田村神社は龍神様をお祀りしている神社です。
四国の香川県にも龍神様をお祀りしている神社はいくつかあります。高松市の田村神社は
讃岐国の一宮です。
こちらには昔から龍の住むという穴があり、龍穴そのものがご神体になっています。
金運のご利益があるという、昇運金龍があるというのです。これは見逃せません。
さっそく行ってきました。
参道を歩くと手水舎があります。ここでお清めをします。
参道の横には力石がありました。江戸時代の人々が力比べをするために担いだ石のようです。
一番右の石は33貫と掘ってありました。約124kgもある計算になります。
力石の近くには鳥居が。歳徳神の額がかかっています。
こちらは納札所なんですね。こういうところにまで鳥居があるとは驚きました。
いよいよ本殿です。
石造りの新しい鳥居の奥には本殿があります。
和銅二年(709)創建されたといわれる古い神社です。現在の本殿は明治10年に再建されたもの。
一宮だけあって風格のある社伝です。
ご祭神は田村大神。倭迹迹日百襲姫命、五十狭芹彦命 (吉備津彦命)、猿田彦大神、天隠山命 (高倉下命)、天五田根命 (天村雲命)の総称だそうです。
倭迹迹日百襲姫命(やまと ととひ ももそひめのみこと)。第七代孝霊天皇の皇女。弟の五十狭芹彦命とともに讃岐国に来て農業や殖産を広めたとされています。
本殿の裏には奥殿があります。奥殿の中には深淵があって御神体になってます。この深淵には龍が住むという伝説があるんですよ。そのためか、田村神社には龍をモチーフにした像が多くあります。
香川の龍神様
こちらの境内にはたくさんのお社があります。本殿の横にある宇都伎社の前には龍神様の像があるんですね。
立派な龍神様の像です。
もともとは水の神様です
神社の西には香東川が流れます。香東川の伏流水が神社の地下に流れているといわれます。かつて境内には3つの井戸があったそうです。現在は2つが残っています。そのうちのひとつが御神体になってる深淵です。人々は川や湧き水を農業や生活に使ったということです。
残る井戸は、袂井(たもとい)と花泉(はなのい)。袂井は境内の東にあります。境内の西には花泉がありますが、現在は枯れているそうです。
香川県は昔から水不足に悩んできました。古代の人々は貴重な水を与えてくださる竜神がいると信じていたのでしょうね。
龍神は古くから水の神様と考えられてきました。龍神信仰には人々の切実な願いが込められているようです。
それにしてもすごい迫力ですね。
高さは5mあるそうです。
しかもたくさん小判がありますよ。
看板を見ると「昇運金龍」と書かれています。
現代の龍神様は金運も叶えてくれるようですね。
水は五穀豊穣のために必要です。お米がたくさん取れることは豊かになるということでした。
お稲荷様もそうですが、豊かな実りをもたらせてくれる神様は現代では金運の神様にもなっているようです。
こちらでは小判を奉納することができるそうです。
なにやら楽しそう。
せっかくなので奉納することにしました。
金運隆昌大判小判
社務所で大判・小判を売ってます。
金運隆昌小判は600円。
金運隆昌大判は1000円。
さらに大きい昇運大判は2000円です。
2000円のものは持ち帰り用みたいです。
金運を上げたいし、せっかくなので金運隆昌大判にしました。
裏はつるつるになっています。裏に名前を書いて先程の龍神様の像に奉納します。
では龍神様に奉納しましょう。
黄金色が眩しい!
すでにたくさんの人が奉納してますね。こちらに置くことにしましょう。
本物の金ではなくても、これだけ小判があると壮観ですね。
金運があがるといいなあ。
それにしても見れば見るほど迫力のある龍神様ですね。
龍神様のいる田村神社でした。
田村神社のアクセス
電車
高松琴平電鉄 琴平線 一宮駅下車 徒歩約10分
車
高松自動車道・高松西インターチェンジより車で約10分。
高松自動車道・高松中央インターチェンジより車で約15分。
Official Website 田村神社
住所 香川県高松市一宮町286
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