月にお願いをして夢を叶える方法があると言ったら信じるでしょうか?
でもその方法はあります。
新月のときに月にお願いを書くのです。
欧米ではデクラレーション(Declaration)とか、ニュームーンライティングNewMoon Riting」いう方法がありますけれど、ほとんど同じです。
デクラレーション(Declaration)とは宣言・発表といった意味の言葉です。
その方法をより日本人に馴染みやすくしたものが、現在ネットやスピリチュアルな世界で流行っている「月にお願いする方法」です。
どれも潜在意識の力を活用するアファメーションを月のお願いに応用したものです。自力で潜在意識を使いこなすのは難しいですが、月の力を借りればあなたの人生をより良くできるかもしれません。
以前に新月の記事でも少し紹介しました。
・新月のスピリチュアルな意味
この記事ではさらに詳しく月にお願いする方法、考え方のコツも含めて紹介します。
次の新月は 2020年12月15日 です。
さあ、あなたもやってみませんか
月に願いを叶えてもらう方法
紙と筆記用具を用意する
筆記用具は鉛筆でもシャープペンシルでもクレヨンでもサインペンでもかまいません。でも時間がたつとインクが消えるのはダメです。
紙も保存できるものならなんでもいいです。長く使うのでノートを一冊用意したほうがいいですね。
パソコンやスマホのアプリはダメです。どんなにみくくてもあなた自身の手で文字を書いてください。一字一字ていねいに。心に残るように。
パソコンやスマホにも文字を保存することはできます。でも、あなたの中にはほとんど残りません。あなたの中に残るのは「ここを見れば載っている」という情報だけです。
でも大事なのは「データを残すことではありません」。あなたの心の中に記憶することなのです。
重要なのはあなたの願いが心の奥に届くこと。月に届くのはその後です。
どうしてもパソコンやスマホに記録したい。というのなら一字一字心に念じながら入力しましょう。
なぜ手で書かないといけないの?
手で書くのあなたの無意識に刻み込むためです。潜在意識ともいいます。潜在意識は意識としては非常に強力です。人間の意識のなかで、あなたが今考えて決定していること=顕在意識は全体の1割しかありません。残り9割は潜在意識(無意識)が決定しています。
つまり。あなたはあなたの中ですら自分で決められない9割の別のあなたに生かされているのです。
でも潜在意識は自然とつながっている部分です。たぶん生物の進化がそうさせているのでしょう。だから月のエネルギーを受け取る(伝える)ためには潜在意識に記憶することが大切なのですね。
今のあなたが全力で「こうなりたい」と思っていても、あなたの意識の中でわずか1割です。残り9割の潜在意識が「そんなの必要ない・無理」と思っていれば、1対9であなたの今の意識の負けです。残り9割の潜在意識に「反対多数で否決」されます。月はあなたの「総意」として「否決」の答えをうけとるだけです。だから月にあなたの今の願い(表向きの願い)は届きません。
スピリチュアルな世界ですが、しくみは意外と民主的なんです。逆にこの仕組をしらないといくら頑張っても無駄です。
例えば、あなたがAさんと付き合いたいと思っているのに、かなわないとします。あなたは「どうして私はAさんと付き合えないの?」と月に文句を言うかもしれません。
でも月はこう言うでしょう。「だってあなたは『Aさんとつきあうのはムリに決まってる』と言ったじゃないか」と。
月は1割の今のあなたの感情のために忖度してくれません。あなたの潜在意識をふくめた全体の決定に味方するだけです。
これが願いが届かない最大の理由です。これが一番難しいところです。それを克服するために毎月きまったタイミングでノートに書く。という作業があるのですね。
つまり書くことであなたの潜在意識を顕在意識にあわせるように訓練しているのです。もちろん他にも潜在意識を訓練する方法があればそれも取り入れてもいいです。でも一番簡単な方法がノートに書くことです。
逆に言うと、手書きでも走り書きや何も考えずに書いては意味がありません。心を込めて書きましょう。
新月になって48時間以内に始める
新月になって48時間以内にお願いごとをします。新月のエネルギーは月齢ゼロの瞬間が一番強く、時間がたてばたつほど薄れていきます。理想的には48時間よりも24時間以内の方がいいですし感覚の鋭い人は8時間という人もいます。
でも48時間でも問題ありません。その差はわずかなので48時間以内なら普通の人間にはほとんど新月と区別できないからです。あなたの人生の波の大きさに比べれば誤差です。
紙やノートにお願い事を書きます
紙と筆記用具を用意したら。
まずは姿勢をよくして呼吸をととのえます。
おちついて、楽な気持ちになってください。
