ蝶は蝶の中でも特に立派な姿をしています。漢字では揚羽蝶鳳蝶と書きます。

「鳳蝶」は鳳凰のように綺麗で立派な蝶という意味です。「揚羽」の「揚」には「上がる」という意味があります。古くは「上げ羽」とも書きました。「揚羽」や「上げ羽」には「羽を立てて閉じている」という意味があります。止まるときに羽を上げて閉じている蝶は「アゲハ蝶」と呼ばれていたのです。でもいつしか蝶の中でも大きくて優雅な鳳蝶だけがアゲハとよばれるようになりました。

揚羽は運気上昇の意味

「上げ羽」と書かれていたアゲハがどうして「揚羽」になったのでしょうか?

「揚」という字には上がるの他にも高く上がる勢いがある気分が高揚するという意味があります。

蝶は変化の象徴です。揚羽は良い方向に変化する、ものごとが上向きになるという意味があるのです。

アゲハ蝶は「上がる」「上昇」のシンボルなのです。

アゲハ蝶を見かけたら、これから運気が良くなる、状況がよくなる兆しなのかもしれません。

鳳蝶は鳳凰の蝶

アゲハ蝶は漢字で鳳蝶とも書きます。鳳とは伝説上の鳥。鳳凰のオスのこと。

鳳凰(ほうおう)は天子(皇帝)が徳のある政治をすると現れる伝説上の鳥。非常におめでたい生き物です。

鳳凰のように色鮮やかで優雅で美しいことからアゲハ蝶を鳳蝶とも書きます。

あなたの前に現れたアゲハ蝶はあなたにとっての鳳凰=幸運を表す幸運の使者かも知れませんね。

アゲハ蝶のスピリチュアルな意味

幸運以外のスピリチュアルな意味も紹介しましょう。

変化の象徴

アゲハ蝶を含めた蝶々は卵→幼虫→蛹→成虫と変身する生き物です。これほど劇的な変化は他の動物ではありません。そのためアゲハ蝶は変化の象徴と言われます。

私たちも変化を恐れず、新しいことに挑戦していくべきだというメッセージを受け取ることができます。

復活と再生

アゲハ蝶は動き回るイモ虫から蛹になって固まったように動かなくなります。死んだように動かない蛹からきれいな羽を身に付けた蝶が出てきます。そのためアゲハ蝶は復活・死と再生の象徴とされてきました。

どんなに困難な状況に置かれても決して諦めずに立ち上がり、新たな道を歩んでいくという力強さを私たちに教えてくれます。

亡くなった人の魂を導く存在

蝶は魂を運ぶ生き物と考えられました。肉体から離れた魂は空を飛んであの世に行くからです。アゲハ蝶も亡くなった人の魂を案内する存在とも考えられています。

特にお墓参りのときにアゲハ蝶を見かけると故人がそばにいるというサインだといわれます。大切な人を失った悲しみを抱えている時にアゲハ蝶が寄ってきた場合。亡くなった人が寄り添ってくれているのかも知れません。

 神様の遣い

アゲハ蝶は神様の遣いと言われることもあります。神様からのメッセージを運び願い事の成就や道に迷った時のアドバイスを示してくれると言われています。アゲハ蝶を見かけたら神様からのメッセージに耳を傾けてみましょう。

家紋にこめられた繁栄の願い

蝶は再生を象徴する生き物。中でもアゲハ蝶はひときわ大きくて優雅です。そのため貴族たちもアゲハ蝶は高貴な生き物と考えて家紋に使いました。

揚羽紋

家紋はただのマークではありません。一族の繁栄や幸福の願いが込められた護符でもあるのですね。

とくにアゲハ蝶の家紋を愛用したのは平氏です。揚羽紋が家紋として成立するのは鎌倉時代ですが平安時代の桓武平氏のは鎧や兜、牛車にまで蝶をあしらった模様を使いました。後の時代になって平氏の流れを受け継ぐ貴族たちは揚羽蝶を家紋にしたのです。

