京都嵐山のおとなり松尾山に鎮座する松尾大社。
お酒の神様として有名です。でも自分には縁がないかなと思って行ってませんでした。
吉方位にある神社を調べてたら松尾大社だというので行ってみました。
なんと、下鴨神社に負けないくらいいい神社ではないですか。なんで今まで行ってなかったのだろう。
それもそのはず平安時代には賀茂社とならぶ力の強い神社として信仰を集めた神社のようなんです。
松尾大社に行く
松尾大社は阪急電鉄か京都市営バスを使うのが便利です。
今回は阪急で行きました。桂駅で嵐山行きに乗り換えるのをお忘れなく。
阪急・松尾大社駅を下車すると。松尾大社はすぐそこです。
松尾大社は阪急松尾大社駅おりてすぐです
府道29号線、交差点「松尾大社」を渡ったところにそびえるのが一の鳥居です。
松尾大社は京都でも最古級の神社なのです
飛鳥時代の大宝元年(西暦701年)、大陸から渡ってきた秦氏の氏神として作られた松尾社。
平安京ができたときには都を守護する神社になりました。
現在は洛西総氏神(洛西:京都市西部)として信仰されています。
一の鳥居の横には、御神酒徳利のオブジェが。
さすがお酒の神様です。
大きな鳥居を見上げると太陽がちょうど真上に。
神々しいのでシャッターを切りました。
静かな参道を歩いてゆきます。
平日とはいえ、ひと駅はなれた嵐山とは別世界のような静けさ。
人ごみが苦手な人にもおすすめです。
松尾の山を背景に朱色の二の鳥居が見えてきました。
今は2月ですが、新緑のころはきれいでしょうね。
鳥居をくぐり境内の中へ
鳥居からなにやらぶら下がってます。
脇勧請といって、榊の小枝を吊るしたものです。榊の束は十二本あります。うるう年は13本あります。農作物の出来を占った習慣が残ったものといわれます。
参道には狛犬がいます。
苔が生えてる。
楼門があります。随身門(ずいしんもん)ともいいます。
随身門の中には、二対の像があります。
神域を守る神様がいます。
ただの護衛のおじさんではありません。
貴族を護衛する人(随身といいます)の姿をしていますが神様です。
しゃもじ型の絵馬。
しゃもじはご飯をすくうことから。
運をすくうとの意味が込められています。
でも、絵馬を吊るすのは本来はここじゃありません。
楼門をくぐると境内です。
なんとも清々しい境内です。
まずは。入って右手にある、手水舎で身を清めます。
こちらの水口(水が出るところ)は亀の姿をしています。
撫で亀さん
手水舎のそばには、岩の上に亀の像が載っています。
「撫で亀さん」といいます。
亀は松尾大神の使いです。亀は健康長寿のシンボルということで。
健康になれるように、この亀を撫でてご利益を受けましょう。
松尾大社本殿
まずは本殿でお参りです。
現在の本殿は室町時代の永禄4年(1397年)に建てられたもの。参拝所からは本殿の全体は見えません。
いたるところに皇室とゆかりの 菊 の御紋があります。皇室の祖神を祀ってるわけではありませんが。松尾社は賀茂社とともに天皇の住む都を守る役目がありました。
賽銭箱には松尾大社の 神紋 「花付き双葉葵」があります。
双葉葵は賀茂神社も使ってます。賀茂社を作った賀茂氏と松尾社を作った秦氏は関わりがあったといわれています。
本殿を参拝した後、休憩していたら日がさしてきました。
この日の京都市内の最高気温は8℃という寒さでした。
(このあたりは山なので実際にはもっと寒いと思う)
でも、松尾大社の境内にいるとときは居心地のよいひとときをおくれました。過ごしやすかったのは天気に恵まれたせいだけではないかもしれません。
平安時代には「賀茂の厳神、松尾の猛霊」といわれたほど力の強い神様です。
でも荒々しいという感じはまったくしないです。
いつまでもいたくなる雰囲気のいい神社です。
下鴨神社の心が引締まるような感じとはちょっとちがってました。
京都のメジャー級神社は行きたいけど人が多くて・・・と戸惑っているなら。
松尾大社はいいですよ。
松尾大社の紹介はまだあります。
松尾大社・境内の見所(樽占い他)
松尾大社の摂社
アクセス
阪急電鉄 嵐山線 松尾大社下車 すぐ
京都市バス 京都駅から 28系統 嵐山大覚寺行き 松尾大社前下車 すぐ
四条烏丸から 29系統 洛西ターミナル行き 松尾大社前下車 すぐ
公式website:http://www.matsunoo.or.jp/index-1/index.html
住所 京都市西京区嵐山宮町3
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