わら天神宮(敷地神社)の紹介|京都市北区

鳥居 4. 京都 洛西

わら天神宮は京都市にある神社です。

正式には敷地神社(しきちじんじゃ)といいます。

安産・子授け・縁結びの神様として人気の神社です。

わら天神を紹介します。

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敷地神社(わら天神)

わら天神

御祭神

主祭神

木花開耶姫命(このはなのさくやびめ)
安産、子授け、縁結びの神様です。

配祀神

天日鷲命(あめのひわしのかみ)
 忌部氏の祖先神。織物、開拓、商工業繁栄の神様です。

栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)
 織物の神様です。

敷地神社(わら天神)の由緒と歴史

創建年は不明。

背国葛野郡衣笠村(京都市北区)に「北山の神」という山の神様が祀られていました。古来より祀られている神をまとめて天神地祇(天つ神と国つ神の意味)といいます。

平安時代

天長5年(828年)。大雨や地震が続いたので淳和天皇が北山の神に幣帛を捧げました(類聚国史)。

天長8年(831年)。北山の地(現在の京都市北区衣笠氷室町)に氷室(氷を保管する場所)が作られました。加賀国から移住した人たちが氷室の管理人になりました。

加賀の人たちは自分たちが信仰していた菅生石部神社(すごういそべじんじゃ、現在の石川県加賀市にある神社)から神様を勧請して、北山の神の隣に祀りました。そして菅生石部神の母神の木花開耶姫命を主祭神としました。

室町時代

応永4年(1397年)。足利義満が北山殿(金閣寺)を造ると、参拝に不便になったので両社を合せて現在の地に移されました。

菅生石部神社の通称だった敷地神社と正式名にしました。

でも人々からは「天神宮」と呼ばれていました。

その後は応仁の乱など戦乱で荒れ果てましたが仮社殿を建てて生き残りました。

江戸時代

弘化4年(1847年)。大改修。

現代

昭和10年(1935年)。改修。

現在に至ります。

摂社

六勝稲荷神社

六勝稲荷

祭神:伊勢、岩清水(八幡)、賀茂、松尾、稲荷、春日の神

もともとは平野神社の地主神として祀られていました。朝廷が特に崇拝した上七社のうち平野以外の伊勢、岩清水、賀茂、松尾、稲荷、春日の六柱の神が祀られています。

六所神社、六請神社などと呼ばれていました。

鎌倉時代の公家・西園寺家からは鎮守神として崇拝されました。

江戸時代には庶民からも勝負事・開運・商売繁盛の神様として信仰を集めていました。

近松門左衛門が書いた「女殺油地獄」には「胴取の祈りは、四三五六社大明神(勝負事・博打は六社大明神に祈願する)」という台詞が出てくるほどです。

明治6年(1873年)。敷地神社の境内に移動。社号を「必勝」にちなんで「六勝神社」としました。

現代では受験や資格試験にもご利益があると参拝者が訪れています。

「敷地神社」とは別に「六勝神社」の御朱印も用意されています。

なぜわら天神というの?

社殿によりますと。

古くより当社は「天神宮」と呼ばれていました。

古来よりこちらの神社では稲わらで編んだ籠に神饌(神様の食事)を入れて神様にお供えしていました。籠から抜け落ちたワラを安産を願う妊婦さんが持ち帰るようになりました。

そのような習慣が広まると神社の方でワラを切り取ってお守りとして妊婦さんに授与するようになりました。

ワラをお守りにするという珍しさもあって「わら天神宮」とよばれるようになったということです。

末社

八幡神社

八幡神社

祭神:応神天皇・神功皇后・比売大神

もともとは衣笠氷室町にあった神様です。

八幡神は源氏が氏神です。そのため武家から厚く信仰されました。日本各地の御家人も八幡神を勧請して自分たちの守り神にしました。この八幡神社もそのひとつです。
明治40年(1907年)。敷地神社の境内に移転しました。

綾杉明神

綾杉明神

樹齢千数百年といわれる神木綾杉の霊を祀る神社です。

綾杉とは「葉に模様があるから」ともいわれます。

平安時代の公家・清原元輔(908~990年。清少納言の父)が詠んだ歌が「拾遺和歌集」に載っています。

「生ひ繁れ平野の原の綾杉よ、濃き紫に立ちかさぬべく」

意味:赤子よ、綾杉の枝葉が大きく繁るように立派に成長しなさい。濃い紫の衣を来られる高い位になれるように。

綾杉は平安時代には既に有名だったことがわかります。

応仁の乱にも耐えて生き残りましたが、明治29年(1896年)の暴風で倒れ根本から2メートルを残すのみとなりました。

しかし樹齢千数百年といわれる神木を信仰する人々も多く「綾杉明神」として祀られることになりました。

 大山祇神社

大山祇神社

祭神:大山祇神

本社の御祭神・木花咲耶姫の父神。
山の神、海上輸送、鉱山守護の神様です。大山祇神をご祭神とする山祇神社は大三島に鎮座する大山祇神社が総本社。源氏や平氏らの武将の信仰も厚かった神様です。

鳥居

鳥居

一の鳥居。
西大路通に面する石造りの大鳥居です。

わら天神

一の鳥居に掲げられた社名の入った額。

 

わら天神の鳥居

参道途中にある二の鳥居。

神社巡り

・京都十六社めぐり
・西大路七福社ご利益めぐり

わら天神宮へのアクセス

京都市営バス
最寄りバス停「わら天神前」。
15・50・55・臨 西大路四条・急行101・急行102・204・205・M1系統)、北に徒歩約3分。

住所:京都府京都市東山区北区衣笠天神森町10

 

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