こんにちは、たかふみです。
京都伏見の地に、ここぞという勝負のときにはぜひ力をお借りしたい神社があります。
それは勝負運と学問そして馬の神様として有名な藤森神社です。京に都がおかれる前から存在する歴史の長い神社です。
勝運と馬の神様ということで現在では競馬の関係者からも支持の高い神社ですね。そんな藤森神社に行ってきたので紹介します。
藤森神社のご利益
素盞鳴命(スサノオノミコト)、日本武尊、応神天皇などの武勇に優れた神様が奉られていること。菖蒲の節句の発祥の地であること。神功皇后が勝ち戦の旗や武具を納めたのがこの神社の元となったことから勝負運にご利益がある神社として有名です。
馬の神様でもあることから、馬+勝負で競馬関係者の参拝が多い神社です。
JRA(中央競馬)の有名騎手(もちろんまだ有名になってない騎手も)、調教師やそのほかの関係者、競馬ファンも参拝しています。
藤森神社は藤森天王、藤森天神ともいわれており、学問の神様としても注目されています。
でも菅原道真を奉ってるわけじゃありません。舎人親王を奉っています。日本書記を中心になって作った人で、歌人としても活躍しました。
学問の中でもここ一番の勝負のときといえる「受験」に強い神様として参拝する人が多くいます。
藤森神社の由緒
あまりにも古すぎていつごろからあるのかよく分かりません。京都に都がおかれるはるか昔から人々に信仰されていました。
神宮摂政3年(西暦203年)。神功皇后が新羅を降伏させ遠征から持ち帰った旗や武具を納めたのが始まりといわれてます。伝説の世界になってしまいますが1800年続くという事になりますね。
はじめのうちは、主祭神である素盞嗚命(スサノオノミコト)をはじめ、別雷命、日本武尊、応神天皇、神功皇后、武内宿禰、仁徳天皇の7柱の神様が奉られていました。
その後、時代がたつにつれ奉られる神様が増えて今では12柱の神様が奉られるという大所帯になりました。
藤森神社の見所
菖蒲の節句の元祖。藤森祭
5月5日に神社のお祭り、藤森神幸祭が行われます。当日は氏子区域を三台のお神輿が巡回。武者行列、駆馬神事が行われます。
駆馬神事では武者の姿をした乗り手が、走る馬の上でさまざまな技を披露します。馬上で矢を放つだけでなく、字を書いたり、馬上で逆立ちしたり、横に乗ったりと難しい技を披露します。
家々では武者の人形が飾られ、この武者人形には藤森の神が宿るとされています。この藤森祭が菖蒲の節句の元になったといわれています。
藤森祭は5日の神幸祭だけでなく3~5日にかけてさまざまな行事が行われます。
腰痛に効く御旗塚
神功皇后が旗を埋めたところで、藤森神社の発祥の地です。現在は塚の上に「いちい」の古株が立っています。
この古株に触ると腰痛が治るといわれており、地元では「いちいさん」として慕われています。新撰組の近藤勇もここに参拝して腰痛が治ったといわれています。
向かって本殿の右側(東側)にあります。
名水不二の水
伏見の地は良質の湧水があるところとしても有名です。
境内には不二の水という名水が湧いています。不二の水とは「二つとないおいしい水」という意味が込められています。武運、学問のご利益があるとされています。
特に勝ち運を授ける水として、今でも水を持ち帰る人が絶えません。
紫陽花の神社
地元では紫陽花の神社としても有名です。
境内に40種約3500株の紫陽花が植えられた庭園があります。6月上旬から約1カ月間楽しむことができます。無料で見ることができます。
6月15日には紫陽花祭りが行われ、蹴鞠や能楽を見ることもできます。
藤森七福神
境内には藤森七福神の像があります。
この神社のなかではわりと新しめの像です。
勝運、学問だけなく七福神のパワーまで授かるとは。
どこまで神様が増えるのでしょうか。
三つ子?
見所というわけではありませんが、境内を歩いていたら
かわいい三つ子の顔を発見!
ただの倉庫ですけど。扉の金具が顔に見えました。しかもカラフル。
どこにあるか、探して見ましょう。
寺社めぐり
伏見五福めぐりの一つになっています。
1月元旦から15日の間に行われます。
詳しくは
お正月は伏見で五福めぐり を
見てください。
藤森神社へのアクセス
・京阪電車
京阪墨染駅下車徒歩6分
京阪藤森駅下車徒歩7分
・JR
京都駅から奈良線 藤森駅下車5分
・京都市バス
臨時南5系統 藤森神社 下車(正門側)
臨時南5系統 藤森神社前 下車(西門側)
南8系統 藤森神社前 下車
・駐車場
境内にあります。
神社周辺は住宅地となっており、道幅も狭いので出入りがしにくくなっています。
公共交通機関を使用することをお勧めします。
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