こんにちは。たかふみ@開運日和 です。
鮮やかな羽を優雅に羽ばたかせて飛び回るアゲハ蝶。その美しい羽根には神秘的なメッセージが秘められているのをご存知ですか?
古くから幸運の象徴とされてきたアゲハ蝶は人生の転機や大切な人からのメッセージを伝えてくれる存在です。そのためスピリチュアルな世界では特別な存在として扱われています。
- アゲハ蝶のスピリチュアルな意味。
- 色や状況別メッセージ
- メッセージを受け取る方法
あなたもアゲハ蝶との出会いをとおしてステキな明日を見つけてみませんか?
アゲハ蝶のスピリチュアルな意味 5つ
1. 幸運の象徴
アゲハ蝶は古くから世界中で幸運の象徴とされています。
その美しい姿と力強い羽ばたきは人々に希望と喜びをもたらすものと信じられてきました。
アゲハ蝶があなたのもとにひらひらと舞い降りてきたとき、それは幸運が訪れる前触れなのかもしれません。
2. 変化の象徴
アゲハ蝶を含めた蝶々は卵→幼虫→蛹→成虫と変身する生き物です。これほど劇的な変化は他の動物ではありません。そのためアゲハ蝶は変化の象徴と言われます。
私たちも変化を恐れず、新しいことに挑戦していくべきだというメッセージを受け取ることができます。
3. 復活と再生
アゲハ蝶は動き回るイモ虫から蛹になって固まったように動かなくなります。死んだように動かない蛹からきれいな羽を身に付けた蝶が出てきます。そのためアゲハ蝶は復活・死と再生の象徴とされてきました。
どんなに困難な状況に置かれても決して諦めずに立ち上がり、新たな道を歩んでいくという力強さを私たちに教えてくれます。
4. 亡くなった人の魂を導く存在
蝶は魂を運ぶ生き物と考えられました。肉体から離れた魂は空を飛んであの世に行くからです。アゲハ蝶も亡くなった人の魂を案内する存在とも考えられています。
特にお墓参りのときにアゲハ蝶を見かけると故人がそばにいるというサインだといわれます。
大切な人を失った悲しみを抱えている時にアゲハ蝶が寄ってきた場合。亡くなった人が寄り添ってくれているのかも知れません。
5. 神様の遣い
アゲハ蝶は神様の遣いと言われることもあります。
神様からのメッセージを運び願い事の成就や道に迷った時のアドバイスを示してくれると言われています。
アゲハ蝶を見かけたら神様からのメッセージに耳を傾けてみましょう。
色別:アゲハ蝶のスピリチュアルな意味
アゲハ蝶には様々な色があります。黒いスジのような模様と黄色やオレンジなどの色が組み合わさった複雑な模様をしているものや黒いものなど。アゲハ蝶は種類や育った環境によって微妙に色や模様が違います。
でも色とりどりで複雑な模様のアゲハ蝶を見たときにはどうすればいいのでしょう?それはあなたの心に一番印象に残った色で判断してくださいね。
黒いアゲハ蝶
クロアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ジャコウアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキチョウなど黒く見えるアゲハ蝶は意外と多いです。
黒は強い変化を意味する色です。あなたの心の中、あるいはあなたを取り巻く周囲の状況のどこかで何かが変わろうとしています。その変化を肯定的に受け止めたほうがいい。というメッセージになります。
また黒は日本では魂・神様とのつながりが強い色です。ご先祖様との繋がりも深い蝶です。神様やご先祖様がなにかメッセージを伝えようとしているのかもしれません。
黒いアゲハ蝶はこちらでさらに詳しく紹介しています。
黄色いアゲハ蝶
ナミアゲハ、キアゲハ、ギフチョウなど。よく見かけるアゲハ蝶は黄色の印象を受けることが多いです。
黄色は喜びや幸せの色。いまあなたの身の回りでよい変化が起ころうとしているという意味です。
キアゲハはアゲハ蝶の中でも黄色が目立つ蝶です。キアゲハを見て、あなたの心に黄色が強く残っていればポジティブな変化が起こるサインかも知れません。
青いアゲハ蝶
アオスジアゲハなど青色が非常に印象的なアゲハ蝶がいます。青いアゲハ蝶も特別なメッセージがあります。
