氏神・産土神・鎮守神の違い

氏神、産土神って聞いたことありますか?
氏神ならなんとなく聞いたことある。
という方もいるんじゃないでしょうか。

鎮守神、地主神と聞くともう分からないという方が多いと思います。

日本には昔からさまざまな神様がいます。
でも時代と共に呼び方も人々の付き合いも変りました。

あなたの身の回りにいて見守ってくださる神様についてお話します。

まずは氏神、産土神、鎮守神、地主神のもともとの意味ついてお話します。

 

あなたの身の回りにいる神様

 

氏神(うじがみ)

もともとは、特定の一族が祀る神様のことでした。
一族の祖先と考えられている神様が多いです。一族を守ってくださる神様も氏神として祀られることもありました。
日本人は古代より祖先を祀るという習慣がありました。家に仏壇をおいて祖先を祀るというのはその名残です。インドで仏教ができたとは祖先を祀るという考えはなかったのですね。

その土地で力を持った指導者的な一族が生まれると、その一族が祀る祖先が神として祀られるようになりました。一族が共同で神様を祀る場所を建てたのが神社ができた理由のひとつともいえます。

平安時代以降。一族だけが祀る氏神という考えは廃れていきます。血縁関係よりもその土地に住む人同士の縁が大切になってきたからです。氏神の影響のある範囲に住む人なら一族でなくても氏神を信仰するようになりました。氏神はその土地を守る神様と考えられるようになってきたのです。

 

産土神(うぶすながみ)

一定の範囲の土地を守る守護神です。その土地に生まれ育った人を一生守ると考えられています。人が生まれた土地を離れても守ると考えられています。
氏神信仰よりも新しい信仰のすがたです。氏神が血縁を中心にした信仰なのに対し、産土神は土地の縁を中心にした信仰になります。それとともに氏神と産土神は同じと考えられるようになりました。

 

鎮守神(ちんじゅがみ)

もともとは寺院を建てるときにその土地に昔からいた霊(神)が、新しく建てた寺院やそこにいる人間に危害を加えないようにするため祀られた神様です。その土地に住む霊を抑えたり従わせたりして、人々に危害を加えないようにすると考えられました。

後には寺院だけでなくほかの建物や人々の住む土地に祀られるようにもなりました。住んでいる人々を守る神様と考えられるようになったんですね。

現在ではその土地を守る神様と考えられ、産土神、氏神と同じと考えられています。

 

地主神(じぬしのかみ、じじゅのかみ、とこぬしのかみ)

もともとその土地に古くから住んでいる神様のこと。土地の霊、精霊ともいえます。
人間とは関係なくその土地にいました。どんな場所にも地主神がいると考えられています。

もともとは自然の神様なので、移り住んできた人間に対していつも友好的とは限りません。荒神という言い方もあります。

そこで人々はもともと住んでいる神様をなだめるために祠や社を建てて祀りました。

また、地主神が人間に被害を与えることができないように、他から強力な神様を連れてきて祀ることもありました。それが鎮守神の始まりです。

しかし時代と共に地主神、鎮守神の区別があいまいになりました。現在では鎮守神と地主神の区別はありません。

 

現在ではどうなってる

 

現在では地主神、鎮守神、産土神、氏神の区別はなくなっています。
全部まとめて氏神ということもあります。

かつては人間は死ぬまでその土地で暮らすことが多かったで、
氏神=産土神=鎮守神=地主神
という考え方で問題ありませんでした。

でも、今では自由に移動するようになりました。

その土地を離れた人に対しては産土神はある程度の影響力はもちますが、鎮守神の影響も受けることになります。

一生守ってくださるのが産土神。

今住んでいるところで守ってくださるのが。鎮守神。

氏神というのは今住んでいる地域を治めている神様です。
氏子の区域が決められていることが多いです。
住んでる場所の住所がわかればわりと見つけやすいです。

生まれたときから住んでる場所が変らない人は、産土神=鎮守神=氏神となっていると思います。

遠くに引越しした人は、
産土神と鎮守神が違うことになりますよね。

鎮守神=氏神となることが多いと思います。
ひとによっては氏神と鎮守神は違うという人もいますね。

氏神は住んでる場所で自動的に決まるけど。鎮守神は住んでる場所に近い神様を選ぶことができる、という人もいます。

どちらでもいいと思います。

あなたが、雰囲気的にこの神様はよさそうだ。
というところを選ぶといいと思います。

 

