京都の春祭り(洛南・伏見)

稲荷祭

4~6月は京都・伏見はお祭りの季節です
はなやかなおみこしが地域を巡ります。

お祭りというと秋のイメージが強いですよね。
でも京都では春もお祭りがあるのです。
気候のよいゴールデンウイーク期間中は、
集中してお祭りが行われます。

このページでは、
京都市伏見のお祭りを紹介します。

 

目次

京都伏見の春祭り

 

5月にお祭りが行われる伏見にある神社。
伏見稲荷、藤森神社、金札宮、羽束師神社を順に紹介します。

 

伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)

稲荷祭・5基のみこしが市内を巡幸

 

稲荷祭

 

・4月17日(日)。稲荷祭・神幸祭(しんこうさい)
毎年4月20日直近の日曜日です。
5月まで続く稲荷祭のスタート。
お稲荷様のご利益を氏子区域に広めるために、
神様を乗せたおみこしが区域を巡ります。

おみこし出発 15:00

5基のお神輿が、神社を出発。
区域を巡った後、
京都駅の南にある西九条のお旅所に納められます。
(お旅所=お祭りのときにおみこしが立ち寄る場所)

・4月24日(日)
神幸祭の一週間後の日曜日。
区内巡幸 13:00~18:00ごろ
お旅所を出発した5基のおみこしが
氏子区域を巡ります。

 

・5月3日(祝・火)稲荷祭・還幸祭(かんこうさい)
稲荷際を締めくくるお祭りです。

5基のお神輿は車に乗せられてお旅所を出発。
大宮九条を西へ向かい東寺に立ち寄ります。
2時間かけて各地域を回り、
稲荷大社に入ります。

お旅所出発 14:00~
みこし到着 16:00ごろ~

場所
京都市伏見区深草薮之内町68番地

公式サイトはこちら
伏見稲荷大社

 

 

藤森神社(ふじのもりじんじゃ)

勇ましい武者行列と1200年の伝統 駆け馬神事

 

5月1日から5日間行われる藤森祭。
そのハイライトが5日の神幸祭。

4基のおみこしは藤森神社を出たあと、
途中で伏見稲荷に立ち寄りながら、
氏子区域を巡ります。

藤森神社のおみこしがなぜ伏見稲荷に立ち寄るのかというと。
藤森神社に祀られている神様は昔は深草藤尾という場所にあって、
藤尾大神と呼ばれていました。
室町時代に足利将軍の命令で稲荷山頂にあった稲荷社が
ふもとの深草に降りてきました。
そのため深草にあった藤尾大神は藤森に移転して藤森神社になりました。
だから伏見稲荷周辺には藤森神社の氏子さんが住んでるんですね。

ちなみに藤森にはすでに真旗寸神社がありました。
藤尾大神が引っ越してきたので、
真旗寸神社は鳥羽に移転しました。
城南宮(真旗寸神社)の始まりが神功皇后の旗を治めたのが始まり。とされるのに。
旗を納めたとされる旗塚が藤森神社の境内にあるのはそのためなんですね。

おみこしは18:00ごろに神社に戻ってきます。

武者行列も氏子区域を巡ります。

昼間には駆馬神事も行われます。
走る馬の上で、逆立ちなどの技を披露する伝統行事です。
1日2回行われます。

 

・藤森神幸祭日時

5月5日(木)
9:00  おみこし出発
13:00 駆馬神事
15:00 駆馬神事
18:00 みこし宮入

 

場所
京都市伏見区深草鳥居崎町609番地

公式サイトはこちら
藤森神社

藤森神社紹介記事
勝運と学問の神 藤森神社

 

金札宮(きんさつぐう)

50年ぶりに復活した神輿行列・おんな神輿もある

 

金札宮祭

 

・金札宮春期神幸祭

2010年、50年ぶりにおみこしが復活しました。
まだ知名度は低いですが、
地元の方達のが盛り上げようと年々賑やかになっています。
2013年からはおんな神輿も参加。
2基の神輿は400名近い担ぎ手によって、
丹波橋通りから大手筋通りの間を巡ります。

日時
 5月15日(日)
 9:00   出発祭    
 9:50~  みこし出発  
 17:20ごろ みこし宮入り 

場所
京都市伏見区鷹匠町8番地

 

公式サイトはこちら
金札宮・春季例大祭のおしらせ

金札宮 紹介記事
秘かな金運スポット?金札宮

 

 

羽束師神社(はづかしじんじゃ)

70年ぶりに復活したみこしが子供太鼓に送られ出発

羽束師祭り

・羽束師神社還幸祭

伏見区羽束師の氏神として古い歴史を誇る羽束師神社

3基のみこしが氏子区域を巡ります。
大人みこしが1基、子供みこしが2基あります。
そのうち2基は江戸時代に作られたもの。
みこし担ぎは戦後途絶えていました。
2000年代に入り70年ぶりに復活しました。
みこしの出発前には子供太鼓の演奏があります。
あまり知られていませんが、地元では熱気あふれるお祭りです。

日時
5月8日(日)
5月の第2日曜に行ってます。

9:30   みこし巡行
17:00ごろ みこし宮入り

場所:京都市伏見区羽束師志水町219-1

羽束師神社紹介記事
羽束師神社(1)むすびの神を祀る歴史のある神社

 

京都のお祭りというと
祇園祭・葵祭り・時代などの洛中のものが注目されます。
雅な洛中のお祭りも魅力がありますが。
活気のある洛南・伏見のお祭りも楽しいですよ。
おとずれてみてはいかかでしょうか。

 

 

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