白峯神宮:蹴鞠の神様はスポーツ選手に人気のパワースポット

白峯神宮

白峯神宮はスポーツの神様ととして有名です。とくにサッカーや球技の選手もよく訪れる神社です。

京都市中京区にある白峯神宮に行ってきました。

白峯神宮は京都御苑の北西。今出川通という大きな道の北側にどーんと鳥居が面してるのでよくわかります。

白峯神宮

 

こちらはスポーツの神様ということで参拝者が多いですね。

木製の雰囲気のある鳥居をくぐり門を抜けると目の前には舞殿があります。

白峰神宮は蹴鞠の神様をお祭りしているということで、球技の神、スポーツの神として有名です。とくにサッカー関係者の人気は高いようですね。

境内の目立つところにサッカー日本代表チームのポスターがありました。

白峯神宮

ずらりとならぶ提灯には奉納した人の名前がかかれています。有名なサッカーチムの名前もありましたね。スポーツ好きな人は探してみてはいかがでしょうか?

清少納言も絶賛した名水・飛鳥井

まずは入って右手にある手水舎で手を清めます。

飛鳥井

こちらのお水は京都の地下を流れる伏流水。平安時代にはこの地に「飛鳥井」という湧き水がありました。飛鳥井は飛鳥井家という貴族の邸宅の敷地内にありましたが人々が集う憩いの場所だったようです。清少納言も枕草子の中で9つの井戸を名水として紹介しています。今も残るのはこの飛鳥井だけです。

白峰神宮のある場所は「飛鳥井町」という地名です。町名の由来はここの井戸だったんですね。

現在の井戸は現代になって掘った井戸ですが水源は同じです。

平安貴族も親しんだ名水を清めの水として使えるなんて贅沢ですね。

目次

白峯神宮の神様は崇徳上皇

まずは本殿をお詣りします。木に隠れてしまってうまく写真がとれませんでした・・・。スポーツに関係するさまざまなものが奉納されていますね。それだけご利益があるということなんでしょうね。

白峯神宮

白峯神宮の創建は慶応4年(1872年)9月6日。明治維新のころ造られた神社です。9月8日に慶応は改元して明治になります。

御祭神は崇徳天皇と淳仁天皇。

崇徳天皇は生前退位したので崇徳上皇ともいいます。白峯神宮は崇徳天皇をお祀りするために建てられた神社なんです。淳仁天皇は後からお祀りされました。

スポーツの神様・精大明神

本殿の東側には地主社があります。地主社とはその土地の守り神をお祀りする社という意味です。

白峯神宮の敷地はもともとは飛鳥井家の敷地でした。明治維新で飛鳥井家が東京に引っ越ししたので空き地になったこの場所に白峯神宮が建てられました。

飛鳥井家は守り神として「精大明神」を敷地内にお祀りしていました。白峯神宮は飛鳥井家から受け継いで「精大明神」をお祀りしています。

蹴鞠は鞠を落とさないように脚で蹴る儀式。その蹴鞠の神様ということで現代では球技やスポーツの神様として信仰されています。

精大明神

日本サッカー協会や様々な球技で使用される公式球が奉納されています。

地主社にはほかにも延命長寿の神・柊大明神、無病息災の神・今宮大神、学業の神・白峯天神、織物や和装の神・糸元大明神が一緒にお祀りされています。

飛鳥井家とは

飛鳥井家は蹴鞠・和歌の宗家。祖先は中臣(藤原)鎌足につながるという名家です。鎌倉時代に藤原家から分家して和歌と蹴鞠の名手として歴代の将軍に仕えました。一族は各地に移り住んで蹴鞠を広めたそうです。飛鳥井家は江戸幕府からも蹴鞠道の宗家として認められています。

飛鳥井家は蹴鞠だけでなく和歌にも優れていました。新古今和歌集を編纂した飛鳥井雅経も一族のひとりです。

蹴鞠の碑

白峯神宮では蹴鞠の神様をお祀りしているということで。蹴鞠の碑があります。境内の入り口から入ってすぐ右手にあるのでよくわかります。

蹴鞠の碑

ちょっとした撮影スポットになってます。この日も、スポーツをやってるらしい学生さん達が大勢来て記念撮影をしていました。
丸い玉の部分は回転するようになってます。おもしろいですね。

潜龍社

本殿の東側には潜龍社(せんりゅうしゃ)があります。

こちらは潜龍大神という水の神様をお祀りしています。つまり龍神様ですね。この地は飛鳥井があったことからもわかるように名水の湧き出る場所でした。潜龍社にも潜龍井という井戸があります。

潜龍井の水源は飛鳥井よりも深いところにあります。同じ境内から湧き出る水なのに、水源が違うなんておもしろいですね。それだけこの土地は水が豊富ということなんでしょうね。

潜龍社

 

悪縁を絶つ、盗難や火難よけのご利益があるといわれています。

手水場の横には可愛らしくアレンジされた潜龍神様の像があります。口から水が出ていますね。この像は笑い龍というそうです。笑い龍は心のモヤモヤを洗い流してくれるそうです。

笑い龍

この笑い龍を撫でるとご利益があるそうです。

「水はかけないでください」という注意書きがありました。水をかける人がいるんでしょうね。水辺の近くに石像があるとつい水をかけてしまうのは日本人の習性でしょうか?

でもこの笑い龍は「撫でるもの」のようです。

Jリーグ・スポーツ関係の奉納品がズラリ

さすが球技の神様ということで、Jリーグやサッカー関連の奉納品が多いです。

サッカーボール

社務所の横では奉納されたボールが展示してありました。さまざまな大会で使われた公式ボールのようです。
サッカーだけでなく、野球、バレーボールやバスケットボールもありますね。

それにしてもサッカーのボールってこんなにカラフルなんですね。あらためて驚きました。

キャプテン翼の作者「高橋陽一郎」氏のサイン入りのボールも奉納されてましたよ。白峯神社に行った人は探してみてください。

白峯神宮のお守り

白峯神宮にはユニークなお守りがあります。
崇徳天皇は日本最強の御霊というだけあってご利益も凄そうです。

闘魂守り

スポーツの神様ということもあってスポーツ関連のお守りが多いです。

中でも目についたのが「闘魂守り

根性育成って書いてます。

今どき「闘魂」ってなかなかないですよ。

闘魂守り

僕自身は今はスポーツはしてません。
テニスをしている甥のために求めました。

いまどき精神論は流行らない世の中ですが、逆にやる気の無さも問題です。

「今どきの子はやる気が足りない」と嘆いている親御さんはいかがでしょうか?

スポーツ選手に人気

白峯神宮に行った日は1月上旬の土曜日。正月は過ぎてましたが大勢の参拝者がいました。とくにスポーツをやってるらしい人たちの参拝が多かったですね。クラブやチームで来ている人もいました。さすがスポーツの神様ですね。

神社の情報

ご祭神 :崇徳天皇、淳仁天皇
参拝時間:8:40から17:30。
住 所 :京都市上京区飛鳥井町261番地
電 話 :03-3361-4398

公式サイト:白峯神宮

アクセス

駐車場:境内に数台分の駐車場があります。

電車
京都市営地下鉄 烏丸線今出川駅より 徒歩 約8分。
京阪電鉄 出町柳駅より 徒歩 約25分。

 

白峯神宮の記事はほかにもあります。
白峯神宮・日本最強の御霊 崇徳天皇 をお祀りする神社

 

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