こんにちは。たかふみ@開運日和 です。
今回もあなたの暮らしに役立つスピリチュアルな話題をお届けします。
夏至は一年で一番太陽の出ている時間が長い日ですよね。つまり夏至は1年で太陽のエネルギーが一番長く降り注ぐ特別な日。
そしてスピリチュアルな陰陽エネルギーが変わるときでもあるのです。
陽のエネルギーは生命力や活力、行動力を象徴し心身ともに活性化させると信じられています。夏至を境にエネルギーが逆転。また夏至は変化のときでもあるので何かを始めたり、活動をかいしするのもにもちょうどいい機会です。
このチャンスを利用して今よりもいい明日を目指してみませんか?
このブログ記事では夏至のスピリチュアルな意味、体調不良、おすすめの過ごし方などを詳しく解説します。
2024年の夏至はいつ?
毎年、6月21日前後に夏至はやってきます。
2024年の夏至は 6月21日(金曜日)です。
夏至の意味とは?
夏至とは?
夏至の読み方は「げし」です。「かし」ではありません。
夏至は北半球では一年で一番昼が長い日、南半球では一年で一番昼が短い日。二十四節気の一つです。
暦や一般には夏至の起こる日を夏至日、夏至の日といいます。夏至日は日本では旧暦5月・新暦6月に起こります。
夏至の日の日照時間は緯度によって違いますが日本では約14時間34分です。一年で日照時間が短い冬至は9時間40分くらい。1日24時間のうち5時間も違うって凄く大きいですよね。それだけ太陽から受けるエネルギーの量が違うのです。
二十四節気の夏至
夏至には特定の日と期間(節気)を表す2つの意味があります。
二十四節気では夏至日(2024年は6月21日)を過ぎて次の小暑の前日(2024年は7月5日)までを夏至とよびます。1年を24に分けたうちの10番目。夏を6つに分けたなかの4番目の節気になります。
夏至は二十四節気の中でも特別な意味を持ち、「立夏」と「立秋」のちょうど真ん中。暦上では夏の真ん中です。夏の盛りに向かっていくので「夏に至る(夏至)」と書くようになったといわれます。
スピリチュアルな陰陽エネルギーが変わるとき
陰陽エネルギーの転換点
東洋思想では宇宙のすべてのものは「陰」と「陽」の二つのエネルギーでできていると考えられています。陰だから悪くて、陽だからいいという単純なものではありません。
「陰」は受動的なもの。
「陽」は活動的なものを意味します。
どちらも必要です。私達の世界はこの2つのエネルギーのバランスで成り立っていますから、スピリチュアルな世界ではこの2つのエネルギーがとても大切にされます。
夏至を境に陰が強くなる?
夏至は一年で最も「陽」のエネルギーが強くなるとき。太陽高度が最も高くなり日照時間が長くなるためです。そのため夏至は新しいことを始めたり目標に向かって行動したりするのに適した時期だと言われています。
でも夏至を過ぎると日照時間が短くなり太陽の高度も低くなります。すると「陽」のエネルギーが徐々に弱くなり「陰」のエネルギーが強くなっていきます。
実は西洋にもこれと同じ考えがあります。
ホリーキング(ヒイラギ王)とオークキング(オーク王)
ホリーキング(Holly King)とオークキング(Oak King)は西洋のスピリチュアルな世界での冬と夏の擬人化したものです。
ホリーキングはヒイラギ王と言ったりもします。ちなみに欧米の一部のスピリチュアルファンの間ではホリーキングはサンタクロースのモデルと言われます。少なくとも現代人が知っているサンタクロースの外観はホリーキングから影響を受けているようですね。一部の絵で角があったりなかったりしますが。ケルト神話のケルヌンノスと混同されているためです。
ちなみにオーク(Oak)は樫のことです。
ホリーキングは冬のスピリチュアルなエネルギー。活発な太陽。光。作物の成長を象徴します。
オークキングは夏のスピリチュアルなエネルギーの象徴。太陽の衰え。闇。を象徴します。
ホリーキングとオークキングは常に競っていて、夏至にはオークキングの力が最高潮になり。夏至を過ぎるとオークキングの力は徐々に弱まり。冬至にはホリーキングの力が最高潮になります。冬至を過ぎるとホリーキングの力が徐々に弱くなり、オークキングの力が強くなって。夏至になるとまたオークキングの力が再興になる。これの繰り返しです。
陰陽の考えとそっくりですね。オークキングを陽、ホリーキングを陰と考えればいいですね。
ところが陽→陰とは逆の考え方もあります。
夏至を境に陽が強くなる?
