2024年9月22日は秋分の日ですね。
そして秋分の前後3日をあわせた7日間はお彼岸です。
9月19日が彼岸入り。
9月22日が秋分で彼岸の中日(ちゅうにち、なかび)。
9月25日が彼岸明け。
秋分は太陽が真東からが昇って真西に沈みます。昼(太陽に出ている時間)と夜(太陽が地平線より下にいる時間)の長さが同じになる日です。
秋分の日は秋のお彼岸の中日。ご先祖様を敬い、亡くなった方のことを想う日です。
祝日としても決められていいますね。
でも秋分は伝統的な行事の日というだけではありません。他にも深い意味があります。
この記事では秋分のスピリチュアルな意味を紹介します。
秋分・お彼岸のスピリチュアルな意味
収穫の期間
秋は春から夏にかけて育った作物が収穫を迎える時期です。秋分の日の前後。世界各地で収穫のお祭りや収穫に感謝する行事が行われます。秋分の日は「収穫」を象徴する日でもあるのです。
世界各地で秋分から晩秋にかけて様々な収穫の行事が行われます。秋分は収穫の季節の始まりを意味する日でもあるのです。
あなたもこの一位年間様々なことを頑張ってきたと思います。今までの努力が実る時期かもしれません。もちろんまかない種は収穫できませんから。努力が実るように準備して普段から努力するのも大切なことです。
ご先祖様や亡くなった方を想う日
秋分の日はお彼岸の真ん中の日(中日:ちゅうにち)。秋分を中心に前後3日間がお彼岸です。の期間はご先祖様を供養する期間。彼岸とは向こう岸の意味で仏教用語で苦しみや迷いのない悟りの世界。そこから日本では死後の世界の意味にも使われます。現世とあの世を隔てる境界が弱まり、現世の人々の想いがあの世の人々に伝わりやすくなる。と考えられています。
ご先祖さまや、亡くなった大切な方たちに想いをはせて、安らかにいてほしいと願う日なのです。
太陽のスピリチュアルなエネルギーに触れる機会
仏教の行事として定着している「お彼岸」ですが実は本来の仏教にはお彼岸の行事はありません。インドや中国にも「お彼岸」やそれと同じ行事はありません。日本独自の習慣です。仏教伝来以前からあった太陽信仰が仏教に取り込まれて今の形になったからです。
日本では太陽の沈む方向に浄土があるとされます。
古い日本語では「ひ」は天体としての太陽とともに魂も意味します。太陽は魂(スピリチュアル)なエネルギーの源とされました。ヒは命の元であり魂の元。日(ひ)の神は天体としての太陽だけでなく命・魂・スピリチュアルの元になるエネルギーを司る神でもあるのです。
ちなみに日本の国旗は日の丸ですよね。赤(朱色)い丸が描かれています。「日の丸」の名の通り赤い丸は(太陽を意味します。でも本物の太陽は赤くありません。日の丸は赤いのは、太陽が命の源・生命・スピリチュアルなエネルギーの源と考えられているから。日本では朱色は命・生命エネルギーの色です。だから日の丸は赤いのです。
太陽は命・魂やそれを作るエネルギーの象徴。
だから日の出・日の入りは魂の世界への出入りを連想させます。太陽の沈む方向は魂の世界。仏教の浄土の世界観と合体してお彼岸の習慣が生まれたのです。
春分と秋分の前後の期間は魂の世界との繋がりが強くなります。スピリチュアルな存在への想いが伝わりやすくなる季節。普段は届きにくい願いも届きやすくなるかもしれません。
でも太陽や日の出・日没に向かってお祈りするのはなかなか難しいですよね。でも日本には様々な場所に神様に繋がる場所があります。神社もそのひとつ。
春分・秋分の前後3日の期間はお彼岸。この機会にパワースポットや神社仏閣に行ってお参りしてはいかがでしょうか?
あなたの内面に心を向ける日
秋分の日を境に太陽が出ている時間が短くなり。夜が長くなる期間です。気温も下がり、冬が近づくのを日に日に感じ始める時期です。夜の期間が長くなり始めるこの季節。
今まで外に向いていた意識が内面へと向き始める時期。読書の秋、芸術の秋ともいいますが。心の活動・精神的な活動が盛んになる時期です。
あなたは今どこにいてどこに向かおうとしているのでしょうか?あなたは今の自分で満足でしょうか?本当は何を望んでいるのでしょうか?あなたの心の中にといかけて。本当の自分と向きあうよい機会でもあるのです。
静かな場所で心を落ち着け。そっと心の声に耳を傾けてみましょう。この機会に瞑想するのもいいかもしれません。
心のバランスも大切に
以上、いくつか秋分・お彼岸の期間のスピリチュアルな意味について紹介しました。
亡くなった方への思いを伝えるのもいいですし。冥福を祈るのもいいです。
今までの努力の成果を出す時期。内面に向き合いやすくなる時期でもあります。
でも大切なのは。あなたの生活・人生とあなたの心の中・願望とのバランスととること。願いが強すぎてもダメですし。諦めがつよすぎてもだめ。
心の中の整理してこれから何をしたいのか。考える機会をつくるのもいいかもしれません。そのうえで本当に必要だと思ったら。それに向けて準備を始めたり。誓いを建ててみるのもいいかもしれません。神社に行ってお願いをする。というのは貴方自信がこうなりたい。こうします。という誓いをたてる意味もあるのです。
秋分やお彼岸はそのきっかけになるかもしれません。
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