今年最後の己巳の日(2022年11月12日)は金運・財運アップのチャンス?!

巳の日

2022年11月12日は己巳(つちのとみ)の日です。

2022年(令和4年)最後の己巳の日です。己巳の呼び方は「つちのとみ」です。

金運アップ・財運アップに深い関わりのある日です。

宝くじを勝ったり、財布を新調したり、投資をしたり。将来お金や財産を増やすためにこの日を活用しようと思う人もいるかも知れません。

でも物滅と重なるけどいいの?と気になる人もいるかもしれません。そのあたりも含めて己巳とはどんな日なのか?なざ金運がいいといわれるのか紹介します。

あと己巳の日に運気を上げるには神社にお参りするのがおすすめです。というのも己巳の日は神吉日だからです。

己巳の日にお参りにいくといい神社仏閣も紹介します。

 

目次

巳の日とは

まず巳(み)の日の紹介からします。

己巳の読み方

巳の日の読み方は「みのひ」

巳年(へびどし)の

十干(甲乙丙丁・・・)と十二支(子丑寅卯・・・)の組み合わせ。干支は年月日を表現したり占いに用いられました。

現在では日常で使われることはなくなりましたが。重要な祭りや縁日は干支で決まるものもあります。

例えば弁才天の縁日は己巳。稲荷神社の縁日は初午。などです。

干支に「巳」が入っている日が「巳の日」です。

日本では縁起のいい日。財運の上がる日とされます。

巳の意味

巳(み)は十二支のひとつ。

干支(えと)は動物のことだと思っている人も多いと思います。でも本来は方位や時刻や月、年の表現に使われ。四季の変化やものの成長を意味するようになりました。

でも漢字だけだと分かりづらいです。そこで庶民にもわかりやすくするため十二支に動物があてはめられました。「巳(し)」の漢字には「蛇」があてはめられました。ただ当てずっぽうにあてはめたのではなく、巳の意味のイメージの近い動物が選ばれています。

干支の「巳(し)」の意味は「成長しきった状態・とどまっている状態を意味します」

ものごとが「最高の状態」「最高の状態を維持していること」を意味するのです。

つまり干支の 巳(し)は「ピーク」「MAX」のことです。

 

どうして「み」が蛇の意味なの?

巳は日本では「み」と読みます。

「み」は古い日本語で蛇の意味ですが。もっと古くは「精霊」「霊的なもの」「魂」を意味しました。

「みづち」という言葉があります。

「みづち」とは「」という意味。

水中に住むカミや精霊のことです。蛇は水の神やその使いと考えられました。そこで「み」が蛇の意味になったのです。

どうして巳の日が縁起がいいの?

蛇は豊作の神(稲荷神)の使い

蛇は鼠(ねずみ)を食べます。鼠は米を食べるので稲作農家には困った存在です。そこで鼠を食べる生き物は豊作の神の使いとされました。古代日本には猫はいませんから、蛇や狐が鼠を食べる代表的な生き物でした。だから蛇や狐は豊作の神の使いなのです。

蛇は水の神です。稲作では水がとても重要です。水辺にいて鼠を食べる蛇は水の神・豊作の神としても信仰されました。

だから古くは蛇は狐とともに稲荷神の使いでした。

日本ではお米はお金の代わりにもなりました。お米がたくさんはお金がたくさんと同じ意味があるのです。稲荷神は財運の神にもなりました。

蛇は弁才天の使い

古より蛇は水の神様そのものだったり、水の神様の使いでした。

弁才天が日本に伝わると蛇は弁才天の使いになりました。

弁才天のもとになったのはインドの女神・サラスヴァティ。水と豊穣そして弁舌と音楽の神様です。仏教の弁才天も知恵・長寿・富を与えるとされます。

金光明最勝王経 などのお経には「弁才天の陀羅尼を誦せば所願が成就し、財を求めれば多くの財を得られる」と書いてあるので日本では福の神・財運の神として人気が高まりました。

弁才天が都市部で信仰れるようになるとお金・財産が欲しいという人々の願望から。「弁財天」と書くようにもなりました。

弁才天の使いは白蛇です。

 

最強の巳の日・己巳(つちのと み)

