鳩森八幡神社・千駄ヶ谷の鎮守は富士塚だけが見どころではありませんでした

      2017/04/23

鳩森八幡宮鳥居

 

一度は登ってみたい富士山。でもそう簡単にはいきません。でも東京には富士山体験ができる場所があるそうです。富士塚です。せっかく東京に来たなら体験せずに帰るのはもったいない。でも富士塚は都内各所にあるようです。調べてみると都内で最も古い富士塚が渋谷にあるというのでそこに決定。

それが鳩森八幡神社の境内にある富士塚です。神社へのお参りもできて一石二鳥。

でも鳩森八幡神社のみどころは富士塚だけではありません。もともと千駄ヶ谷の総鎮守として人々の信仰を集めてきた神様なんです。都内でもトップクラスの歴史を持つ神社だとわかりました。将棋の上達を目指す人達からも注目されているそうなんです。

ということで鳩森八幡神社に行ってきました。

 

鳩森八幡神社へのアクセス

JR中央本線、都営大江戸線、東京メトロ副都心線どれを使っても行けるようです。今回はJR中央本線から行きました。千駄ヶ谷駅で降りました。当日は雨でした。雨は嫌いではありませんが「移動するときに濡れるのは嫌だな」と思いつつ駅の前の交差点を渡って歩きました。

千駄ヶ谷駅

途中、大きな体育館のようなものが見えました。東京体育館です。なにやら大会があるようですね。子供やお母さん方?が大勢いました。

東京体育館

 

住宅街の道を歩き続けること5分ほど。曲がり角に石造りの鳥居が見えてきました。鳩森神社の北参道です。

鳩森八幡宮鳥居

鳩森八幡神社の境内

 

境内に入って、まずは手水舎で清めます。荷物置き場があるのが親切です(右下に写ってる机です)。

手水舎

 

まずは本殿でお参りします。

鳩森八幡

 

鳩森八幡神社の由来

奈良時代に神様を祀る場所としてはじまったようです。

神社の由来によると。この地の林には不思議な雲が出てくることがあったようです。青空から白い雲がおりて来るのを見た村人が話の中に入ってみると。そこには沢山の白鳩が現れ西の空に飛び去りました。そこで小さな祠を建てて”鳩森”(はともり)と名付けたそうです。

平安時代の貞観2年(860年)。慈覚大師(円仁)が神功皇后と応神天皇、春日明神の像を作って祀り正八幡宮となりました。慈覚大師が作った・再興したとされる寺は関東や東北地方に500以上あります。

でもお坊さんが神社を作るなんて不思議に思いませんか?八幡大菩薩という呼び方があるように八幡信仰は早くから仏教と結びついていました。奈良時代には朝廷が八幡大菩薩の神号を贈りました。仏教の普及とともに八幡信仰も広まっていったようなんですね。関東には慈覚大師が関係したとされる八幡神社は他にもありますよ。

860年といえば豊前国(大分県)の宇佐八幡から山城国(京都)の男山に八幡神をお迎えして石清水八幡を創建した年です。同じ年に関東でも八幡宮をつくったというのは驚きですね。八幡信仰が関東に広まったのは源氏が関東に来た平安時代(11世紀以降)だと思っていましたから。

ともかく。鳩森神社は関東の八幡神社ではトップクラスの古さを誇る神社のようです。

凄いのは富士塚だけではないんですね。かなり歴史のある神社のようです。

 

甲賀稲荷社

富士塚のふもとにある赤い鳥居が目をひきました。境内にはお稲荷さんもあるようですね。

甲賀稲荷

甲賀ってなぜ?って思いますよね。江戸時代は青山権田原の御鉄砲場付近にあったようです。千駄ヶ谷には江戸幕府を守る鉄砲隊がいました。甲賀出身の人やその子孫たちだから甲賀組とよばれたそうです。もともとは青山権田原にあったお稲荷さんのようです。明治18年に青山権田原に練兵場(兵隊を訓練する場所)が作られることになったのでこの地に移ってきました。甲賀組の人たちが信仰していたお稲荷さんだというので甲賀稲荷とよばれるようになりました。

甲賀稲荷

皆中稲荷もそうでしたが、鉄砲隊の人ってお稲荷さんが好きなんでしょうか。それとも江戸の人がお稲荷さんが好きだったんでしょうか。

境内にはこんな小さなお稲荷さんまでありました。

甲賀稲荷

 

神明社(千駄ヶ谷太神宮)

神明社

石造りの鳥居の奥には黒い策で囲まれた社がありました。千駄ヶ谷太神宮という凄い名前がついてます。神宮というくらいですから天照大神を祀っています。

 

神明社

もともとは権田原にあった太神宮だったらしいです。明治41年にこちらに移動してきました。神明治末期に行われた神社合祀政策(神社の数を減らす政策)で移されてきたのでしょう。

ここにはお賽銭箱がありません。本殿におさめてくださいとのこと。盗難にあうからだそうです。なんだか悲しいですね。

 

将棋堂

将棋堂

なにやら変わった名前の石碑を発見。将棋?

将棋堂

六角形の形をしたお堂ですね。

近寄ってみると中に大きな駒があります。「王将」と書かれています。将棋の駒の形をしています。

王将

昭和61年。将棋連盟会長・大山康晴15世名人より大きな駒が奉納されました。その駒を収めるために建てたのが将棋堂です。将棋を目指す人の守護神とされています。六角形なのは天地と四方を合わせると六になるから。全ての方角を意味します。駒の裏には八幡神が祀られているそうです。

将棋の上達を願う人が絵馬を奉納するようです。”左馬”と描かれたのたくさんの絵馬がかかっていました。

 

富士塚

 

富士塚

そしていよいよ富士塚です。参道からよく見える場所にあります。人が作ったとはいえ大きいですね。まるで古墳みたいです。寛政元年(1789年)に作られた富士塚です。現在、東京都内には50箇所の富士塚があるといわれます。その中でも最も古いのが、鳩森神社の富士塚だとといわれます。

さて登りますよ。

といいたいところですが、長くなってしまったので続きはこちらで紹介します。
富士塚・都内最古の富士塚を登って富士山パワーをいただきました

 

神社の情報

ご祭神 :応神天皇・神功皇后
参拝時間:自由
社務所窓口:9時〜17時
住 所 :渋谷区千駄ヶ谷1-1-24
電 話 :03-3401-1284

公式サイト:鳩森八幡神社

駐車場:なし

電車
JR中央本線 JR千駄ヶ谷より徒歩約5分。
都営大江戸線 国立競技場より徒歩約5分。
東京メトロ副都心線 北参道より徒歩約5分。

渋谷区千駄ヶ谷1-1-24

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