平氏だけではありません。源氏や藤原氏も蝶の家紋を使うことがありました。安倍晴明の子孫・土御門家も揚羽蝶紋を家紋にしていました。公家たちにとって蝶は死と再生の象徴です。

平清盛の時代には平氏は日本の頂点にたった一族です。鎌倉時代以降は力は衰えましたが依然として公家の地位を保っていました。優雅な姿をもつ揚羽蝶に一族の繁栄と復活の願いを込めたのかもしれません。

アゲハ蝶の幼虫は富と若返りの神

アゲハ蝶の幼虫の画像

 

「日本書紀」によれば蝶は古代から信仰の対象になっていました。

アゲハチョウを常世神として崇拝する信仰があったと書かれています。

飛鳥時代の皇極天皇3年(644年)。富士川付近で大生部多(おおうべのおお)が「常世神の虫を祭ると貧しいものは富を得る、老人は若返る」と言って人々に広め、都や地方でも大流行したことがありました。

この虫は常世の虫(とこよのむし)とも呼ばれます。常世とは死者の魂が集まる国。といっても地獄のような悪いイメージではなく、神々の住む不老不死の理想郷です。仏教の極楽、キリスト教の天国のようなものでしょう。

その神の国からやってきたありがたい虫が常世虫です。

常世の虫とは?

日本書紀には常世の虫がどのような特徴があるのか書かれています。

常に橘の木に成る。あるいは曼椒(ほそき=サンショウの木)に生る。その長さ4寸余、その大きさ頭指ばかり。その色、緑にして黒まだらなり。そのかたちは蚕に似れり。

つまり、
橘や山椒(サンショウ)など柑橘系の木にいる。
長さは12cmくらい。太さは親指くらい。
色は緑。黒い点がある。
形は蚕に似ている。

現代でもこの特徴にぴったり一致する虫がいます。
アゲハチョウの幼虫ですね。

つまりアゲハ蝶には財運と健康長寿のご利益があると考えられました。

アゲハ蝶が常世の虫なのは幼虫のエサが橘だから。橘は常世に生える不老不死の実をつける木と考えられていました。だから橘そのものが縁起のいい木でした。そこに住んでいるなら縁起のいい生き物に違いないというわけです。

ふだん気にもしないのになぜかアゲハ蝶の幼虫を見かけたら財運や健康運が上向いている兆しなのかもしれません。

色別アゲハ蝶のメッセージ

アゲハ蝶の色の違いからサインを読み取ってみましょう。

アゲハ蝶は黒いスジのような模様と黄色やオレンジなどの色が組み合わさった複雑な模様をしています。アゲハ蝶は種類や育った環境によって微妙に色や模様が違います。

あなたが見たアゲハ蝶の模様によって微妙に意味が違います。

黒いアゲハ蝶

クロアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ジャコウアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキチョウなど黒く見えるアゲハ蝶は意外と多いです。

黒は強い変化を意味する色です。あなたの心の中、あるいはあなたを取り巻く周囲の状況のどこかで何かが変わろうとしています。その変化を肯定的に受け止めたほうがいい。というメッセージになります。

また黒は日本では魂・神様とのつながりが強い色です。ご先祖様との繋がりも深い蝶です。神様やご先祖様がなにかメッセージを伝えようとしているのかもしれません。

黒いアゲハ蝶はこちらでさらに詳しく紹介しています。

あわせて読みたい
クロアゲハ(黒いアゲハ蝶)のスピリチュアルな意味とは?恋愛・仕事・健康のメッセージ クロアゲハ(黒いアゲハ蝶)はアゲハチョウ科の中でも黒い羽を持つ大型の蝶々。魂の導き手、幸運の使者として、様々なスピリチュアルなメッセージを伝えてくれる存在と...

