空に輝く七色の虹。
虹を見ると思わず嬉しくなりますね。
青空に輝く虹もキレイですが。雨や曇の日に見る虹もより鮮やかさが際立って綺麗です。なんだか希望を感じさせますね。
ところが虹は雨が降った後に必ず出てくるとは限りません。当たり前に出るものではないだけにそこになにかの意味があるのではないかと思ってしまいます。
古より世界中で虹は神秘的なものと言われてきました。
虹にはどんなスピリチュアルな意味があるのでしょうか?
虹の持つスピリチュアルな意味、時間、場所、形ごとに微妙に違う意味を紹介します。
虹のスピリチュアルな意味
まずは一般的な虹の意味を紹介します。
虹は希望
虹は天や嵐の後によく現れます。そのため世界の多くの神話・伝承では。不幸なこと、あまり楽しくない出来事があった場合でも、虹を見ることはこれから良いことが起こる、状況が良くなることを意味するといわれます。
虹は新たな始まり
よくないことがあったとしても。良くなって、これから新しいスタートがやってくる。と言われます。
虹は幸運のきざし
世界の多くの伝説や言い伝えでは虹は幸運の証(あかし)です。豊かさだったり、子孫だったり、新しいチャンスだったり。様々な幸運が訪れる兆(きざ)しとされます。
虹は豊かさ・財運の象徴
虹は繁栄と豊作の象徴、財運の象徴です。
世界のいくつかの伝説では虹の根本に金が埋まっている。虹は神様がやってくる場所なので恵みがあると言われます。日本でも古い時代には虹の見える所に市場を建てる。そうすれば人々が豊かになるという考え方がありました。
虹は平和・安らぎ
雨や嵐の後の雨は。争いが終わった後の平和や安らぎを意味します。争いが終わり、秩序や安定が来ようとしていることを意味するといいます。
虹の形とスピリチュアルな意味
ひと口に虹といっても様々な形があります。見える虹の形によっても意味が違ってきます。つぎに見える虹の形別の意味を紹介します。
アーチ状・半円型の虹
普通に見かける弧を描く虹。地上から伸びて橋のように架かる虹です。天弓(てんきゅう)と言うこともあります。
虹のなかでも一般的なもの。でも意外と半円全体を見るのは難しかったりします。
意味はすでに紹介した一般的な意味とおりですが。スピリチュアル的には部分的な虹よりもアーチ全体が見えたほうが運気はよい。色が濃いほうがより願いが叶いやすいとされます。
世界各地には虹の根本には金が埋まっているという伝説もあります。もしかすると金運も上がる予兆かもしれませんね。
二重の虹・ダブルレインボー・虹霓
虹が二重に出ていることがあります。ダブルレインボー。虹霓(こうげい)といいます。専門用語では内側の濃い虹が「虹(こう)」、外側の薄い虹が「霓(げい)」です。
新しいものの始まり。新しい価値観。新しい時代。今までの貴方の生き方やこれまでのやり方がよかったのかどうか見直す時期に来ている。というメッセージかもしれません。
そして今、困難にあったとしてもあきらめないで。そうすれば道は開ける。そして迎えた新しい道を祝福してくれている。というメッセージかもしれません
平成から令和に変わったとき。新しい天皇陛下が即位されたときも二重の虹がかかりましたね。新しい時代の幕開けを神様が祝福しているのかもしれません。
太陽に光の輪ができる
太陽の周りに虹に似た光の輪ができることがあります。
この現象を日暈(ひがさ、にちうん)、ハロー(Halo)と言います。英語のハロー(Halo)は後光の意味でも使われ神聖なものの少々です。ハローのついた太陽はそれだけでも神々しいですね。
円は完全な調和を意味し、今行っていることがうまくいっているというサインかもしれません。あるいはこれから良いことがおこり、あなたが行っていることが良い方向に動き出すというメッセージかもしれません。
また、神様やそれに近い存在が貴方を見守っている。というメッセージともいわれます。
太陽の横に光が見える・幻日
太陽と同じ高さに光が見えるときがあります。幻日 (げんじつ)という非常に珍しい現象です。