青は、冷静さ、客観性を意味する色。仕事運がアップするきざしかもしれません。感情的にならず冷静に判断して人間関係を良くしたり、うまく好機を捕らえたり、状況を分析して、きちんと計画をたてたり。そんなことに気をつけようというメッセージかも知れません。
青いアゲハやアオスジアゲハについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
オレンジや朱色のアゲハ蝶
日本には赤やオレンジだけのアゲハ蝶はいませんが。スピリチュアルな意味で大切なのはあなたの心がどう感じるかです。アゲハ蝶の羽には斑点があります。赤いようなオレンジのような色の模様が付いている蝶がいます。
あなたの心に赤やオレンジの色が印象に残った場合は、スピリチュアル的には赤やオレンジの蝶として考えます。
朱色やオレンジ色が目立つアゲハ蝶は励ましや情熱の象徴。いまあなたの身の回りで起きている変化をポジティブに捕らえましょうというサインです。
あなたが見たアゲハ蝶の模様でどの色があなたの印象に残っているか。
でメッセージが変わります。主役はあなたですから。難しく考えないであなたの感じたままの色を受け止めてください。それがスピリチュアルなメッセージなのです。
場所別:アゲハ蝶のスピリチュアルな意味
アゲハ蝶を見た場所の違いによって様々な解釈ができます。
ここでは場所別のスピリチュアルな意味を紹介しましょう。
家で見た
もし家の中にアゲハ蝶が入ってきた場合。ラッキーなことが起こる前触れかもしれません。良縁や様々な人間関係、仕事など。何か大きな変化が起こるのかもしれません。
でも捕まえたり殺したりしてはいけません。せっかくの運が逃げてしまいます。できるだけやさしく家の外に逃がしてください。
メッセージを伝えるお役目を終えたアゲハ蝶を自由にしてあげましょう。
生き物を大事にする行為は、あなたが知らず知らずのうちにもっている厄を落とすことにもなるのです。
神社で見た
神社で蝶々を見かけるのは神様が歓迎してくれている印です。一般に蝶々はスピリチュアルなものと相性がよく。様々なスピリチュアルなメッセージを運ぶ生き物とされます。
神社は神様の鎮まる場所。神社で見かけたアゲハ蝶がとくに印象に残っている場合は、神様が歓迎しているのかもしれませんね。
墓地で見た
アゲハ蝶は魂との結びつきの強い虫、墓地でみかけたアゲハ蝶はご先祖様や亡くなった人のメッセージを伝えようとしているのかもしれません。
あながた不安に思っていることがあるけど大丈夫、と励ましてくれているのかもしれません。
状況別:アゲハ蝶の意味
アゲハ蝶を見た状況によっても様々な解釈ができます。
ここでは状況別の意味を紹介しましょう。
近寄ってくる
アゲハ蝶があなたに近づいてくることがあります。そんなときは。あなたに幸運が訪れる。チャンスが訪れるまえぶれかもしれません。アゲハ蝶は蝶々の中でもとくに神様とのつながりが強いとされる生き物です。今までの努力が報わる印なのかもしれません。
まとわりついている
アゲハ蝶が近づいてきただけでなく、あなたの側を離れずまとわりついている場合は、大きな変化が起きようとしているのかもしれません。
生前あなたと親しくして亡くなった人が何かを伝えようとしているのかもしれません。まとわりついている人に変化を求めている可能性があります。あなた自身の内面と向き合うべき時が来ていることを知らせているのかもしれません。
2匹で飛んでいる
2匹のアゲハ蝶がじゃれ合うように飛んでいるときがあります。飛んでいる場所に関係なく、あなたの人間関係が良くなる。新たな出会いがあるというきざしかもしれません。出会いとは恋愛もそうですが、仕事や日常の人間関係全般です。
3匹で飛んでいる
3の数字は「三位一体」など古くから神聖な数字・幸運の数字と考えられています。
3匹のアゲハ蝶を見かけたということは、あなたに大きな幸運が訪れることを暗示しているのかもしれません。仕事、恋愛、人間関係など、様々な分野で思いがけない喜びが訪れる可能性があります。