夏至を境に陽が強くなるという考えです。
現実には夏至を過ぎると日照時間が減り続けますが地上の気温は逆に上がり続けます。これは太陽エネルギーを受けた地上が温まり様々な活動を続けているからです。
太陽だけでなく地球から受けるエネルギーが高まるのはこれから。だから夏至を境に陽が強くなると言われるのですね。
まったく正反対のことですね。でもどちらも正しいです。
夏至を境に陽→陰となるのは。
太陽から受けるエネルギーの量に注目しているから。
夏至を境に陰→陽となるのは。
大地を含めた地球が持つエネルギー全体に注目しているから。
現実に地上で暮らしている私たちは太陽はもちろん大切ですが、地球からもたくさんエネルギーを頂いてます。夏至から立秋までは地上も含めたエネルギーは高まり続け。立秋を過ぎると地上の陽のエネルギーも下がっていきます。
実はホリーキングとオークキングの戦いでも同じような考えがあって。ホリーキングとオークキングの戦いがあるのは春分と秋分。春分はオークキングが勝って夏のエネルギーが強くなり。夏至はオークキングの力が一番強い時期。秋分はホリーキングが勝って冬のエネルギーが強くなる。冬至はホリーキングの力が一番強い時期。というわけです。
これも陰陽の考え方と同じです。
どちらにしても夏至から立秋の間はスピリチュアルなエネルギーが高まっている時期です。何かを始めたり、アクティブに動くのにとてもいい時期なのです。
でも夏至のスピリチュアルな意味はそれだけではありません。他の意味も紹介しましょう。
2024年夏至のスピリチュアルな意味
一年で最もポジティブな太陽エネルギーが強い日
夏至日は一何で一番、太陽の出ている時間が長く太陽が高いところにいます。そのため太陽から受け取るエネルギーは一番多くなります。
古代から日本人に受け継がれた大和言葉では「ひ」は太陽を意味すると同時に魂や生命を支えるエネルギーも意味します。太陽は生命力の源と同時に魂のエネルギーの源なのです。現代のスピリチュアルな解釈では「ポジティブなエネルギー」になりますね。
太陽からたくさんのエネルギーを受取り精神的にも肉体的にも活動的になやすいのがこの時期です。
浄化と再生・デトックス
夏至はスピリチュアルなエネルギーが切り替わる時。そのため夏至はスピリチュアルな意味では古いものを手放し、新しいものを取り入れるのに最適な時期とされています。
不要なものを整理したり目標を再設定したりしてみましょう。
創造性と繁栄
陽のエネルギーの高まりは創造性や行動力を高めるとされています。スピリチュアル的には夏至は夢や目標に向かって行動を起こすのに最適な時期と言えますね。
新たな始まり
夏至の日付の6月21日は数秘術でも特別な意味があります。
6:調和、バランス、責任
2:二元性、対立、選択
1:新しい始まり、リーダーシップ、独立
6・2・1が重なる2024年の夏至は調和とバランスを保ちながら、新しいことに挑戦し、リーダーシップを発揮していくのに適した時期と言えますね。
また繁栄や成功を象徴する数字も含まれているため、新たな目標を掲げるのにも良いタイミングです。
夏至のエネルギーと体調不良
夏至が近づくと日照時間が長くなり気温や湿度が上がり、体への負担が増えていきます。特に急激な気温変化や湿度の上昇は体調不良を引き起こす原因になります。また季節の変わり目にもなるので体のリズムが崩れやすくなり、精神的にも不安定になりやすくなります。
だるさ
食欲不振
頭痛
めまい
眠気
集中力の低下
吐き気
イライラ
などの症状がでた人もいるのではないでしょうか?