もしあなたが何かしようかどうか迷っていたら挑戦したほうがいい。というメッセージです。虹に似た現象の中でもとくに珍しく「勇気を持ってチャレンジ」してという強いメッセージを与えてくれます。
縦に見える虹
普通の虹はアーチ状になっていますがこれは縦にまっすぐ伸びる珍しい虹。現実や虹の一部が見えているものですが。様々な条件が重ならないとこのようには見えないので本当に珍しい。見ることが出来たらとてもラッキーです。
神様や天界、ご先祖様のメッセージといわれます。天に伸びる柱のようにも見えますね。この虹が見えたら神様やご先祖様が見守ってくれているという合図かも。願いが叶いやすいとも言われます。
場所や時間別の虹の意味
朝に見る虹
朝見る虹はその日が良いことがあるかもしれない。希望をもって生きましょうというメッセージ。前向きな気持ちでその日を過ごしましょう。
夕方に見る虹
一日がおわり夕日が見えるころに見られる虹は。希望のメッセージかもしれません。なにか困ったあってもいずれ解消しますよ。というメッセージかもしれません。
雨が降っているときの虹
いわゆる天気雨です。天のときに虹をみると特に元気な気分になりますね。雨が降っているときの虹は、今困っている出来事があっても解決できる。努力が報われるというメッセージかもしれません。
諦めずに頑張ってみましょう。
神社で見る虹
日本神話では虹は 天の浮橋(あめのうきはし)と呼ばれ。神様がこの世界にやって来るときに通る橋です。そのため古来、虹が見えるところには神様の恵みがあると言われました。
神社は神様ととくにゆかりの深い場所です。そのような場所で虹をみるということは。神様が歓迎している。あなたの願いを聞いてくれている。というメッセージかもしれません。
滝で見る虹
滝はとても気分のいい場所です。空気が澄んでいて清々しい気持ちになります。普段の嫌なことを忘れて滝のそばにいると元気になってきますね。
そんな場所で見る虹は心も体もリフレッシュして心のエネルギーを補充しましょうというメッセージかもしれません。
滝は水神(龍神)の住む場所とされることも多く。龍神があなたを歓迎しているのかもしれません。
虹の神話や伝説
虹は神秘的なものなので古来、様々な地域で神様や超自然的なもののメッセージと考えられました。ここで紹介するスピリチュアルな意味はもそうした世界の神話・伝承などがもとになっています。虹にまつわる言い伝えの一部を紹介しましょう。
ギリシア神話
ギリシア神話では虹は女神イーリス(英語読みはアイリス)が作った空のアーチ。イーリスは空に虹をかけて人々の心を和ませ希望を与えます。
ヘブライ神話
ヘブライ神話では。創造神ヤハウェはノアの家族以外の人類を洪水で滅ぼし。雨が止んだ後に虹をかけました。キリスト教などでは虹は神の意思。契約とされます。
北欧神話
北欧神話では門番の神ヘイムダルが作った神の世界につながる橋(ビフレスト)とされます。
インド神話
インド神話では雷神インドラの弓と言われます。
中国神話
古代中国では虹は龍の一種とされ。天と地をつなぐ存在と考えられます。虹(こう)という漢字は虹そのものになっている龍の名前です。
日本神話
日本では虹は天の浮橋(あめのうきはし)とも呼ばれ、イザナギ、イザナミが天界から来て日本を作ったときに乗ってきました。そのため虹は神様の通り道とされます。他の神様も虹を通ってやってくると言われ。虹の出る所には神様の恵みがる・豊作になると考えられました。
世界中の伝承をみると虹にはいくつかの共通したイメージがあることがわかります。
神のメッセージ。神の世界の入り口・橋。神聖な生き物(龍や蛇)。神の武器(弓)のパターンがありますね。ここから様々スピリチュアルなメッセージが読み取れますね。
まとめ
いかがでしたか?虹にも様々なバリエーションがあって。それぞれに意味があります。
どちらにも共通しているのは。前向きにポジティブな気持ちをもって進んでいいですよ。というメッセージといえますね。
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