 

黄色いアゲハ蝶

ナミアゲハ、キアゲハ、ギフチョウなど。よく見かけるアゲハ蝶は黄色の印象を受けることが多いです。

黄色は喜びや幸せの色。いまあなたの身の回りでよい変化が起ころうとしているという意味です。キアゲハはアゲハ蝶の中でも黄色が目立つ蝶です。キアゲハを見て、あなたの心に黄色が強く残っていればポジティブな変化が起こるサインかも知れません。

青いアゲハ蝶

アオスジアゲハなど青色が非常に印象的なアゲハ蝶がいます。青いアゲハ蝶も特別なメッセージがあります。

青は、冷静さ、客観性を意味する色。仕事運がアップするきざしかもしれません。感情的にならず冷静に判断して人間関係を良くしたり、うまく好機を捕らえたり、状況を分析して、きちんと計画をたてたり。そんなことに気をつけようというメッセージかも知れません。

青いアゲハやアオスジアゲハについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

あわせて読みたい
アオスジアゲハの知らせとスピリチュアルな意味・青と黒の蝶のメッセージとは? こんにちは。たかふみ@開運日和 です。 今回もあなたの暮らしに役立つスピリチュアルな話題をお届けします。 黒い羽に青いスジが入ったアオスジアゲハは美しい蝶です。...

オレンジや朱色のアゲハ蝶

日本には赤やオレンジだけのアゲハ蝶はいませんが。スピリチュアルな意味で大切なのはあなたの心がどう感じるかです。アゲハ蝶の羽には斑点があります。赤いようなオレンジのような色の模様が付いている蝶がいます。

あなたの心に赤やオレンジの色が印象に残った場合は、スピリチュアル的には赤やオレンジの蝶として考えます。

朱色やオレンジ色が目立つアゲハ蝶は励ましや情熱の象徴。いまあなたの身の回りで起きている変化をポジティブに捕らえましょうというサインです。

あなたが見たアゲハ蝶の模様でどの色があなたの印象に残っているか

でメッセージが変わります。主役はあなたですから。難しく考えないであなたの感じたままの色を受け止めてください。それがスピリチュアルなメッセージなのです。

場所別アゲハ蝶の意味

家で見た

もし家の中にアゲハ蝶が入ってきた場合。ラッキーなことが起こる前触れかもしれません。良縁や様々な人間関係、仕事など。何か大きな変化が起こるのかもしれません。

でも捕まえたり殺したりしてはいけません。せっかくの運が逃げてしまいます。できるだけやさしく家の外に逃がしてください。メッセージを伝えるお役目を終えたアゲハ蝶を自由にしてあげましょう。生き物を大事にする行為あは、あなたが知らず知らずのうちにもっている厄を落とすことにもなるのです。

神社で見た

神社で蝶々を見かけるのは神様が歓迎してくれている印です。一般に蝶々はスピリチュアルなものと相性がよく。様々なスピリチュアルなメッセージを運ぶ生き物とされます。神社は神様の鎮まる場所ですから、神社で見かけたアゲハ蝶がとくに印象に残っている場合は、神様が歓迎してくれていると思ってください。

墓地で見た

アゲハ蝶は魂との結びつきの強い虫、墓地でみかけたアゲハ蝶はご先祖様や亡くなった人のメッセージを伝えようとしているのかもしれません。あながた不安に思っていることがあるけど大丈夫、と励ましてくれているのかもしれません。

状況別アゲハ蝶の意味

近寄ってくる

アゲハ蝶があなたに近づいてくることがあります。そんなときは。あなたに幸運が訪れる。チャンスが訪れるまえぶれかもしれません。アゲハ蝶は蝶々の中でもとくに神様とのつながりが強いとされる生き物です。今までの努力が報わる印なのかもしれません。

まとわりついている

アゲハ蝶が近づいてきただけでなく、あなたの側を離れずまとわりついている場合は、大きな変化が起きようとしているのかもしれません。

生前あなたと親しくして亡くなった人が何かを伝えようとしているのかもしれません。まとわりついている人に変化を求めている可能性があります。あなた自身の内面と向き合うべき時が来ていることを知らせているのかもしれません。