アゲハ蝶の死骸を見た
アゲハ蝶の死骸を見かけると心がざわめいたり、悲しい気持ちになったりするかもしれません。でもスピリチュアルな視点から見ると悪い意味とは限りません。
アゲハ蝶は「変化・再生」の象徴です。アゲハ蝶の死骸を見たのは古い殻を脱ぎ捨てて、新たな自分へと生まれ変わる時が来ているという暗示かもしれません。
また、アゲハ蝶は魂の導きや死者のメッセージとも関連付けられています。もし大切な人を失ったばかりであれば、アゲハ蝶の死骸は故人からもう悲しまないで私は大丈夫という知らせかもしれません。
日本の伝承・縁起にみるアゲハ蝶とスピリチュアル
蝶々は世界中で神秘的な生き物とされてきました。
でも日本人ほどアゲハ蝶に特別な意味をみつけた民族はいません。日本ではアゲハ蝶にまつわる様々な伝説や言伝えがあります。
アゲハ蝶は日本人にとってそれほど特別な生き物だったのです。
そんなアゲハ蝶にまつわる伝説や縁起を紹介しましょう。
アゲハの意味は「上げ羽」
アゲハ蝶は蝶の中でも特に立派な姿をしています。漢字では揚羽蝶や鳳蝶と書きます。
「揚羽」の「揚」は「上がる」という意味。古くは「上げ羽」とも書きました。もともとは羽を立てて閉じている虫という意味だったようですが。
でもいつしか蝶の中でも大きくて優雅な鳳蝶だけがアゲハとよばれるようになりました。
揚羽は運気上昇の意味
「揚」の字には高く上がる、勢いがある、気分が高揚するという意味があります。揚羽は良い方向に変化する、ものごとが上向きになるという意味があるのです。
アゲハ蝶は「上がる」「上昇」のシンボルになりました。
アゲハ蝶を見かけたら、これから運気が良くなる、状況がよくなる兆しなのかもしれません。
鳳蝶は鳳凰の蝶
アゲハ蝶は漢字で鳳蝶とも書きます。鳳とは伝説上の鳥。鳳凰のオスのこと。
鳳凰(ほうおう)は天子(皇帝)が徳のある政治をすると現れる伝説上の鳥。非常におめでたい生き物です。
鳳凰のように色鮮やかで優雅で美しいことからアゲハ蝶を鳳蝶とも書きます。
あなたの前に現れたアゲハ蝶はあなたにとっての鳳凰=幸運を表す幸運の使者かも知れませんね。
家紋にこめられた繁栄の願い
蝶は再生を象徴する生き物。
中でもアゲハ蝶はひときわ大きくて優雅です。そのため貴族たちもアゲハ蝶は高貴な生き物と考えて家紋に使いました。
アゲハ蝶の家紋を愛用した一族で一番有名なのは平氏です。揚羽紋が家紋として成立するのは鎌倉時代ですが平安時代の桓武平氏は鎧や兜、牛車にまで蝶をあしらった模様を使いました。
後の時代になって平氏の流れを受け継ぐ貴族たちは揚羽蝶を家紋にしたのです。
他にもアゲハを家紋にする家はあります。家紋は一族の繁栄や幸福の願いが込められた護符でもあるのですね。
アゲハ蝶の幼虫は富と若返りの神
古代の日本では山椒など柑橘系の木々の葉を食べる蝶の幼虫は常世神として崇拝されていました。
そのため幼虫は常世の虫(とこよのむし)とも呼ばれます。
常世とは神々の住む不老不死の理想郷です。その神の国からやってきたありがたい虫が常世虫。常世の虫を信仰すると財運と健康長寿のご利益があると考えられました。
アゲハ蝶の幼虫が常世の虫とよばれたのは橘をエサにしているから。橘は常世に生える不老不死の実をつける木とされていたので縁起がいいと考えられたのです。
ふだん気にもしないのになぜかアゲハ蝶の幼虫を見かけたら財運や健康運が上向いている兆しなのかもしれません。
アゲハ蝶の種類
日本には様々な種類のアゲハ蝶がいます。
よくみかけるアゲハ蝶を紹介しましょう。
ナミアゲハ(並揚羽)
普段よくみかける蝶。正式名は「ナミアゲハ」ですが一般には「アゲハ」と呼ばれます。
春と夏に羽化。夏型の方が大きいです。キアゲハに似てますが。全体的に色が薄く、黒い筋の部分が多いです。
成虫が活動するのは3月から10月。
キアゲハ(黄揚羽)
ナミアゲハとよく似ていますが。羽がやや黄色みがかっていて。赤や青の模様がよりくっきりしています。このキアゲハをアゲハ蝶と思っている人も多いと思います。
成虫が活動するのは4月から10月。
