2020年は新型コロナウィルスの影響で社会に大きな影響がでました。人が集まるところに行くのは避けたいですよね。
では初詣はどうすればいいのでしょうか?神社仏閣では「参拝時期を分散させて欲しい」と呼びかけています。
1月1日より前に参拝する「幸先詣」や2月3日の節分までなら初詣と考えるところもあります。
そこで神社本庁のガイドラインや有名神社の取り組みを参考にしてコロナ禍での初詣の仕方を私なりにまとめてみました。
コロナ禍での初詣
コロナ禍での参拝に気をつけることを紹介しましょう。
・三密を避ける。
・大声での会話は避ける。
・マスク着用。
という日頃から行っている感染対策は当たり前。
当たり前のようにいわれていますが。夏以降みなさんの意識も緩んでいると感じることもあります。こういう時期だからこそもう一度、初心に戻って感染対策に気をつけたいですね。
それに加えて神社仏閣ならではの感染対策を紹介します。
時期をずらす
初詣は1月3日までに行く人が多いですね。でも初詣に伝統的な意味はありません。ただのレジャーです。
正月は家にいて年神様をお迎えして、3が日を過ぎたら近くの氏神様や恵方の神社にお参りするのが江戸時代までの習わしでした。
今年も様々な神社が分散をよびかけています。
時期をずらすなら、正月の前か後になりますね。
12月中ごろからお参りを始める幸先詣で。
節分までなら初詣と考えるところもあります。3月でもいいと呼び姜ているところもあります。
神社によって様々です。
正月用のお守りや御札は12月にはいると用意されているところが多いですから。今からお参りに行っても問題ありません。
初詣に決まった日付はありません。
その年にあなたが初めて行ったときが初詣です。
人の集まるところに長時間滞在しない。
いつもの年だと初詣は人手が多いです。さらに今は人と人の距離を長めにとったりします。
お参りやお守りを授かるときなど、行列も長くなりそうです。あまりにも長い場合は参拝を控えることも考えてみましょう。近くの神社なら日をずらしてみましょう。
そもそも遠方への外出は奨励されていません。今年くらいは普段は行かないような最寄りの神社にいってみてはどうでしょうか。新たな出会いがあるかもしれませんよ。
手水場の水は飲まない
手を清めるために手水場・手水舎で手を洗います。そのとき口をすすぐ動作もありますね。こんなときはどうすればいいのでしょうか?
管理の行き届いている神社なら手水場の水は流れているのできれいだと思います。それでも気になるなら、唇につけるだけとか、口をあらう動作だけでもいいです。
神社によっては柄杓を撤去しているところもあります。最近は流れる水で手を清めるようにしてあるところもあります。
もともと水で清めるのが「禊」ですから。柄杓でなくてもいいのです。
間違っても「手水場の水を飲んだりしないでください」。ウィルスの流行とは関係なく、手水場の水は飲むための水ではありません。
水が溜まっていて不衛生だな。と思ったらそこの手水場の水は使わないのも方法です。
こういうご時世ですから。神様も分かってくださいます。
撫物には触らない
神社仏閣には動物の像がいくつもあります。狛犬の他にも狐、牛、猪、兎、他にも石とか何かの形をしたものなど。狛犬とかは結界の役目をしているので触るものではありませんが。中には参拝者が触れるものもあります。触るとご利益があるといわれるオブジェが「撫でもの」です。
でも撫でものは大勢の人が触るものです。ウィルスが付いてる可能性もあります。むやみに触ると感染する可能性があるので、今年は撫でものには触らないようにしましょう。
ご利益があったとしても病気になってしまっては意味がありませんからね。
騒ぎがおさまってからまた触りに来るといいと思います。
祈祷は少人数でする
新年を迎えると、ご祈祷を受けに行く人もいると思います。新たな年はやっぱりさっぱりしていきたいですからね。
でもご祈祷は人が集まる機会です。神社の方も感染対策はしてくれると思いますが。あまり大人数では行かないようにしましょう。必要最小限の人数に限り。正月三ヶ日を外して混んでなさそうな日を選びたいです。
まとめ
新型コロナウィルスが流行っているなかでの初詣や参拝方法について紹介しました。
くりかえしになりますけれど。「初詣」は大正時代に始まった新しい習慣です。正月に行ったからご利益が大きいなんてことは一切ありません。
いつ行ってもいいです。
混雑をさけて12月中に行ったり。
節分の時期まで送らせたりしても問題ありません。
御札や授与品も12月になれば用意されています。
出かけるときは行きたい神社のホームページで確認するのもよいですね。
人間の側が勝手に病気を広めておいて神頼み。では神様も助ける気にはなりません。
マナーを守った人がご利益を受けられるのです。
私達ができることはやっておきましょう。
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