巳の日は十二日に一度やってきます。だから1年の間に30回あります。

巳の日でもとくに縁起がいいのが 己巳(つちのと み)です。

己(つちのと)は陰陽五行説で土の属性をもちます。

五行説では 木 火 土 金 水もく  か  ど  ごん すい の属性があります。その 土 です。

金運なら「金」がいいのではないかと思うかもしれません。でも金(ごん)は金物、金属も意味します。

本当に財運や富を求めるなら。「土」を大事にすべきなのです。というのも金や鉄、宝石など鉱物資源は土の中から生まれます。そこで陰陽五行説では土の属性は財産や富を生み出す属性とされるのです。

五行説はものごとの変化に注目した考え方。すでに出来上がった金属よりも、これから金目のものを生み出す土が大事だと考えます。

金運というとつい「金」の属性に注目してしまいがちです。でも本当に財産を増やしたいなら「土」の属性を大切にしないといけないのですね。

だから財産を増やす土の属性をもった巳の日は最強なのです。

己巳は弁財天、稲荷さん、市杵島姫命にお参りしよう

己巳は神吉日(かみよしにち)のひとつ。

神吉日とは神事や神社のお参りによい日です。神吉日にはいくつか種類があってそれぞれの神様ごとによい日が決まっています。

天赦日が唐の暦をもとにしているのに対して、神吉日は日本で独自に生まれて広まった吉日です。天赦日の日本版のようなものです。今では天赦日も日本になじんでいますが。天赦日は漠然とした天の神様なのに対して神吉日は具体的な神様が決まっています。

己巳は弁財天、稲荷神、市杵島姫命をお祭りしている神社仏閣にお参りすると良い日です。

というのも神仏習合時代には弁財天と市杵島姫命は同じ神様と思われていました。

古い時代には白蛇も稲荷神のお使いでしたので。己巳はお稲荷さんの日でもあったのです。

古い言い方ではお稲荷さんは 辰狐王(しんこおう)とも言って、稲荷神や荼枳尼天(だきにてん)の別名とされます。

また辰狐王は弁財天や宇賀神とも同じ神様と考えられました。

今では一部の仏教系稲荷の神様が「辰狐王」とよばれていますが。江戸時代までの庶民感覚ではお稲荷さまも弁財天も財運をあげてくれる女神のようなイメージでした。もちろん神様仏様に詳しい人は区別している人もいるのですけど。庶民感覚では同じような神様だと信じられていました。

それに神様からみれば人間の決めたルールは些細な事なのでお参りに来てくれるなら歓迎なのでしょう。

というわけで己巳の日は

お稲荷さま

弁財天

市杵島姫命(宗像三神)

宇賀神

をお祀りしている神社仏閣にお参りしましょう。

いつもよりご利益があるかもしれません。

仏滅だけどいいの?

2022年11月12日は「仏滅」です

仏滅は仏が滅すると書きますが仏教とは何の関係もありません。当然仏は滅しません。江戸時代には「物滅」と書きましたが、さらに古くは「空亡」と書きました。いつの間にかすり替わったようです。

「空亡」とは「なにもない」という意味。

先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口などは「六曜」といいます。もともと六曜は七曜「日月火水木金土」と同じ時を数えるためのものさしだったようです。それが「占い」になりました。

何事をするのも悪い日、とか最悪の日とか言われることもありますが。仏滅が悪いのはなぜなのかとくに根拠はありません。漢字に引きずられて勝手な俗説が広まったようです。しかも物滅=悪いのは明治や昭和になってから占い師が言い出したので非常に根拠が怪しいです。

本当の意味は「悪い」のではなく「ない」なのです。

意味としては「休む日」「無理をしない日」といった感じです。

たとえば江戸時代の博打うちは六曜を参考にしたようですが「仏滅・物滅」なら「大勝負は控えよう」とかそんな使い方です。

しかもそれは六曜のサイクルの中での「何もない」。別のサイクルや別の数え方の意味を打ち消すものではありません。

だから仏滅と己巳が重なっても己巳が消される事はありません。

仏滅でも己巳は 100%己巳です。

もちろん。己巳は縁起がいいからと言って無理な投資、無理な賭け事、無理して宝くじを買ってはだめですよ。無理のない範囲でしましょうね。そんな戒めの意味もあるかもしれません。

2022年最後の己巳の日

 

2022年11月12日は2022年(令和4年)最後の己巳(つちのとみ)の日です。

しっかり活用しましょう。

 

 

 

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