2023年(令和5年)一粒万倍日の意味とカレンダー

一粒万倍

「一粒万倍日」は、宝くじを買うのにいい日です。

宝くじだけではありません。開業日、何かを始めるのもいい日です。

この日に始めると「たくさん増える」といわれる日だからです。

とても縁起のいい「一粒万倍日」とはどんな日なのか紹介します。

仏滅と重なったらどうなるのかについても紹介します。

目次

一粒万倍日の意味

「一粒万倍」とは「一粒の籾(もみ)が万倍に実る穂になる」という意味です。

また「わずかなものでも粗末にしては行けない」という意味もあります。

籾(もみ)とは、稲の種(植物学では実になります)のことです。籾から殻や糠(ぬか)を取り除いたのがお米です。

「一粒万倍」の言葉は仏教の経典「報恩経」にある「種一万倍」から生まれました。

「種一万倍」は仏教の「一粒の種が万倍になるくらい大切なんだよ」というたとえ話に出てくる言葉です。

また、一粒からたくさんのお米が実るので「一粒万倍」は「稲」の別名にもなりました。

古来より日本人は稲を植えて生活の糧にしてきました。だから僅かな籾からたくさんのお米が取れるのは切実な願いだったのです。日本では茶器に「一粒万倍」というものがあります。裏千家では「一粒万倍」の文字と「籾」が蒔絵された茶器を好んでいるそうです。

そんなお米を大切に思う心から生まれたのが「一粒万倍」という縁起のいい言葉。

言葉は仏教の経典が由来ですが、吉日の名前になったのは日本に入ってきてから。お米に関係する言葉を選んだのは日本らしいですね。

小さなものが大きな物へ、少ない数が沢山の数になるのです。
古代から江戸時代まで「米」は年貢や給料の代わりに支払われました。「米」はお金の役目もしていたのです。つまり少ないお金から、たくさんのお金になる。という意味もあるんです。

ということは。小さな元手で仕事を初めて大きな利益を得たり。
小さな投資で大きな利益を得たり。
そんな意味があります。

ということは。

仕事初め・開業・種まき・投資にはよい日ですね。

そして。小さな元手で大きな利益。ということは、宝くじを買うにもちょうどよい日なんです。

一粒万倍日にやってはいけないこと

でも、いいことばかりではありません。
一粒万倍日に善悪は関係有りません。

借金・借り・浪費なども増えてしまいます。また失言する・攻撃するなどでトラブルを起こしてしまうと大きなトラブルになってしまいます。

人間関係には注意しましょう。

プラスのこともマイナスのことも大きくなってしまうのです。

良いことはさらに大きく、悪いこともさらに大きくなる日。

それが一粒万倍日です。

ということで、人から借りたお金では買ったりしないでください。借金が大きくなってしまいますよ。

絶対に自分のお金で宝くじを買いましょう。

一粒万倍日は太陽の動きで決めている

カレンダーでみると一粒万倍日はデララメに並んでいるように見えます。でもしっかりとした理由があります。

それは二十四節気と十二支をもとに決めてあるのです。十二支って「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」ですね。ねずみや牛とかの動物ではなく、陰陽五行説の十二支です。

二十四節気とは太陽の動きをもとに作った暦のこと。春分をスタートにして1年を24に分けています。

この節気にこの干支の日が来ると一粒万倍日。というルールがあります。

こまかく説明すると長くなるので省略しますが、太陽の動きに干支を組み合わせて決めている。と思ってください。

仏滅と一粒万倍日が重なったらどうなる?

暦のいい日、悪い日の判断方法はたくさんあります。

六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安)や九星(一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫)、暦注下段(一粒万倍日など)など。その他にも選日(撰日)という判断方法もあります。

一粒万倍日は選日のひとつです。

判断の仕方がたくさんあると、いい日と悪い日が重なることもありますよね。

事実。一粒万倍日と仏滅が重なっていることがあります。

「じゃあ、どちらが正しいの?」

と思うかもしれません。

でもどちらも正しいのです。

というのもそれぞれルールが違うから。この判断の方法だとこちらがいいけど。この判断の仕方だとこちらがいい。となるんです。

つまりひとりの人間を評価するときに。

運動ができる人か?
計算がよくできる人か?
絵が上手な人か?
などなど

判断の仕方によってその人の評価が変わりますよね。

でも「あなたの好きな方を選んでください」では困りますよね。

判断方法はあります。

どちらもいいときは「最高」
どちらかが悪いときは「半分」
どちらも悪いときは「最低」

となるのです。

一粒万倍日で仏滅なら。
太陽のパワーは強いけど月のパワーが弱いのでちょっと弱い。
でもなにもないよりはマシ。

というわけです。

一番いい日を選べるならそれがいいです。でも、仏滅だからといって一粒万倍日の効果がなくなるわけではありません。

ちょっと効果が減るかもしれないけど、一粒万倍日がない日よりは「いい日」なのですから。あまり気にすることはありません。

一粒万倍日と仏滅については、こちらでもっと詳しく書いてます。

一粒万倍日と仏滅が重なったらどうすればいいの?

天赦日や大安と一粒万倍日が重なったら?

では逆に、一粒万倍と天赦日などの縁起のいい日が重なったらどうなるのでしょうか?

この場合はいいことが倍になる。といわれます。

ということは。吉日を厳選したいのなら、一粒万倍日が大安や天赦日と重なっている日を選んだらいい。ってことになりますね。

令和5年・2023年の一粒万倍日

最後に令和5年(2023年)の一粒万倍日を紹介します。

1月 5、6、9、18、21、30日
2月 2、5、12、17、24日
3月 1、9、16、21、28日
4月 2、12、15、24、27日
5月 9、10、21、22日
6月 2、3、16、17、28、29日
7月 11、14、23、26日
8月 4、7、10、22日
9月 3、11、18、23、30日
10月 5、15、18、27、30日
11月 11、12、23、24日
12月 5、6、7、8、19、20、31日

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