でもこれはスピリチュアルな変化ではなく肉体的な変化です。
よく肉体の疲れや不調をスピリチュアルなものだと思っている人もいますが、それは危険です。
とくに近年は気温の変化が大きく一気に高温になりがち。精神的にも肉体的にも付いていない人が増えています。無理をしないことが大切です。
夏至の体調不良を防ぐためには以下の点に注意することが大切。
規則正しい生活を送る
十分な睡眠をとる
バランスのとれた食事を心がける
適度な運動をする
水分をこまめに補給する
紫外線対策をする
ストレスを溜めない
リラックスできる時間を作る
体調に異変を感じたら無理せず休息をとりましょう。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめします。無理はしないでくださいね。
2024年の夏至にするといいこと
お勧めの過ごし方を紹介します。夏至の日だけではなくて夏至までの期間にするのも大切ですしそれを過ぎても大丈夫です。できる範囲でいいので試してみてください。
太陽の光を浴びる
朝日を浴びるのは気持ちいいものです。太陽の光を浴びることで体内リズムが整えられ、ポジティブなエネルギーをチャージすることができます。
太陽の光を浴びるのは肉体の健康だけでなく心の健康にもとても大切。せっかく1年で一番強くエネルギーを受けられるのですから、太陽の光を浴びないのはもったいないです。
太陽の光を浴びるのはとても大切なのですが。近年は日中は紫外線が強いので紫外線があまり強くない朝日を浴びるのがとくにお勧めです。
浄化をする
スピリチュアルな意味では夏至は心の浄化に最適な時期です。次のような方法で心身ともに浄化をしてみましょう。
夏至は自分自身と向き合い心を浄化するのに最適な時期です。ぜひこの機会に心のデトックスを行い、新しい自分へと生まれ変わりましょう。
断捨離
使わなくなったものを処分し、身の回りを整理整頓しましょう。不要なものを手放すことで、心もスッキリとします。
自然に触れる
緑豊かな公園や鎮守の森のある神社など。緑のある自然の中でゆっくりと過ごしましょう。自然のエネルギーは心を癒し、心を浄化してくれます。
瞑想
静かな場所で目を閉じ、呼吸に意識を向けながら瞑想しましょう。雑念を捨て心を落ち着かせることで、内なる声に耳を傾けやすくなります。
自分自身を振り返る
夏至は自分を振り返り、内面と向き合うのに最適な時期とされています。夏至の日は次のような方法で自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。
ジャーナリング
マインドフルネスの広まりとともに注目を集めているのがジャーナリングです。あなたの考えや感情をノートに書き出してみましょう。あなたは本当は何をしたいのでしょうか?何を望んでいるのでしょうか?頭の中を整理することで自分自身をより深く理解することができます。
また過去一年を振り返り、あなたが経験したこと、学んだこと、成長したことを書き出してみましょう。自分自身の歩みを振り返ることでこれからどうすればいいのか見えてくるかもしれません。
ポジティブなことを考える
夏至の前後の期間は陽のエネルギーが高まる期間。ポジティブな心、前向きな心、向上心、探究心が高まりやすいそんな意味のある期間です。
「やればできる」
「私はできる」
あなたの心の中で何度も何度も叫んでみてください。少しずつ潜在意識のブロックが外れるかもしれません。
だからポジティブな心を持つことがとても大切なのです。
感謝する
今、あなたが生きていることに感謝しましょう。あなたは一人ではありません。様々な人や生き物、目に見えないものものも含めて世界の一部として存在しているんですね。感謝の気持ちを持つことで心が豊かになり、ポジティブなエネルギーを引き寄せやすくなりますよ。
夏至に食べるといいもの
日本では夏至に食べるといいとされているものがいくつかあります。蒸し暑い時期に栄養のある物を食べて夏を乗り切ろうという先人の知恵です。
全国的に統一された食べ物はとくにありませんが、地域ごとに個性のある食べ物があります。スピリチュアル的にもその土地でできた物を食べればその土地のエネルギーをいただけるので季節の旬物や特産物はお勧めです。
6月21日のピンポイントでたべるのではなく。節気の夏至の期間や、おおよそこの時期に食べられるものです。
タコ
関西。田植えが終わった頃に食べ、8本の足を持つタコにちなんで。稲の根が深くはるようにという願いが込められています。
水無月(みなづき)
京都。
ういろうの生地の上に小豆を乗せた食べ物。夏至の期間にあたるみそか(6月30日)に食べる風習があります。1年の半分に当たるときい食べることで半年の厄を落とし、残り半年の無病息災を願うというものです。
半夏生餅(はんげしょうもち)
奈良・大阪府河内地方。
小麦ともち米を半分ずつ混ぜて作る餅。
冬瓜(とうがん)
静岡など。
夏に採れる瓜の一種ですが、冷暗所で保存すれば冬まで保つのでこの名があります。カリウムやビタミンC、水分を多く含み夏バテ防止にもよいです。
新小麦の焼き餅。
関東。
新小麦ともち米を半分ずつ混ぜて作ります。半夏生餅に似ています。豊作を祈って食べます。
無花果田楽(いちじくでんがく)
東海地方。
古くはいちじくは不老不死の食べ物と言われていました。田楽は豊作祈願のために食べられてました。
焼き鯖(さば)
