満足稲荷神社・豊臣秀吉がご利益に満足したお稲荷様

満足稲荷本殿

 

満足稲荷は豊臣秀吉が創建した神社。地元では”満足さん”と呼ばれています。

満足稲荷なんて変わった名前ですよね。豊臣秀吉が先勝祈願を祈ったところ、ご利益があったそうです。そこで満足した秀吉が自分の住んでいた伏見城の敷地内に稲荷神社を作ったのが始まりだとされています。当時は大きなお城の守護神として神社を作ることがありました。満足稲荷の名は、秀吉が「余は満足じゃ」と言ったところから付いたといわれています。

現在の満足稲荷は伏見城のあった場所からはかなり離れています。江戸時代になって4代将軍・徳川綱吉の命令で今の場所に移されたようです。

現在ではお稲荷様は商売繁盛や豊作イメージが強いですよね。でも戦国時代や江戸時代にはお稲荷様は様々な願いをかなえてくれる神様として人気があったようです。秀吉の母はお稲荷様の熱心な信者だったといいます。秀吉も稲荷信仰を受け継いでいたのでしょうね。

そんなご利益のありそうな満足稲荷に行ってきました。

 

目次

満足稲荷(まんぞくいなり)

京阪三条駅を下車して三条通りを東(川の反対側)に歩くと東山三条の交差点に出ます。角にマクドナルドや銀行が建っているのでわかりやすいです。マクドナルドの交差点を北へ向かって歩くと満足稲荷がありました。東山通りは神社仏閣の多い地域です。現在では商店も多く現代的な街の風景が続きます。道を歩いてると突然緑に囲まれた場所が町の中に出現しました。この緑に囲まれた場所が満足稲荷です。

境内に入ると町の喧騒が嘘のような静かな雰囲気が漂います。境内はあまり広くありません。他の神社とは違うお稲荷様独特の雰囲気がします。

満足稲荷境内

 

狛犬ではなくてお狐さんがお出迎え。
向かって左に鎮座するのは稲穂を加えた狐。

稲穂を加えた狐

普通、左にいるのは口を閉じた像ですよね。お稲荷様は五穀豊穣の神様だからお米のみのった稲を加えているんですね。

右の狐は口を開いた姿。阿吽の”阿”の像になります。

口の開いた狐の像

人によっては怖いと感じる人もいるようですが、僕は笑ってる姿に見えました。

まずは本殿にお参りです。

満足稲荷本殿

 

ご祭神は稲荷大明神・倉稲魂命(うがのみたまのみこと)です。こじんまりした境内ですが立派な本殿です。ご利益ありそう。

緑に囲まれた朱塗りの本殿が鮮やかです。こんな緑豊かな空間が街の中にあるとは思えませんね。

満足稲荷本殿

 

拝殿にハートマークを発見。

拝殿の猪の目

いや、ハートだと騒ぐ年齢じゃないんですが。近頃、ハートマークを気にする人が多いようなので紹介します。

ちなみにハート型の模様は「猪の目(いのめ)」といいます。神社仏閣には多いデザインですね。魔よけの意味があります。古代の人は獣の目には霊力があると信じていました。だからありがたい模様なんですね。

 

さすると悪いところが治る岩神さん

 

他にも境内にはご利益スポットがあります。

motinoki

 

鳥居が建てられてるもちの木。この神社の御神木です。樹齢400年といわれる大きなもちの木です。もちの木は金運の木といわれ、縁起がいいです。

木の根元には岩神様があります。

岩神様

 

「岩をさすり、頭をなでると頭がよくなり。痛いところ悪いところをさすると治る」という言い伝えがあります。

 

満足稲荷は駅からも歩いて10分弱で到着します。平安神宮や京都熊野神社にも近いです。鴨川の東側でご利益巡りをするなら訪れてみたい場所ですね。

 

満足稲荷のアクセス

満足稲荷に行くのは電車が便利です。

電車
京阪電鉄 京都線・三条駅より徒歩約8分。

 

住所 京都府京都市左京区東大路仁王門下ル東門前町527-1

[map addr=”京都府京都市左京区東大路仁王門下ル東門前町527-1″]

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次