以上、たかふみでした。

Commentsこの記事についたコメント

6件のコメント
  • すず より:

    はじめまして
    氏神、産土神。。とても勉強になりました。

    可能でしたらたかふみさんのご意見を
    お聞きしたいのですがよろしいでしょうか、。

    産土神が稲荷系で長年晴れ女です。
    引越しを転々としていて今の家は八幡さま系の神社が氏神さまです。
    なんとなく鳩にご縁がある状態で晴れ女も維持していて
    むしろパワーアップしたような。。で問題もないです。

    次は永住する場所に引越しますが
    氏神さまが龍神系のようです。

    お稲荷さまを合祀していますが
    その神社で神棚のまつりこみをお願いすべきか
    今までのようにまつりこみはせず
    自然に任せるかどうかを悩んでいます。

    稲荷と龍神はあわないと聞いたようなきがしていて
    神様の派閥は本当にあるのかどうかと

    稲荷系のわたしが龍神さまのまつりこみをしていいのか
    しないほうが無礼なのかなど
    全くよくわからずです、

    ご意見お聞かせいただけたらありがたいです、

    よろしくおねがいいたします、、、

    • たかふみ より:

      すず様、はじめまして。
      僕は神職や霊能者として活動してるわけでなく、個人的に信じて趣味で研究している立場です。個人的な意見として聞いてくださいね。

      龍神と稲荷が相性が悪いということはありませんよ。
      むしろ稲荷神を祀ってる神社が大昔は龍神系・蛇神系というのは珍しくはありません。
      稲荷は豊穣の神ですが、農作には水が必要なので水を操る龍神を祀ってるところが多かったようです。だから一緒に祀ってるところもあります。
      派閥というよりも役目が違うんですね。
      神道の神様は来るものは拒まずなので。
      お祀りすればこころよく迎えてくださいますよ。

      すずさんが今までお祀りせずに生きてきて問題ないと思っているなら無理にお祀りする必要はないと思います。
      神様は一度祀るとそのあともしっかりとお祀りしないと失礼にあたります。途中でほったらかしにすると怒ってしまうといわれてます。

      結論としては。
      神様の派閥というか種類は気にする必要はありません。
      永住先でずっと神様をお祀りし続ける気持ちがあるのなら神様をお祀りしてもいいです。
      途中でやめてしまいそう。と思うならしない方がいいです。

      以上こんな答えでよろしいでしょうか。
      また何かありましたら言ってくださいね。

      • すず より:

        たかふみさん
        ありがとうございます^^

        相性悪くないとのことでとても安心しました。

        まつりこみはいままでしたことないのですが
        神棚はずっと飾っています。
        (でも勉強不足で自分なりなかんじです)

        たかふみさんのようにもっと勉強したいのですが
        教科書みたいなのはあるのでしょうか?

        一般常識から学びたいのです。

        知恵袋でも質問しましたが
        稲荷さまと龍神さまの関係には回答いただけなかったです、

        まつりこみのあと直会?が必要というのはお話聞けました、。

        頭が悪いので
        わかりやすい本などありましたら
        教えていただけるとありがたいです^^、

        今は引越しでとたとたしているのですが
        落ち着いたらこのブログでも勉強させていただきます^^

        • たかふみ より:

          すずさん、こんにちは。
          いろいろな神様のことを知ろうと思うとかなりの本を読まないといけませんが。
          わかりすい本ということで僕が使ってる本の中から初心者向けの本を紹介します。
          神社やお参りの仕方について書いてる本を選びました。
          こちらの記事に書きましたので参考にしてください。

          http://kaiun.subarus.net/sinzyakihon/

          • すず より:

            お返事遅れてすみません、
            本の紹介ありがとうございます^^
            買ってみます!

            先日は作法もままならないまま
            大木伐採のお祓いをしてきました、

            気持ちが木々に伝わっていると良いのですか、。

          • takafumi より:

            すずさんこんにちは。参考になればうれしいです。
            大木伐採ですか?僕はやったことも作法もわかりませんが。無事にできるといいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です