京都の台所として賑わう錦市場。観光客でにぎわう新京極通り。
ふたつの賑やかな通りが交わるところに錦天満宮があります。
商店街に天満宮?商売の神様じゃないの?もともとは菅原道真公の生家に作られた神社がはじまり。めぐりめぐって今の地に落ち着いたのです。
天満宮だからもちろん学問の神様。
市場の反映を見てきた神様だけあって商才のご利益もあるそうです。
ビルにめり込んだ鳥居や、ロボットみくじという妙にハイテクなおみくじが一部で話題になってます。
街中にありながら四季折々の花が楽しめるのもこの神社の魅力です。
錦天満宮
商店街に埋もれてしまってるかんじの錦天満宮。
手前の通りが観光客に人気の新京極通り。
提灯にはお店の名前がずらり。さすが、商才の神様です。
ビルにめり込む鳥居
錦天満宮と言えば、この鳥居。
となりのビルに鳥居の端がビルにくっ付いてますね。奥に見える寺町側の一の鳥居と、手前の新京極側の二の鳥居。両方ともめり込んでるんです。
この鳥居は昭和10年につくられました。当時は参道が広がっていました。二つの鳥居の間は商店街になってますが、もとは神社の境内なんですよ。
というより、新京極商店街自体がこのあたりの神社仏閣の境内をつぶして作った商店街というのは内緒。錦天満宮やこのあたりのお寺の境内が妙に狭いのはそのためです。
そのあと、周辺の土地にビルができたんですけど設計ミスでこうなりました。鳥居の上の寸法を考えてなかったんですね。造る前に気づくだろうと思うのですが。現代なら絶対問題になってますね。
狛犬と牛
入り口には狛犬が鎮座。
狛犬たちの頭がすりへってる。参拝者になでられてる様子。
なでるもんじゃないんですけど・・・
中に入るといきなり本殿がせまってくるかんじ。
賑やかな商店街から一歩入ると、落ち着いた雰囲気の神社の境内。
このギャップがいいですね。
天神様の使い牛の像。なにかうったえてきそうな雰囲気。
受験生にも人気です。金色にてかってる。
名水・錦の水
錦小路に市場がつくられたのは、良質の地下水が出るから。
こちらで湧き出る水は、錦の水と呼ばれおいしい水として評判です。
身を清める手水舎の水も錦の水が使われてます。
あまりにも、錦の水を求める人が多いので。
手水舎は二箇所にあります。
こちらの奥の柱に錦の水が出る蛇口があります。
容器に入れてもって帰る人が多いので蛇口を設置したそうです。
くせのない飲みやすい軟水です。
まずは本殿でお参り。
こちらのご祭神は菅原道真公。学問の神様ですね。
平安時代に活躍した学者兼政治家。死後は天神様として祀られました。
学問の神様として有名ですが、厄除け、災難よけ、商才の神としても信仰されています。
観光で有名な新京極通りに面していることもあり。全国から参拝者が訪れます。
ロボット御籤(からくりおみくじ)は境内に3台あります。
この写真には2台が写っています。
どこでしょうか?
からくりおみくじ(ロボットおみくじ)
ロボットおみくじとか、からくりおみくじとか言われてる機械式のおみくじ販売機があります。
参拝者に人気になってます。
本殿左にある、からくりおみくじ。
近づくと勝手に動いてます。
おみくじが欲しいときは、お金を入れてボタンを押します。
写真撮ってると、もう出てきたの?ってかんじ。
マスコミで紹介されるのは上のタイプですが。からくりおみくじは他にもあります。
こちらは、境内の端にある2号機?
目に付きにくいせいかあまり利用されてない感じ。
人形タイプもあります。
こちらは「最近の運勢」が出てるタイプ。
他にもロボット紙芝居もありますが、修理中でした。
からくりおみくじは、手作りなんですね。
機械式のおみくじは全国にもありますが、ここが一番古いそうです。
観光スポットとして賑わう新京極や錦市場に面していることもあり、全国から訪れる人がいます。平日でも常に人が出入りして人気の高さをうかがい知ることができます。
最近は気軽に楽しめる和のテイストが外国人観光客にも人気です。
商店街で遊びつかれたら、ちょっと心を休めるのにぴったりな場所です。
錦天満宮へのアクセス
阪急電鉄 京都線 河原町下車 徒歩約5分
京阪電鉄 祇園四条下車 徒歩約9分
公式サイト: http://nishikitenmangu.or.jp/
住所 京都市中京区新京極通り四条上る中之町537番地
[map addr=”京都市中京区新京極通り四条上る中之町537番地”]
錦天満宮周辺でホテルを探す
錦天満宮に近いのは河原町です。
ホテルは少ないですが飲食店が多いです。
[ydkawara]
大宮・烏丸は電車でひと駅分離れます。
ビジネス街なのでホテルが多くあります。
[ydkarasuma]
京都駅周辺はホテル・飲食店の数が多く
バス、電車の出発点になるので旅の拠点に便利です。
[yadokyoto]
コメント