吉祥院天満宮 菅原道真生誕地と伝わる菅原家ゆかりの地

吉祥院天満宮拝殿 京都市 南区
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吉祥院天満宮は京都市南区にある菅原道真公をお祀りする神社です。

学問の神様として有名な菅原道真が生まれた場所ともいわれます。

こちらでは吉祥院の名の通り吉祥天もお祀りしています。神社なのに仏教の神様をお祀りするなんてなぜ?と思うかもしれません。でも最初は菅原家の人々が吉祥天をお祀りするために建てたお堂が始まりなのです。

神仏習合の不思議な神社、吉祥院天満宮を紹介します。

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吉祥院天満宮の境内

御祭神

本殿にお祀りされる神様

菅原道真公 学問の神様

由緒

天応元年(781年)ごろ。菅原道真公の曽祖父・土師古人(はじの ふるひと)が居住地の大和国菅原邑(奈良県奈良市菅原町)にちなんで菅原姓を名乗りました。菅原氏の始まり。

平安遷都のころ。祖父・菅原清公(すがわらの きよきみ)が平安京に移住(社伝によると古人)。当時は白井の庄といわれた現在地に領地を与えられ菅原家の邸宅をかまえました。

延暦23年(804年)。祖父・菅原清公(すがわらの きよきみ)が遣唐使になって唐へ向かいます。同じ船には最澄も乗っていました。
唐に向かう途中、嵐にあって船が転覆しそうになりました。清公は同じ船に乗船していた最澄とともに吉祥天に祈りました。すると嵐は収まり助かりました。吉祥天の加護に感激した清公は以後、吉祥天を信仰します。
延暦24年(805年)。清公が帰国。
大同3年(808年)。清公は屋敷の敷地内に吉祥天を祀るお堂を建て菅原家を護る寺にしました。これが吉祥院です。開眼供養を行ったのが最澄といわれます。
社伝によると。承和12年(845年)。菅原道真がこの地で誕生しました。

貞観4年(862年)。道真は18歳で文章生(国の役人を育てる大学寮の学生)に合格。父・是善の勧めで菅原家の別宅・宣風坊(菅大臣神社のある所)に移り住みました。

延喜3年(903年)。菅原道真が太宰府で他界。
道真の死後、この地に吉祥院聖廟を置いて道真の霊を祀ります。
その後、都で怨霊騒ぎがおこります。
承平4年(934年)。朱雀天皇の勅命で社殿を建てました。それが吉祥院天満宮です。

吉祥院天満宮 拝殿

吉祥院天満宮拝殿

社殿は応仁の乱などで何度も消失しましたがそのたびに熱心な人々に支えられ再建されました。現在の本殿は昭和28年(1953年)に改築。平成14年(2002年)に拝殿が改築されました。

菅原道真公が鎮座する本殿は拝殿の奥にあり見えません。拝殿で参拝します。幼少期の菅原道真公をイメージした人形が参拝者をお出迎えしてくれます。

拝殿

 

吉祥院

吉祥院

 

名前の由来にもなった吉祥院。吉祥天をお祀りしています。
吉祥天は幸福・美・富のご利益がある神様です。

他にも菅原清公卿、菅原是善卿、観世音菩薩、薬師如来、伝教大師、孔子をお祀りします。

菅原清公は道真の祖父。吉祥天の助けで唐から戻れたことで信仰が始まりました。
菅原是善は道真の父。
孔子を祀るのは菅原家が儒教者の家柄だったから。
伝教大師最澄は清公とは縁のある人だったようです。清公と最澄は同じ遣唐使船に乗り嵐にあった時に一緒に吉祥天に祈り助かりました。吉祥院の開眼供養を行ったのが最澄だといわれているため、最澄をお祀りしているのだと思われます。
現在の吉祥院は江戸中期に再建され平成20年(2008年)に大改修したものです。

摂社末社とみどころ

小宮社

摂社

拝殿の右手(北側)にある末社。
左から
白太夫社  ご祭神 渡会春彦翁(わたらいはるひこ)。菅原道真の守り役だった人。
松梅社
吉野社
琴比羅社 ご祭神 琴比羅大神(ことひらおおかみ)。
秋葉山 ご祭神 秋葉大神。

稲荷社

稲荷社

本殿左側(南側)にあります。

ご祭神:春房稲荷大明神。

弁財天社

弁財天社

南東の鳥居の手前にある末社。

御祭神:弁財天

弁才天はもともとはインドの河の神様サラスヴァティ。河の神様らしく屋根には波を模した瓦がついています。

横に鑑の井があります。井戸の横にあるから水の神様なのでしょうか。

鑑の井

鑑の井

菅原道真が役所に出勤する前、身だしなみを整えるために姿を写したといわれる井戸。昔の人は澄んだ井戸の水を鏡として使ったようです。

横に江戸時代の書家・松下烏石(1699~1779)が書いた漢詩の石碑があります。井戸の水が清からなことを称えるために書いたものです。

菅公胞衣塚(かんこうえなづか)

胞衣塚

菅原道真が生まれた時の胞衣(へその緒)を埋めた所。

初宮詣では、殿参拝の後ここにお参りして赤ちゃんの花を摘んで泣かせて発声のはじめとする習慣がある。と社伝には書かれております。

硯之水

硯の水

菅原道真が幼少のころ習字に使ったと言われる水。しばらく枯渇していましたが由緒ある硯の水の復活を願って昭和61年に井戸が掘られました。現在の水は新しい井戸のもの。

吉祥院天満宮の情報

吉祥院天満宮
住 所 :京都市南区吉祥院政所町3
公式サイト なし

アクセス

吉祥院天満宮に行くのは電車が便利です。

駐車場:なし

電車
JR東海道線 西大路駅より徒歩で約14分。

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