こんにちは、たかふみです。
「巳の日」は古くから日本人が大切にしている特別な日。財運アップの日です。
ではなぜ「巳の日」が縁起が良いといわれているのでしょうか?
この記事では巳の日の意味、巳と蛇の関係、巳の日がなぜ縁起が良いとされているのか、そして巳の日の中でも特に縁起が良いとされる「己巳の日」について詳しく解説します。
この記事でわかること
- 巳の日とは何か
- 巳の日がなぜ縁起が良いとされているのか
- 巳と蛇の関係性
- 巳の日の中でも特に縁起が良い「己巳の日」について
- 巳の日をどのように生活に取り入れるか
ぜひ、最後まで読んで、巳の日の魅力を発見してくださいね。
巳の日とはどんな日?
巳は財運アップ
「巳の日」は、カレンダーには載っていないけれど、古くから日本人が大切にしている特別な日です。
「巳」という字は、ヘビを表す言葉。この「巳」の日に生まれたり、何かを始めることは、縁起が良いとされています。特に、財運をアップさせたい人にとっては、見逃せない日なんです。
なぜカレンダーに載ってないの?
「巳の日」は普通のカレンダーには載っていません。それは干支という考え方を使っているからなんです。
干支とは10種類の「干」と12種類の「支」を組み合わせて年月日を表す方法のこと。例えば、甲子(こうし)」や「乙丑(おっちゅう)」といった言葉が干支の組み合わせです。
「巳の日」はこの干支の中に「巳」の字が含まれる日なんです。
巳の日はなぜ縁起が良いの?
「巳」は弁財天という神様と深い関係があります。弁財天は音楽、芸能、財福の神様として知られていて特に財運を司る神様として信仰されています。
そのため「巳の日」は弁財天のご利益にあずかれる縁起の良い日とされているんです。
巳(み)と蛇の関係
なぜ「巳」は蛇を意味するようになったの?
「巳」という字がなぜ蛇を意味するようになったのか、その理由をさらに詳しく見ていきましょう。
1. 古代における「ヘビ」と「み」の関係
- 「ヘビ」の古語「へみ」: 古代日本では、「ヘビ」のことを「へみ」と呼んでいました。この「へみ」からヘビのことを「み」とも呼ぶようになり「巳」という字に当てられたと考えられています。
- 「み」の多様な意味: 「み」という字は時代や地域によって様々な意味を持っていました。例えば、水、目、耳、実など、多岐にわたる意味で使われていました。
2. 「みづち」と蛇の結びつき
- 水中の神様「みづち」: 「みづち」は水中に住む神様や精霊のことです。蛇は水中に生息することも多く、水の神様との関連性が深いと考えられていました。
- 蛇の神秘的な力: 蛇はそのしなやかな動きや脱皮など神秘的な力を持つ生き物として捉えられていました。この神秘的な力は水の神様としての蛇のイメージをさらに強めたと考えられます。
3. 十二支における「巳」の位置づけ
- 方位と動物: 十二支の各動物は、それぞれの方位や時刻を表し、その動物が持つイメージと結びつけられていました。
- 蛇と水: 蛇は、水と深い関係があることから、北の方位や、夜明け前の時刻を表す動物として選ばれたと考えられます。
巳の日が縁起が良いとされる理由
巳の日がなぜ縁起が良いとされているのか、その理由をもっとわかりやすく説明します。
蛇がもたらす豊穣と繁栄
- 害虫を食べてくれる守り神: 古くから蛇はネズミを食べてくれる益獣として考えられてきました。ネズミは米を食い荒らす害獣だったため、蛇は農作物を守る大切な存在として崇められていました。
- 水の神としての役割: 蛇は水辺に生息することが多く水の神様として信仰されることもありました。稲作が盛んだった日本では水は生命の源、豊穣の象徴でした。そのため蛇は水の神として人々に豊穣をもたらす存在と信じられていました。
- 財福の神との結びつき: 江戸時代には米は食料だけでなく、お金の代わりにもなっていました。そのため、お米をたくさん収穫できることは豊かさを意味しました。蛇は豊作をもたらす神様として人々の暮らしを豊かにする存在として信仰されていたのです。
巳と神様との関係
- 稲荷神と蛇: 古くは稲荷神(稲荷大明神)の使いとして狐とともに蛇が祀られることもありました。稲荷神は五穀豊穣の神様で、商売繁盛の神様としても信仰されています。
- 弁財天と蛇: 狐が稲荷神の使いとして定着すると蛇は弁財天の使いとして注目されるようになりました。弁財天は音楽、芸能、財福の神様として知られており特に財運を司る神様として信仰されています。
弁財天と蛇:水と音楽の神が日本の文化と融合した物語
弁財天と蛇の関係は、古くからの信仰と、日本独自の文化が融合した興味深いものです。
インドの女神サラスヴァティから日本の弁財天へ
