路上で巨大たいまつ炎上・伏見三栖の炬火祭り

大たいまつ

伏見炎上

 

京都伏見の三栖地区で人知れず行われてるディープなお祭りがあります。
市街地の路上で巨大な炬火(たいまつ)を炎上させるという、シンプルかつワイルドなお祭りです。

火祭りは日本中にあるんですが。
普段なら車がばんばん走ってる市街地の路上で燃やすんですよ。
ちょっと他では見られないですね。

炬火祭とは三栖神社のお祭り(神幸祭)で行われる行事なんです。毎年10月に行われてます。
御神輿を先導するための大たいまつなんですが、見た目のインパクトの凄さからかいつのまにか祭りの主役みたいになってます。

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炬火祭、たいまつの出発から鎮火まで

待機する大たいまつ。
場所は京阪中書島駅の近く。京都市バス停・中書島に近いローソンの前あたり。

 

芯は直径120cmほど。
広がった部分は4mくらいありそうです。

ここから竹田街道を北に向かい、京橋付近まで約300m弱の道のりを運びます。
途中でたいまつに点火。
炎上しつつ、街中を移動するというかなりワイルドな光景が展開されます。
でも、炎上してる時間は15分ほど。

あっという間なので、待ち伏せていないと見逃してしまいます。

大たいまつは縦になってますが。
立ったままでは運べないので、横に倒します。

提灯に先導され、横になったたいまつが点火位置まで運ばれていきます。

太たいまつ移動中

 

バス停中書島付近まで来ました。
このあたりで点火のようです。
燃える前の姿をお披露目するように回ってます。

 

火のついたたいまつ登場。
いよいよ大たいまつに点火です。

いよいよ点火

 

点火!

一瞬で燃え広がります。
待ち構える人々で、み、見えない・・・

鳳凰

火のついた大たいまつが移動してます。
担いでる人たちは大丈夫なのでしょうか?

大たいまつ移動中

 

大たいまつのあとを神輿がついていきます。
本当は神輿の露払いをしてるのが大たいまつなんですけどね。
完全に主役は燃えてる大たいまつ。

三栖神社神輿

 

見る場所によっては、お神輿が燃えてるように見えることも・・・

たいまつ祭り

 

さらに炎上中。

道路標識まで火がかぶってますが。
伏見の町が燃える・・・

伏見炎上

 

シャッタースピードを上げて大たいまつを撮影。
炎の形がよくわかります。燃えてるのは先の部分だけ。
芯は燃えないようになってるんですね。

大たいまつ

 

勢いのピークがすぎたようですが。
水をかけてます。
もう消すんでしょうか?

消火中

まだ燃えてるたいまつを立てました。

たいまつ立てる

 

このあと消火。
でも、すぐには消えずに何度も水をかけては火の勢いが戻るの繰り返し。

たいまつ消火

とうやら消えたようです。
たいまつは撤収です。
もと来た道を戻ります。

たいまつ撤収

人々がわれ先に落ちてる芦を拾ってます。
たいまつの芦を家に飾っておくと一年間無病息災なんだとか。

芦拾い

 

忘れてましたが。
お神輿はこのあと、金井戸神社(三栖神社の御旅所)へ向かいます。

三栖神社神輿

御神輿には五七の桐。

御神輿のてっぺんに載ってる鳳凰の首がない。
と思ったら、折りたたんでいました。
珍しい形ですね。

鳳凰

御神輿は還幸祭まで1週間この御旅所に納められます。

同じ時期に御香宮のお祭りが行われるせいか。
地元の人以外はあまり見に来ないお祭りです。
路上で巨大な松明を炎上させるのは他にないワイルドさと非日常的な光景が魅力ですね。
街中でこんなに火を焚いてるお祭りって珍しいですよ。

三栖の炬火祭りは10月第2日曜に行ってます。
2016年は10月9日に行うようですよ。

 

 

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