福井県。
暑い夏を乗り切るために、栄養のあるタンパク源を食べていました。
うどん
香川県。
夏至から半夏生(7月2日)の期間に田植えや麦刈りの時期に取れたばかりの麦で作ったうどんを食べたり、田植えや収穫を手伝ってくれた人へのお礼に振る舞われました。そのため香川県では半夏生の7月2日がうどんの日となっています。
世界の夏至イベント
夏至の伝統的な意味
夏至は一年で一番、太陽の出ている時間が長いので世界各地で太陽神のお祭りが行われていました。
夏至の太陽が特別。という考えは古代からありました。夏至の日に太陽が見えるように作られた遺跡が世界各地あります。イギリスのストーンヘンジ、マヤ文明の遺跡が有名です。縄文時代の遺跡にみられる環状列石も似たような意味をもつと考えられています。
とくに年間を通して日照量の少ないヨーロッパなどでは夏至は冬至と並んでとても重要な日です。キリスト教伝来後は聖人の日に置き換えられていますが、もともとは太陽の恵みをお祝いする日でした。
北欧のミッドサマー
スウェーデンなどキリスト教の布教が比較的遅かった北欧では古い習慣が残っています。スウェーデンでは 6月19日から20日にかけて夏至祭(ミッドサマー)という行事が行われます。家族と友人が集まり、人々は花冠を編み旬の食材を食べながら飲んで歌って踊って楽しく過ごす習慣があります。
キリスト教圏の聖人の日
ヨーロッパのキリスト教国では古代からあった夏至の祭りが聖人を祝う祭りに変更されていることがあります。洗礼者ヨハネの誕生日が6月24日とされているので夏至祭りといっしょになっていることがあります。
イギリスのセント・ジョーンズ・イブ
6月23日に前夜祭が行われ。焚き火を燃やし様々な行事を行います。
イギリス・カナダ・アイルランド・クロアチア・デンマーク・ドイツ・フランスなどにも似たような行事があります。
イタリアのサン・ジョヴァンニ祭
6月24日に行われるサン・ジョヴァンニ祭(聖ヨハネ)の祭日。
魔除けの焚き火
北欧や東ヨーロッパでは夏至の期間に魔除けの為に火を焚く習慣があります。これから太陽の力が強くり生命が溢れ実りをもたらす時期が来る前に。火を燃やして悪いものを浄化しておくのです。日本のお焚き上げに似た習慣です。
ストーンヘンジ
イギリスにあるストーンヘンジは夏至の日の朝に太陽が巨石の隙間から昇るように設計されていると考えられています。そのため夏至には多くの観光客が訪れます。
またケルトの文化を復活させようというネオペイガニズムの人たちが夏至の日にストーンヘンジに集まってお祭りをしています。
恋愛・結婚
人々が集まって楽しく過ごすひとときは出会いの場でした。そのためヨーロッパ各地の夏至の行事の期間中に恋愛占いをしたり、縁結びの願掛けをしたりといったことが行われました。
6月は古代ローマの女神ユノーのお祭りが行われる時期。ユノー(英語でジュノー)は結婚や女性の守護神です。かまどの女神ウェスタ(英語でヴェスタ)にとっても重要な時期です。
こういったこともあり夏至の期間は恋愛運・結婚運の上がる期間と考えられることもあります。
インティライミ
インカ帝国では冬至の期間にインティライミと呼ばれる重要な祭りが行われていました。太陽神インティを崇拝し、豊作を祈願する盛大な儀式です。現代でもペルーのコリカンチャ(太陽の神殿)から始まり。各地を練り歩きます。6月24日に行われていますが、南半球なので冬至のお祭りになります。でも太陽のお祭りには違いありません。
日本の夏至
日本ではちょうど梅雨や田植えシーズンに重なるので夏至に特別なお祭りをする地域は少ないです。夏至の時期は田植えの目安としての意味があります。そうしたこともあり天照大御神は稲作の神としても信仰されました。盛大な行事は農作業の区切りがついたときに行い。普段はより生活に密着した形で人々の生活に溶け込んでいるのが日本の夏至の特徴です。
三重県伊勢路の夫婦岩のある二見興玉神社では特別な行事が行われます。夫婦岩から登る朝日を拝みなら禊をします。
夏至にしてはいけないこと
なにはともあれ。無理しないことです。
夏至は太陽のエネルギーが強いですから快適な生活に慣れた現代人には負担に感じる場合もあります。まずは疲れを癒やして力を溜めましょう。活動を始めるのはそれからでも遅くはないです。
2024年夏至のスピリチュアルな意味 まとめ
夏至は1年で最も太陽のエネルギーが強くスピリチュアルな力が活性化する特別な日です。
2024年の夏至は6月21日。
夏至は心身を活性化し、浄化(デトックス)に最適な時期です。太陽の光を浴び、瞑想やジャーナリングを行い自分自身を振り返り、ポジティブなことを考え、感謝の気持ちを持つことで、夏至のパワーを最大限に活かすことができるでしょう。
夏至の時期は蒸し暑くなりますが、まだ暑さに慣れてない人も多いので体調不良を感じやすい人もいます。規則正しい生活習慣を心がけ、十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動などを心がけましょう。スピリチュアルなことだと油断してはいけません。
夏至は自分自身と向き合い、心身をリフレッシュして新たな自分へと生まれ変わるチャンスです。ぜひこの特別な日を有効活用して充実した夏を過ごしましょう。
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