下鴨神社と相生社・縁結びで人気急上昇

連理の賢木

下賀茂神社に行きました。

糺の森と本殿はこちらにありますので、あわせて見てください。

京都の守り神 下賀茂神社

京都でも特に歴史の長い神社だけあって見所が多いです。
すがすがしいような身が引き締まるようなここの神社は独特の雰囲気がありますね。

さて、本殿で参拝を済ませたら、摂社もお参りします。
縁結びの神様として人気急上昇の相生社(あいおいしゃ)も下賀茂神社の境内にあります。

 

目次

神様一家が祀られている三井神社

 

本殿の西隣にあるのが、三井神社です。

三井神社

三井神社 拝殿

 

ここに祀られているのは、三柱の神様です。

人柱ずつ社が作られて、三つの社が並んでいます。

東殿:伊賀小夜日売命(いかこやひめ の みこと)

中殿:建角身命(たけつぬみ の みこと)

西殿:玉依媛命(たまよりひめ の みこと)

 

建角身命は賀茂御祖神社(下賀茂神社)のご祭神と同じ神様。

伊賀小夜日売命は建角身命の奥さん。

玉依媛命は二人(二柱)の娘。

つまり。

神様ご家族一家がそろって祀られてます。

三井神社

古代の面影を残す三井神社

 

隣に本殿があるのに、なんてまた同じ神様を祀ってるの?

と思いますよね。

でも、こちらの三井神社は平安京が作られる前。古代からこの地にある神社なんです。

三柱の神様をそれぞれ祀る配置は古代の神社の面影を残す貴重な神社です。
ちなみに現在の建物は江戸時代の寛永5年に建て替えられたものです。

奈良時代、この神社のあるあたりの地名は山城国愛宕郡たて倉の郷と言われていました。

この神社は、たて倉里三身社(たてくらのさと みいのやしろ)とか三井ノ神社(みいのかみやしろ)と呼ばれていたそうです。

隣の本殿の様な立派な社殿を持つ神社になったのは平安京ができて賀茂神社が都の守護神になってからのようです。

平安京が出来る前の山城国愛宕郡(今の京都市北部)はまだ田舎でした。都ではなかったですから神社の規模は大きくありませんでした。

でも平安京ができて都の守護神に祀り上げられたのですから、建角身命は驚いたでしょうね。

下賀茂楼門

下賀茂神社 楼門

最初から大きな神社だったわけではありません

 

市長がいきなり都知事になったようなものでしょうか(笑)

もちろん、建角身命にそれだけの力があるからできたということなのでしょう。

隣の本殿は京都の守護神として勤めを果たすときの仕事場みたいなもので。三井の社は、プライベートな空間なんでしょうか。

勝手な想像をしてしまいました。

 

縁結びの神、相生社

 

 本殿と三井神社の参拝を終えたら、いったん楼門から出ます。

楼門を出た所

楼門から鳥居を望む

 

南鳥居を見ると、右側に「えんむすびの神」って書いてますね。

あそこが「相生社(あいおいしゃ)」です。

社自体は小さいのですが、鮮やかな鳥居と玉垣が目に映えます。

相生社

相生社

 

今、人気の「縁結び」の神様です。

ここに祀られているのは 神皇産霊尊神(かむむすび のかみ)です。

天照大御神の前から存在していた神様です。
古事記や日本書紀では宇宙の最初に生まれた三神(造化の三神)の一柱とされています。

他の宗教なら創造神とかいわれて頂点にいそうだけど、そうじゃないのが日本の神様の不思議なところ。

古代の日本人には宇宙を造った神様と言われてもピンとこなくて、自分たちや土地を守ってくれる神様の方が人気があったってことなんでしょうね。

たかむすびのかみ は最近は女神として描かれることが多いみたいですが、もともと造化の三神には性別はないんですね。神皇産霊尊神はどちらかというと女性的というだけではっきりと女神と決まってるわけではないみたいです。

 

社の左にあるのが御神木の連理の賢木(さかき)

連理の賢木

連理の賢木

 

連理の木というのは途中で複数の木がくっ付いているもののことです。
貴船神社にもありますね。
こちらの連記の賢木はさらに根元から小さな木が生えてます。

夫婦と子供を連想させるというので縁起のいい木だとされています。
縁結びや安産のご利益があるといわれて人気になっています。

ちなみに、今の連理の賢木は4代目。木の寿命が尽きると糺の森のどこかに新しい連理の木が生まれるそうです。不思議です。

 

連理の賢木の向こうには、絵馬を掛けるところがあります。

木の周りを3周して絵馬を掛けるといいそうです。
そのとき、女性は右回り、男性は左回りに回ります。

相生社絵馬掛け

相生社絵馬掛け

 

願い事を見られないようにシールが出来るようになっているのが今らしい。

絵馬のほかにも、十二単がデザインされたカラフルなおみくじも人気があります。

 

小さいなかにも、古代と現代が融合した日本らしい空間だと思います。

参拝していると途中で、虹が出てました。

いいことありそう。

下賀茂神社の虹

下賀茂神社の虹

 

下賀茂神社は何度来てもいいですね。

 

以上、たかふみでした。

 

アクセス

・電車 京阪電車 出町柳駅下車 徒歩約13分

・バス
 京都市バス JR京都駅から1系統、4系統、205系統乗車。

 「下賀茂神社前」下車。西参道を通り糺の森を通らずに神社に入ってしまいます。
 ひとつ手前の「糺の森」で下車すると南鳥居から入れます。
 糺の森の入り口を通って神社に行く場合は更に手前の「新葵橋」で下車した方がいいでしょう。

・駐車場有

住所:京都市左京区下鴨泉川町59

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