願いは10個以内。できれば7~8個以内にとどめておきましょう。人によってバラツキはありますが、そんなに多くの願い事をしてもあなたの潜在意識は覚えていられません。
10個以上書くなとはいいませんが。「できなかったリスト」が増えるだけなので無駄な努力になります。
月に願いをするだけでなく月とあなたがつながることが大切です。そして月とつながる力が強いのは9割の潜在意識の方なのです。あなたの潜在意識が覚えてなかったら願いをキャンセルしたも同じですから。
ノートに書くのは「潜在意識に伝えた」という確認作業なのです。
前回書いた願いがあっても、また書いてください。
あなたの心が求めている限り、同じ願いは何度もでてきます。でもそれでもいいのです。何度も書いていると微妙に表現が変わるかもしれません。それはあなたの中で変化があったという印。それまで見えてなかったもの、あなたの中にある本当の望みが分かってくるかもしれません。
強いものから書く
願い事はあなたにとって一番想いの強いものから書きましょう。一番望んでいることから順番に書きます。そうすることで、あとから見直した時。「あのときはあの願いが強かったけど、いまはそうじゃない」という心の変化や本当のあなたの願いが分かるようになります。
天気は気にしない
月が出ている出ていない。雨が降ってるとか、雲がかかってるとか(新月なので肉眼では見えませんが)も関係ありません。あなたの環境の変化に関係なく。月はそこに存在しているのです。
月がなくなった。とか月の軌道がずれている。ならニュースにはなるでしょう。そのときはやめたほうがいいです。でも月が存在しているなら実行しましょう。
台風が来ても満月の日に大潮がやってくるのと同じです。月が予定通りの軌道にいれば影響はあるのです。
占星術も気にしない
星座や他の惑星の影響も関係ありません。占星術でどんなことをいわれても、あなたの想いを素直に書いてください。
たしかに他の惑星や星座(サイン)も無視できません。でも月の影響に比べれば小さなものです。
あなたに月以上の影響力をもつ星は太陽と地球だけです。でも太陽と地球からは常に一定の力が働いているのでここでは気にしません。
月だけでなく他の星の力も借りるのは不可能ではありません。でも。いきなりそんな高等テクニックを使うのは難しいです。
電卓を使えない人がパソコンを使えるでしょうか?
オートマ車を運転できない人がレーシングカーを運転できるでしょうか?
まずはあなたの心の奥にある本当の願いを月に届けることから始めましょう。
月の願いの書き方
願いの書き方にはコツがあります。願望をただ書くだけでは実現しません。
ポジティブな言葉だけを使う
このときお願い事をする言葉はポジティブな言葉だけです。
「~~しない」とか「~~を辞める」という表現は使ってはいけません。
というのもアファメーションは自分の潜在意識に語りかける方法。潜在意識は否定形の言葉を理解できません。「赤い象はいない」と言ったらあなたの脳はまず「赤い象」をイメージしてそれを消そうとします。でもそれでは頭の中に赤い象のイメージが生まれてしまいます。否定形の言葉は逆効果なのです。
「やるな」と言われて「ついやってしまう」のと同じです。
すでに実現していることにする
「~~したい」というのもNG。
これは、実現していないことが決まっているという意味なので。やはり潜在意識は「できないんだ」と諦めてしまいます。
なので。
~~しました。
~~ができました。
できるだけ詳しく
感情やその場の光景がイメージできる言葉。感謝の言葉を入れるのもいいです。
~~ができて嬉しいです。
~~ができてありがとうございます。
と肯定的。すでにできたあとの状態を楽しくイメージするのがコツです。
そして言葉にするだけでなく、実際に紙に書きます。手を使って書くことでさらに潜在意識に届きやすくなります。このときあなたの好きなシンボル・イメージしやすい小物を一緒に描いておくのも効果的です。シンボルマークでも猫のらくがきでもOK。あなたの印象に残るのが大切です。
すると新月の力があなたの潜在意識にはたらきかけてアファメーションの効果がアップ。それがデクラレーションです。
これを新月の日が来るたびに行います。
願いがかなったら、線を引いて消します。
叶わなかったらまた書きます。
どの程度進展したかも書きます。
まったく進展していないのか少しでも進んでいるのか改めて振り返ることができます。
くりかえしていると。初め願いが必要でなくなることもあります。生きている限り目的がかわることはあります。そのときは消しましょう。
そしてまた新しい願いを書きます。
これを新月がくるたびに繰り返します。
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