こんにちは、たかふみです。
オオミズアオはうす黄緑色のきれいな蛾(ガ)ですね。
蛾といえば気持ち悪いと思う人もいるかも知れませんが。オオミズアオは白くて大きくて夜空を飛んでるととても幻想的な雰囲気のする蛾です。
漢字で「大水青」と書きます。「大きくて水のような青白い色の蛾」という意味ですね。
地域によっては「ユウガオビョウタン」ともいいます。夕顔のように白く、ひょうたんのように薄緑。とこちらも色からの連想です。
蛾は古くからさまざまな知らせや言われのある生き物です。スピリチュアル的にはとても深い意味があるのです。
中でもオオミズアオは特別な意味があります。
オオミズアオの意味は何なの紹介します。
蛾が象徴する意味
まずは一般的な蛾のスピリチュアルな意味を紹介します。
オオミズアオも蛾ですから基本は同じです。
変化がおとずれる
蛾は変化の象徴です。
蛾は卵からイモムシや毛虫、蛹と変化して。羽を持った空を飛ぶ昆虫に変化します。たくさんいる昆虫のなかでも特に劇的な変化をする生き物です。
そのため世界中で蝶や蛾は再生、変化、変身、復活、再生の象徴とされてきました。
あなた自身や身の回りに大きな変化が起きようとしているのかもしれません。これから大きな変化が訪れようとしているのかも知れません。あるいは、あなた自身が変わらなければいけないという知らせなのかもしれません。
再生のシンボル
蛾は完全変態をする昆虫です。完全変態とは幼虫・さなぎ・成虫と変化することです。バッタのように幼虫から成虫に成長する昆虫と違って。蝶や蛾には一度、全く動かないサナギの期間があります。サナギの期間がある昆虫は、幼虫と成虫の姿が全く違います。
サナギは一度全く動かなくなって、劇的に変化した姿に生まれ変わります。
ただの変化ではありません。再生・復活を意味するのです。
あなたの身の回りでいちどどうにもならなくなった。だめになってしまった。そんなものがもう一度、うまくいく。形を変えて新しく始まる知らせなのかもしれません。
追い求めすぎて火傷しないように
多くの蛾は夜に行動します。蛾は光を求めて暗闇の中でも空を飛びます。
蛾は光を求めて火に集まります。そしてときに火の中に飛び込んでいしまいます。
これはあなたが手の届かないものを求めようとして傷つくことを意味しているのかも知れません。今、追い求めているもの、あなたが好きになっている人はあなたにとってふさわしいものでしょうか?
あなたが何かを求めているのなら。それは外にあるのではなく。内側にあるのかも知れません。あなたの心の中を奥深くまでのぞいてみましょう。あなたは本当は何を求めているのでしょうか?見た目だけに惑わされていないでしょうか?
日記を書いてみるのもいいですし、瞑想してみるのもいいでしょう。心の中をもう一度確認してみると良いかも知れません。
オオミズアオはとくに魂と結びつきの強い生き物
蝶や蛾は霊魂を運ぶ生き物。霊魂そのものと考えられました。それだけにスピリチュアルとはとても縁の深い生き物です。
蛾は夜に飛びますから、霊魂とは特に深い関係ああると考えられました。
霊魂とはご先祖様の魂かもしれないし、身近で亡くなった方の魂かもしれない。蛾の飛ぶ姿があなたの印象に残ったら、誰かがあなたにメッセージを届けようとしているのかもしれません。
幽霊のよう?
とくにオオミズアオは青白い姿が印象的な生き物なので、とくに霊魂を想像する人が多いようです。
ある有名な作家も「あまりにあおざめた美しさなので気味わるがる人もいる。一名をユウガオビョウタンともいい、…日本的な幽霊の相がある。…その色彩はたしかに日の光によって生まれたものではない。月や星の光、いや、それはやはり幽界の水のいろなのであろうか。」と書きました。
オオミズアオは幽霊を思い浮かべるそうです。作家ならではの想像力ですね。
でもオオミズアオは幽霊そのものではありません。
「気味が悪い、不吉」と思ったらそれはあなたの心の中に薄暗い負の感情があるからかもしれません。心が疲れているのかもしれません。
気分を切り替えて心のリフレッシュをしたほうがいいかもしれませんね。心も体も休みなさいというメッセージなのかもしれません。
オオミズアオは月の女神の使者?
オオミズアオは立派な繭を作るヤマユユガの仲間です。ヤマユユガは野生の蚕。というより、蚕はヤマユユガを品種改良して家畜化したものです。だから似ています。
大雑把に言えば野生の蚕蛾(カイコ)です。
オオミズアオの学名はアクチアス・アリエナ(Actias aliena)。かつてオオミズアオの学名はラテン語でアクチアス・アルテミスでした。アルテミスはギリシャ神話の月の女神。
ところがオオミズアオの学名はアリエナに変更になりました。最初にアクチアス・アルテミスが発見されのはロシアでしたが。日本産のオオミズアオとロシア産のアクチアス・アルテミスは違う種類だったことがわかり。オオミズアオはアクチアス・アリエナに変更になりました。
アリエナの意味は「外国の・異邦の」。「外国のアルテミス」という意味らしいです。ヨーロッパからみるとそうなのでしょう。
欧米のスピリチュアルファンの間では近い仲間のルナモス( luna moth)が人気です。学名は アクチアス・ルナ(Actias luna)。
ルナはローマ神話の月の女神。
他の蛾の仲間を不吉と考える欧米でも白い蛾が祖先の魂。と考えて大切にされます。白いと得です。
欧米のスピリチュアルファンの間では、月や女性的エネルギー、直感的な発見、スピリチュアルな感性の象徴と考えられています。
あなたの心のなかにある隠れた願望を発見して、本当のあなたを見つけるための手助けをしてくれると言われています。
日本にはルナモスはいませんが。オオミズアオが同じ仲間です。ルナモスの言われはオオミズアオにも当てはまります。オオミズアオを見かけたらあなたの心のなかにある声に意識をむけてみるといいかも知れません。
それまで思いつかなかった本当の気持ちに気がつくかも知れません。
かつてオオミズアオは「青白くて気味が悪い」と言われることもあるのですが。虫が不幸を運んでいるのではありません。
あなたの心の鏡がそう思わせているのです。
あなたの心の中にある潜在的な気持ちや感情が何かのきっかで表にポッと出てくる。オオミズアオはそのきっかけにすぎません。
蛾はポジティブな意味にもネガティブな意味にもなります。
あなたの心の状態が分かるものさしなのです。
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