欧米やアジアのスピリチュアルなものに感心がある人達の間で「11」や「11:11」は大きな注目を集めています。
いえ精神世界にハマっていない人たちも。
11月11日が縁起がいいと感じる人が大勢います。
結婚式を11月11日にしたりとか。まるで日本の「大安吉日」。
欧米では 11:11Phenomenon(1111現象、イレブンイレブン現象)といって非常に話題になっています。
日付だけでなく時間や日常の数字にも11:11を見つけて喜ぶ人たちがいます。11月11日が注目されるのもイレブンイレブン現象のひとつ。
いったい11月11日にはどんな意味があるのでしょうか?
11月11日にエネルギーのゲートウェイが開く?
欧米のスピリチュアルな人たちの間では 11月11日は特別な日です。
この日に「エネルギーのゲート」が開き、特別なエネルギーが宇宙から降り注いだり。
アセンション(精神レベルの上昇)しやすくなると信じられています。
日本でも知ってる人が増えた「ライオンズゲート」と同じ。それが秋にもやってくる。そんな感覚です。
一部日本のスピリチュアル系占星術師の中には11月7日前後に「イーグルズゲート」が開くと主張している人がいます。(私も記事を書きました)
でもアメリカではイーグルズゲートよりも11月11日のゲートウェイの方が有名です。
イーグルズゲートは世界的にはマイナーだったなんて・・・
でも11月7日から始まって11日までエネルギーの強い日が続くと思えば。ちょっと得した気分になりませんか?
11月11日の伝統的な意味
どうして欧米では11月11日がスピリチュアルな日になっているのでしょうか?
伝説や由来があるのでしょうか?
11月11日はキリスト教(カトリック)では聖マルティヌスの日でした。マルティヌスは貧しい人を守護する聖者とされます。
でもその実態は古代から行われていた作物の収穫を祝う祭。
11月11日は秋から冬への境になる日です。
収穫祭が終わると冬の到来と考えられました。
日本の立冬に近い感覚です。
生命活動が停滞する季節になる前に、地球から恵みを頂いたことを感謝する日。それが本来の11月11日の収穫祭なのです。
ドイツ語圏など一部のヨーロッパの地域では11月11日午前11時11分にオープニングセレモニーが行われます。
また。
11月11日は第一次世界大戦の休戦協定が結ばれた日。つまり戦争が終わるのが決まった日です。欧米各国では戦争で犠牲になった人たちを追悼する日になっています(追悼記念日、復員軍人の日、休戦記念日など国によって呼び方はさまざま)。ちなみに日本も連合国に参加していたので無関係ではありません。
祈りを捧げる日にふさわしいかもしれません。
確かに大切なことです。でもスピリチュアルな願いとはちょっと違うような気がします。
それなら数のことでもあるし、数秘術に理由があるのでは?。
11 のスピリチュアルな意味
マスターナンバー11
数秘術では”11”はマスターナンバーという特別な数字です。
数秘術では一桁の数字で判断するのが基本です。でも二桁のゾロ目の数字にも特別な組み合わせがあります。
”11”は他の数字の組み合わせよりも大きな影響力があるといわれす。
”11”はどの数字よりも強力な直感力を持ちスピリチュアルな感性が高い数字とされます。感受性が高く、理想主義的なところもあります。
また”2”の性質も内に秘めているので(1+1=2だから)、協力、物ごとを組み合わせる能力、気配りもあわせ持ちます。
確かに11には意味がありました。数秘術の意味を理由にイレブンイレブンがいい。という人もいます。
ユリ・ゲラーの聖数11
11といえばまずユリ・ゲラーが有名。日本で11が有名になったのもユリ・ゲラーのおかげかも知れません。
ユリ・ゲラーは「11」を自分の聖数と考え、ことあるごとに「11」がポジティブなパワーに目覚めさせる数字と言っています。
アジアでも11月11日は人気
欧米だけではありません。
アジアでも「1」が並ぶ「11」は縁起の良い数として人気があるのです。
たとえば。2011年11月11に東アジアの国々で結婚式を上げる数が増えた、出産を希望する人が増えた。と、中国・ベトナム・韓国での騒動ぶりをインドのニュースが報道してました。
・ヒンドスタンタイムス 11/11/11 spells marriage and magic
(訳:2011年11月11日は結婚と魔法を綴る)
迷信深いアジアの人たちだけではありません。
アメリカでも2011年11月11日には結婚式が増えたとCNNが報道してました。
・CNN 11/11/11: ‘Ones’ in a lifetime
(訳:2011年11月11日は一生モノ)
報道機関らしく反対意見も載せてましたが。そこは問題ではありません。社会現象として起きていることに意味があるんです。
それだけ信じている人がいるってことですから。
2011年は過ぎました。それでも毎年やってくる11月11日に特別な思いを持っている人は世界中にいます。
毎年11月11日になるとテレビや新聞で中国の消費活動が伸びるというニュースを見ます。これは11月11日が「シングルデー」と呼ばれ業者がキャンペーンをやっている。
というだけではないんですね。もともと11月11日は縁起のいい日という人々の意識があるからあれほど盛り上がるのです。
人間って迷信を信じていないように見えても意外とスピリチュアルなものに動かされているのですね。
日本の11月11日は乱立状態
11:11は日本人が思っている以上に世界で注目されている数なのです。
日本で11月11日といえば。
”ポッキー&プリッツの日”でしょうか。
楽天市場より
いえいえそれだけではありません。
様々な団体が記念日にしています。
他にも、麺、きりたんぽ、もやし、鮭、ピーナッツ、たくあん、下駄、ライター、電池、サッカー、いい獣医・・・様々な団体が記念日にしているんですね。
線が並んでいる姿にかけているのが多いようです。意味はどうでもいい。見た目勝負。なんでもありです。
でもスピリチュアルとは関係ありません。
そんな中で日本らしいと思ったのは
「いただきますの日」
1111がお箸が並んだ姿に見えるからです。
食べ物のありがたみを感じる良い機会かもしれません。ちょっと収穫祭の意味に似ています。
1はみんな大好き
さまざまな11月11日を紹介しました。
確かに数秘術では意味がある数字です。でもそれだけではないように思えます。
よくはわからない。
それでも ”1111”には人を惹きつける力がある のです。
1は「1番の1」。始まりも意味します。人は1番、唯一、最初に憧れます。
1がたくさん並んでいるとそれだけでワクワクする、得した気分になる。
人が1111を好きなのはわりと単純な理由かもしれませんね。
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