2匹で飛んでいる

2匹のアゲハ蝶がじゃれ合うように飛んでいるときがあります。飛んでいる場所に関係なく、あなたの人間関係が良くなる。新たな出会いがあるというきざしかもしれません。出会いとは恋愛もそうですが、仕事や日常の人間関係全般です。

3匹で飛んでいる

3の数字は「三位一体」など古くから神聖な数字・幸運の数字と考えられています。

3匹のアゲハ蝶を見かけたということは、あなたに大きな幸運が訪れることを暗示しているのかもしれません。仕事、恋愛、人間関係など、様々な分野で思いがけない喜びが訪れる可能性があります。

アゲハ蝶の死骸を見た

アゲハ蝶の死骸を見かけると心がざわめいたり、悲しい気持ちになったりするかもしれません。でもスピリチュアルな視点から見ると悪い意味とは限りません。

アゲハ蝶は「変化・再生」の象徴です。アゲハ蝶の死骸を見たのは古い殻を脱ぎ捨てて、新たな自分へと生まれ変わる時が来ているという暗示かもしれません。

また、アゲハ蝶は魂の導きや死者のメッセージとも関連付けられています。もし大切な人を失ったばかりであれば、アゲハ蝶の死骸は故人からもう悲しまないで私は大丈夫という知らせかもしれません。

アゲハ蝶の種類

日本には様々な種類のアゲハ蝶がいます。
よくみかけるアゲハ蝶を紹介しましょう。

ナミアゲハ(並揚羽)

アゲハ蝶

普段よくみかける蝶。正式名は「ナミアゲハ」ですが一般には「アゲハ」と呼ばれます。
春と夏に羽化。夏型の方が大きいです。キアゲハに似てますが。全体的に色が薄く、黒い筋の部分が多いです。
成虫が活動するのは3月から10月。

キアゲハ(黄揚羽)

キアゲハの画像

ナミアゲハとよく似ていますが。羽がやや黄色みがかっていて。赤や青の模様がよりくっきりしています。このキアゲハをアゲハ蝶と思っている人も多いと思います。
成虫が活動するのは4月から10月。

クロアゲハ(黒揚羽)

クロアゲハ

黒い羽の大型の蝶。後羽に赤い模様があります。
成虫が活動するのは4月から8月。

モンキアゲハ(紋黄揚羽)

モンキアゲハ

黒い羽に白~薄黄色の模様があります。それがモンキ(紋黄)の名前の由来。
日本最大級の蝶。
成虫が活動するのは4月から10月。

アオスジアゲハ

2匹のアオスジアゲハ

黒い羽に青い筋のある蝶。やや小型ですが飛ぶ速度が早いです。
青い部分には鱗粉がなくよく見ると半透明。
成虫が活動するのは5月から10月。

ここに紹介していなくても、あなたが「アゲハだ」と感じたらスピリチュアル的にはそれはあなたにとってのアゲハ蝶です。

アゲハ蝶は縁起のいい生き物

蝶全般には復活・死と再生・変化の意味があります。

さらにアゲハ蝶には上向きに好転する、繁栄する、財が増え、若返るという意味もあります。

スピリチュアルな世界では蝶を見ること、蝶が近くに来ることは良いサインです。中でもアゲハ蝶はものごとが好転するサインにもなるのです。

アゲハ蝶が運んでくるメッセージを受け止めてポジティブに生きたいですね。

 

クロアゲハにさらに詳しくこちらでも紹介しています。

あわせて読みたい
クロアゲハ(黒いアゲハ蝶)のスピリチュアルな意味とは?恋愛・仕事・健康のメッセージ クロアゲハ(黒いアゲハ蝶)はアゲハチョウ科の中でも黒い羽を持つ大型の蝶々。魂の導き手、幸運の使者として、様々なスピリチュアルなメッセージを伝えてくれる存在と...

 

よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 揚羽蝶の意味を初めて知りました。
    意味が深くてとても勉強になりました。
    ありがとうございます。

    • 胡桃啓希さん。読んでくださってありがとうございます。
      お役に立てて嬉しいです。

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

タップできる目次