- サラスヴァティ: 弁財天のルーツは、インドの女神サラスヴァティです。彼女は、水と豊穣、そして弁舌と音楽を司る女神として崇められていました。知恵と芸術の女神としての側面も持ち合わせており、多くの芸術家に信仰されていました。
- 弁財天への変化: サラスヴァティが日本に伝わる過程で、仏教の思想と融合し、弁財天という新たな神格へと変化しました。
- 財福の神としての側面: 日本では、弁財天は財福の神としての側面が強調されるようになり、「才」の字を「財」に置き換えて「弁財天」と呼ぶこともありました。これは、人々が弁財天に財福を願ったからこそ生まれた愛称と言えるでしょう。
蛇が弁財天の眷属となった理由
- 水との深い繋がり: サラスヴァティは水の神としての側面を持っていたため、彼女の眷属は水と深い繋がりを持つ生き物であることが自然でした。
- 蛇の象徴性: 蛇は、古来より水の神やその使いとして崇められてきました。その神秘的な姿や再生を象徴する脱皮などから、生命力や再生力を司る存在として考えられていました。
- 弁財天の多様な側面との一致: 蛇は、水と深い繋がりを持つだけでなく、知恵や豊穣の象徴としても捉えられてきました。これは、知恵と芸術の女神であるサラスヴァティ、そして財福の神である弁財天の多様な側面と一致するものでした。
- 宇賀神との関連性: 弁財天の眷属となった蛇は、宇賀神と呼ばれることもあります。宇賀神は、大黒天や弁財天と深く結びついた神様であり、豊穣や財福を司る神として信仰されてきました。
蛇が弁財天の眷属となった意味
蛇が弁財天の眷属となったことは、単に一つの神話が生まれたというだけでなく、以下の意味を持ちます。
- 異文化の融合: インドの女神サラスヴァティと、日本の水神や豊穣の神といった、異なる文化の信仰が融合したことを象徴しています。
- 信仰の多様性: 日本人にとって、蛇は単なる動物ではなく、神聖な存在であり、人々の願いを叶えてくれる存在として信仰されてきました。
- 人々の願い: 人々は、弁財天に様々な願いを託し、その願いを叶えるために蛇を神聖な存在として崇めたのです。
巳(み)の深い意味:成長のピークと、次のステップへの準備
巳(み)は単なる「蛇」ではない
「巳」という字を聞くと、多くの人は「蛇」を連想しますが、実はもっと深い意味が隠されています。
巳は「ピーク」と「準備」の象徴
陰陽道では、「巳」は物事が成長のピークに達し、ある意味で「止まる」状態を表します。
- 成長の完成: まるで植物が花を咲かせ、実を結ぶように、物事が完成する状態です。
- 次のステップへの準備: 一方で、それは次の成長のための準備期間でもあります。まるで種が土の中で休んでいるように、次のステップに向けて力を蓄えている状態と言えるでしょう。
最強の巳の日「己巳」
巳の日の中でも、特に縁起が良いとされるのが「己巳(つちのとみ)」の日です。
- 土の属性を持つ日: 「己」は、陰陽五行説で「土」の属性を持ちます。「土」は、財産や富を生み出す源とされ、金運アップに非常に良いとされています。
- 財産を増やす力: 金運といえば「金」の属性に注目しがちですが、実は「土」の属性こそが、安定した財産を築く上で大切なのです。
- 貴重な日: 「己巳」の日は、約60日に一度しか巡ってこない特別な日です。
巳の日と私たちの生活
巳の日、特に「己巳」の日は、単に「縁起が良い」というだけでなく、私たちに大切なことを教えてくれます。
- 成長の大切さ: 物事は常に成長し、変化していくものです。巳の日は、その成長の過程における一つの区切りであり、次のステップへの準備期間であることを教えてくれます。
- 安定と豊かさ: 「土」の属性は、安定した豊かさを象徴します。焦らず、じっくりと物事を積み重ねていくことの大切さを教えてくれます。
- 目標設定: 巳の日に、自分の目標を立ててみると、達成への一歩を踏み出すことができるかもしれません。
2025年の巳(み)の日
令和7年の巳の日カレンダーをご用意しました。特に金運アップに強い力を持つ「己巳の日」は、赤い太字で分かりやすく表示しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
1月 12、24日
2月 5、17日
3月 1、13、25日
4月 6、18、30日
5月 12、24日
6月 5、17、29日
7月 11、23日
8月 4、16日
9月 9、21日
10月 3、15、27日
11月 8、20日
12月 2、14、26日
宝くじを購入したり、お財布を新調したり。
お金にかかわる決断をする人して活用してはいかがでしょうか。
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