クロアゲハ(黒揚羽)
黒い羽の大型の蝶。後羽に赤い模様があります。
成虫が活動するのは4月から8月。
モンキアゲハ(紋黄揚羽)
黒い羽に白~薄黄色の模様があります。それがモンキ(紋黄)の名前の由来。
日本最大級の蝶。
成虫が活動するのは4月から10月。
アオスジアゲハ
黒い羽に青い筋のある蝶。やや小型ですが飛ぶ速度が早いです。
青い部分には鱗粉がなくよく見ると半透明。
成虫が活動するのは5月から10月。
ここに紹介していなくても、あなたが「アゲハだ」と感じたらスピリチュアル的にはそれはあなたにとってのアゲハ蝶です。
アゲハ蝶の体験談
7月のある日。外に出てみると家の庭の柵に見慣れぬ青いものがありました。
よく見るとそれは蝶々のサナギでした。
昨日はなかったので一晩のうちに幼虫がやってきてサナギになったのでしょう。
大きさからするとアゲハ蝶のサナギのようです。
うちの庭には蝶の幼虫が食べるような植物はありません。不思議なだなと思ってそのままにしていました。
どんなにきれいな蝶々が羽化するのか楽しみにしつつ。
サナギを発見して8日目。
朝起きてみるとサナギの横にアゲハ蝶が止まっていました。サナギは空になっています。
きれいなキアゲハです。羽根はしっかりと伸び。乾いています。まだ若干お腹が膨らんでいるように見えます。完全に羽化しきってないのでしょうか。
このアゲハ蝶がサナギから出てきたのはまちがいありません。
仕事で京都に出てきてアゲハ蝶をこんなに間近で見たのは初めてかもしれないです。ちょっと感動しました。
このサイトで使ってるキアゲハの画像はこのときに撮影したものです。
その後、しばらくして見ると蝶はいなくなっていました。
神秘的な感じがしましたね。
そのときの感動のままにこの「アゲハ蝶のスピリチュアル」の記事を書きました。もう何年か前なので今はだいぶん加筆されていますけれど。
ところが。記事を公開してしばらくして。
テレビ番組を制作している方から連絡がありました。
この画像を番組で使いたいというのです。
スピリチュアルとは全然関係のない、子どもたちに昆虫の生態を教えるマジメな教養番組でした。
なんでも、蝶は白い所にとまる習性があるのだそうです。その紹介のために映像を撮影したかったらしいのですが。ちょうどいい映像が撮影できなかったとのこと。
そこでネットで検索して使えそうな画像を発見したので私の所に連絡が来たそうなのです。
番組内容が子どもたちのために昆虫の生態を教えるという教養番組でしたので、こころよくOKしました。無償で。
ちなみにその番組はNHK Eテレで放送している マチスコープ という番組。
佐藤二朗さんが出演して身近な暮らしの中にある不思議を紹介する番組です。
私も放送当日を楽しみに拝見しました。確かにこの画像が使われていました。
一瞬だけ。
まあ静止画像だしそんなものですよね。
でも、社会貢献できたかなと思います。
貴重な体験でした。
世の中何があるかわかりませんよ。
これもアゲハ蝶が運んできてくれた幸運なのかなと思います。
それにしても家の敷地にも隣の家にもキアゲハの幼虫が食べそうな植物はないんですけどね。どこから来たんでしょうか?今でも謎です。
一晩のうちに小さな幼虫が何十メートルも歩いて何処からかやってきたのでしょうか?
本当に神様の使者?
まさかね。
まとめ:アゲハ蝶は縁起のいい生き物
蝶全般には復活・死と再生・変化の意味があります。
さらにアゲハ蝶には上向きに好転する、繁栄する、財が増え、若返るという意味もあります。
スピリチュアルな世界では蝶を見ること、蝶が近くに来ることは良いサインです。中でもアゲハ蝶はものごとが好転するサインにもなるのです。
アゲハ蝶が運んでくるメッセージを受け止めてポジティブに生きたいですね。
クロアゲハについてはこちらでも詳しく紹介しています。
コメント
コメント一覧 (2件)
揚羽蝶の意味を初めて知りました。
意味が深くてとても勉強になりました。
ありがとうございます。
胡桃啓希さん。読んでくださってありがとうございます。
お役に立てて嬉しいです。