松尾大社と同じ、松尾山のふもとに鎮座する月読神社。
月読命がご祭神という珍しい神社です。
三貴子のひとりでありながら、いまひとつ存在感の薄い月読尊。
謎の多い神様だけに、よけいに興味がそそられます。
その神秘的な存在の月読尊がご祭神ということで月読神社に行ってきました。
月読神社
月読神社は七つある松尾大社の摂社の一つ。
位置的にはこのようなになってます。
左下が月読神社。
松尾大社から、
右手に松尾山をながめながら
静かな住宅街の道を歩いてゆく。
5分ほど歩くと住宅の切れ目から、
赤い鳥居が見えてきました。
摂社という先入観があったせいか、
立派な印象をうけました。
月読神社(つきよみじんじゃ)です。
もちろん、ご祭神は月読尊(つきよみ の みこと)。
この地に移ってきたのは平安時代の西暦856年。
以前はもう少し下流側にあったみたいです。
石段を登る。
境内に入ると舞殿が見えます。
舞殿のむこうには、本殿が。
本殿です。意外と小さいかな・・・
静かな松尾山のふもとでひっそりとたたずむ本殿。
本殿左の摂社
解わいの水
飲むことはできません。
御船社
ご祭神は天鳥舟命(あめの とりふね の みこと)
水上交通の神様です。
願掛け陰陽石
本殿の右にはこちらの末社があります。
聖徳太子社
学問の神様として、聖徳太子が祀られています。
松尾大社を造った秦氏の一族に秦河勝(はたのかわかつ)という人がいました。
葛野に住む秦氏のリーダーだったと言われます。
秦河勝は聖徳太子の側近として仕えました。
河勝あるいはその子孫が代々聖徳太子を祀ってきたものです。
聖徳太子は仏教を保護したイメージがあるかもしれませんが、
月読命を信仰していたともいわれます。
月延石(安産石)
安産石ともいいます。
月延石この石をなでて祈願すると安産のごりやくがあるといわれています。
祈願するときは、社務所で新しい石を授かってください。
こちらに収めてあるのは他の人が祈願した石です。
こちらに納める、月の石は社務所で授かることができます。
二本がくっ付いた連理の木は見かけることはありますが。
こちらでは、三本が幹の途中でくっついた珍しい木を見ることができます。
むすびの木
幹の中ほどで三本が繋がってる。
これは珍しいですね。
こちらでは、安産祈願も行ってます。
観光地の嵐山。
鈴虫寺といった人気スポットがあるにもかかわらず、
ほとんどおとずれる人のないひっそりとした場所でした。
ちょっと寂しい気もしますが。
松尾山の自然を目の前に、
自分だけのひと時をすごすには良いかもしれません。
松尾大社関連記事
松尾大社の摂社
アクセス
阪急電鉄 嵐山線 松尾大社下車 すぐ
京都市バス 京都駅から 28系統 嵐山大覚寺行き 松尾大社前下車 徒歩約8分
四条烏丸から 29系統 洛西ターミナル行き 松尾大社前下車 徒歩約8分
公式website:http://www.matsunoo.or.jp/index-1/index.html
住所 京都市西京区松室山添町15
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宿を調べる
月読神社は嵐山に近いので、
嵯峨嵐山の旅館が近くて便利です。
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京都駅周辺は宿や飲食店が多く
旅の拠点にはぴったりです。
[yadokyoto]
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