神社検定の参級に合格しました。
神社検定とは正式には「神道文化検定」といいます。神社庁が監修しているので今日本で一番正しい神道の知識が覚えられる検定といっていいです。
今回は合格の報告と今後受験する人のためにちょっとしたアドバイスを書きます。
合格認定証が来た
暑さもやわらいだ8月の終わりごろ。一通の白い封筒が我が家に送られてきました。A4サイズの大きな封筒です。しかも封筒の一部がポッコリふくらんでいます。いろいろ入っていそうです。
その封筒には「神社検定」の赤い文字が誇らしげに印刷されています。
「合格通知がついに来た!」
と内心ドキドキしながら封筒を開けてみました。なにしろこの段階では合格か不合格なのかはわかりません。一応、自己採点の結果はたぶん受かってるだろうとは思っていましたが。結果が出るまではわかりません。
「結果通知書」と書かれた白い紙を取り出してみるとそこには「合格」の文字が!
「神社検定に合格しました!」
まあ私自身喜びを爆発させるタイプではないので喜び方はささやかなです。むしろ「ほっとした」というのが正直なところです。家族にも受けることは話していましたし、偉そうなことを書いておいて一番易しい3級で「落ちました」では話になりません。
「とにかくほっとしました」
封筒の中にはなにやら硬い物が入っています。袋がこんもり盛り上がっている原因はこれです。取り出してみると絵馬のような木の板でした。
絵馬型の合格認定証です。
絵馬型の合格認定証がもらえるのは噂には聞いていました。改めて手にすると合格したという実感がわきますね。
これは合格者全員に贈られます。
これとは別にカード型の認定証もあります。それは希望者のみ有料でもらえます。でもこちらのほうが有り難みがありそう。私はこれで十分ですね。
神社検定を受ける意味
神社検定は神社庁の監修で日本文化興隆財団が行うご当地検定です。民間の団体が行うものですから合格しても資格もなにもありません。
でも検定に受かるということは「それだけの知識がある」という証明にもなります。
壱級から参級まであります。当然ですが壱級が一番難しいです。内容はかなりマニアックなようです合格率は40%ほど。参級は最も易しくて合格率は70%ほどです。
もともとこの手の検定には無頓着だったこともあり受けていませんでした。でも、でも自分の知識がどの程度あるのか気になったので。今更ながらではありますが受けてみました。
スピリチュアルな世界は感じたまま好き勝手に書けばいいと思っている人もいるかも知れません。
でもそれで本当にいいの?個人の思い込みでは?と思うこともあります。
スピリチュアルな世界には「これが正しい」という規則はありません。だから様々な本を読んでも書いてる人によって内容が違ったり、正反対のことを書いてたりします。人によって言うことも違います。
スピリチュアルな世界は自分の信じるもの・感じたものが全てだからです。
でもスピリチュアルな世界を研究していくとあることに気づきました。間違った考えや誤った教えは知識不足や個人の思い込みから出ていることが多いのです。
個人のブログとはいえ情報を広める側にもなりますから私自身も気をつけなければいけないと思います。
神社や神道には歴史や伝統があります。古代に生まれた信仰が時代の流れとともにさまざまな変化をうけて現在に至っています。
長い年月の間で受け継がれてきたことの中から「今現在これが正しい」とされている「主流の知識」を知っておいて損はありません。
神道の世界でいえば神社庁の監修でつくられた神社検定やそのテキストは「神道の正しい知識」に最も近いものでしょう。もちろん主流があれば異端もあり歴史の中に埋もれたものもあります。全てが正しいとも限りません。
でも基本がなければ応用がないのと同じ。まずは今現在の「正しい知識」を身に着けてから自分なりの考えを主張しても遅くはありません。勝手なことを書いてるととんでもない勘違いをしていたり、うその教えを広めることになるかもしれませんからね。
そこで神社検定を腕試してきな感覚で受けてみたのです。
神社検定に合格するには
神社検定の運営事務局から送られてきた資料によりますと。
令和元年度に行われた第8回神社検定参級の受験者は全国で1565人。合格者は1135人。合格率は72.5%です。参級の合格率は毎年70%くらいです。
100問中70問正解すれば合格。マークシート方式なのであてずっぽうにやってもある程度の点数は取れます。4択の問題が多いですからてきとうに記入しても4分の1の確率で正解します。25点はとれるでしょう。もちろんそれでは合格しませんから勉強しなければいけません。
参級のテーマは「神社の基礎と神話」
神社や神様に関係する初歩的な知識が中心です。
神社検定には沢山のテキストがあります。でも参級で必要なのは
「神社のいろは」と「神話のおへそ」だけ。
全ての質問がこのテキストの中から出ます。中には「こんなの書いていたかな?」と思うような質問もありましたが、よく読んでみるとテキストの本文ではなく注釈のところに書いてある内容だったりすることもあります。
とにかくテキストを覚える
2冊の内容を隅々まで記憶しておけば間違いなく合格します。
満点取らなくてもいいとにかく合格すればいいというのならテキストの本文と赤文字で書いてある部分は大切です。赤文字で書いてあるところは重要な単語です。試験に受かるためにも重要ですが、神社のことを知るにはぜひ覚えておきたいです。
あとは、欄外にある「ポイント」も覚えておきましょう。これだけ覚えればなんとかなります。
ただしテキストの「神社のいろは」は179ページ、「神話のおへそ」は323ページあります。とても一夜漬けはできません。1ヶ月くらいは勉強できる時間をとったほうがいいですね。
問題の範囲は「神社のいろは」から約70%。「神話のおへそ」から約30%出されます。
テキストに頼らなくても神社や神道の知識があればなんとかなると思うかもしれません。でもテキストをみることである程度範囲を絞り込むことができますし。こんなことまで問題に出るのか!というような問題もあります。テキストで重要な語句に指定されているところはその意味も含めて覚えておいたほうがいいですね。
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